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窪寺博士のダイオウイカ研究記-その2
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窪寺博士のダイオウイカ研究記-その2

2018-04-07 12:41
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    [本号の目次]
    1.マッコウクジラの食い残し
    2.マッコウクジラの贈り物
    3.日本海島根県の中腕型雌標本
    4.本当の Architeuthis japonica の雄標本

    マッコウクジラの食い残し

     なんとか特別展にダイオウイカの標本を展示することはできたが、入手した二個体のダイオウイカは、腕が外套膜より短く筋肉質の短腕型と腕が外套膜よりやや長く筋肉の緩い長腕型の二型に分けられた。後者は箕作・池田博士が報告してPeffer博士が命名した Architeuthis japnica に同定されるが、前者は種内変異あるいは新種かもしれない。日本近海のダイオウイカの正体は謎が深まるばかりであった。そんな折、小笠原ホエールウォッチング協会の森恭一博士から1枚の写真と冷凍小包が送られてきた。写真は、ダイバーの高橋智子さんが撮影したもので、マッコウクジラが口から細長いロープのようなものを曳きずっているショットであった。高橋さんはその後、口から離れたロープのようなものを回収して、冷凍して森さんに託したのである。解凍して調べたところ、このロープのようなものは付いていた吸盤の配列などの形質から、ダイオウイカの触腕と同定されたのである。マッコウクジラが深海でダイオウイカを襲ったときに、抵抗して巻き付いた長い触腕がちぎれたのであろう。

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    1996/09/11:26°42.5 N,142°29.5 E 撮影:高橋智子

     
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