オーディオアンプの製作でよく使われるLM386の動画を作成しました。
動画で見づらい回路図をニコニコ静画にアップしました。
○ニコニ広告ありがとうございます > んせ さん、Jackel02さん
【回路の補足】
○基本回路
・C1は10μFが多いですが、4.7μFの場合もあります。
・R1は22~100Ω、C2,C3は100~470μFを使用します。
・C4は入れることを強く推奨します。
・C5は100~470μFが多いです。
○特殊な使い方(1)
・C1は切り換えたときの動作を開始する時間を決めるコンデンサです。1~4.7μFで使用します。
・R1と100μFはLM386の利得を大きくする回路です。以下のページを参考にしています。
LM386で74dBを得る方法 ー JF1OZL局のホームページ
(2019.05.01現在、アクセスできなくなりました)
・R2はLM386の5番ピンからの出力インピーダンスを上がることにより音声のピーク時の消費電流が抑えられるとともに、消費電流が減ることにより動作も安定するようです。抵抗が入ることによりスピーカーの出力が落ちますが4.7~10Ωあたりだと出力低下の影響は少ないようです。
○特殊な使い方(2)
・LM386は2または3番ピンの入力に応じて出力電圧が0.6~(電源電圧ー0.6)Vに変化します。出力を送信機の終段トランジスタの電源に接続することにより、AM変調をかけることができます(Pocket6AMで採用しています)。R1とC2は変調度を高めるための回路です。R1でLM386の最低出力電圧の0.6V分を下げ、音声信号はそのまま通します。終段に加わる電圧が下がるので出力は下がりますが、変調は深くなります。
(参考リンク、文献等)
・LM386で74dBを得る方法 ー JF1OZL局のホームページ
・FCZ 寺子屋シリーズ #067 50MHz AM ポケトラ 回路図
・アイテック電子研究所 TRX-501回路図他
JR8DAG/M.kanno