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妄’さん のコメント

孤独のグルメというドラマのサウンドトラックは作曲者の久住昌之さんの意向で、著作権フリーでした。その久住さんもジャスラックにお金がいかないようにという考えではなく、ライブでの演奏の印税が振り込まれるのが面倒だったからと言っていました。(2円とか20円とか細かい額が入金されるので嫌だったそうです)
それだったら著作権フリーにして演者の手間も無くした方が、もっと多くの人に聴いてもらえるだろうと。さらに“作曲者に一本連絡してもらえれば”音源を映像や演劇、宣伝などにも使っていいという対応をしていました。実際「あいまいみー」というアニメで孤独のグルメのサントラの音源が使われていたのを見ました(笑)
サウンドトラックという性質上、カラオケには入らないので、今回の問題とはちょっと違うかもしれませんが、ライブでの演奏権を守るということを考えてる面では似てると思います。せっかく盛り上がってるシーンが、こういった問題で縮小してしまうのはもったいないと僕も思います。私の所属する大学の軽音部も無料の校内ライブでボカロ曲を演奏したりするので、他人事じゃないと思ってコメントしました。

あと自分で音楽著作権の管理をしている平沢進さんの話も参考になるかもしれません。カラオケにも入ってますし。僕はあんまり著作権には詳しくないですし、ほとんど他人の話なので、ご存知だったらすいません。あと長文&駄文ですいません。
No.45
138ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
今日はちょっと難しめかもしれない話です。(難しさ度:B) 音楽を作った方には「音楽著作権」という権利がありますが、JASRACでのこの「音楽著作権」を11の権利にさらに分けて管理しています。この「さらに分けた権利」を「支分権」と呼びますが、この「支分権」の1つに「演奏権」という権利があります。 「演奏権」というのは「その楽曲を演奏することに対して、楽曲を作った方が持っている権利」で、簡単に言うと「その楽曲を唄ったり、演奏したりする場合には、権利者に許諾を取る必要がる」ということです。(もちろん、個人的な趣味で演奏する場合、つまり、お風呂で鼻歌を唄ったりする場合には、許諾なんて必要ないですよ) この「演奏権」がJASRACにて管理されている楽曲の場合(ちょっと専門的には「演奏権がJASRACに信託されている」と言います)、JASRACに申請し、演奏方法に応じたお金を払えば、その楽曲を公の場で演奏してもよいことになります。 で、ここからが問題。 この「演奏権使用」には、「その曲をライブで演奏する」という場合も、「カラオケでその歌を唄う」という場合も含まれます。 ※カラオけでその歌を唄う場合のJASRACへの申請やお金の支払いは、カラオケ店舗が行っていますので、当然ですが、カラオケ店舗で唄う皆さんが、JASRACにお金を支払う必要はありません。 ここでボカロPさんとしては 、「カラオケで使われたことに対するお金はもらいたい」けど「ライブで演奏された場合は、特にお金をもらわなくてよいよ」 という人が多いようです。 もしくは「超大物アーティストが東京ドームで自分の曲を唄う場合はお金をもらいたいけど、仲間内で行うようなライブでお金をもらうのは忍びない」という考えの方もいるようです。 実際に、仲間内で行うライブで自分の楽曲を使われたとしても、そのバンド→JASRAC→音楽出版社→ボカロPという流れで入ってくる使用料は微々たるものですし、バントがやらなければならない申請の「手間」は結構めんどくさいですし・・・・。 ここで 浜町音楽ギルドからJASRACさまへの提案 ですが、 「演奏権」とひとくくりにしないで、「カラオケにおける演奏権」と「その他一般的な演奏権」とで分けて信託することを検討いただけないでしょうか? そうすれば、「カラオケにおける演奏権」だけをJASRACに信託し、「その他一般的な演奏権」は自己管理する、という形にすれば、「カラオケ演奏の印税はもらえ、かつ、ライブでの楽曲使用は自由にできる」ということが実現できるのです。 ※厳密に言えば、演奏権以外にも「通信カラオケ」の権利をJASRACに信託する必要があります。 どうでしょう? 文責:浜町音楽ギルド にへどん Twitterもよろしく。 https://twitter.com/nihedon_21