孫子の兵法書から学ぶこと
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孫子の兵法書から学ぶこと

2019-10-27 09:29

     最近は「孫子の兵法書」に目を通すことが多い。孫子の兵法書は2500年ぐらい前の春秋戦国時代の中国で孫武(孫子)によって編纂された13篇の書物である。最近は文庫本サイズで全文(書き下し文)と解説を掲載している書籍もあるので、機会があったら一度読んでみてはいかがだろうか。
     孫子の兵法書は文字通り兵法書、つまり戦について書かれた書物である。「風林火山」や「敵を知り己を知れば百戦して危うからず」という言葉を一度は聞いたことがあると思うが、これらの言葉も孫子の兵法書から来ている。また、戦い方について書かれたものではあるが、2500年経った現代の社会にも当てはまりそうな部分が多い、つまり応用力が高いのも特徴である。

     例えば「兵は拙速を聞くも、いまだ巧の久しきを睹ざるなり」という一文がある。孫子の兵法書における「兵」は戦争のことである。先の文は「短期決戦で成功する例はよく聞くが、長期戦に持ち込んで成功した例は見たことがない」という意味である。戦は時間がかかればかかるほど費用はかさむし兵力の消耗も激しくなる、つまり国はだんだん疲弊する。疲れ果てた状態で勝利を収めることなど到底できない、ということである。創作活動に当てはめるとさしずめ「何か作ろうと思い立ったらすぐに制作に取り掛かれば完成する。じっくり考えてから取り掛かろうとすると完成する前に疲れてしまう。」といったところだろうか。

    「百戦百勝は善の善なるものにあらず。戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり」という一文は、「百戦して百勝するのは最善の戦い方ではない。最善なのは戦わないで相手を降伏させることだ」という意味だ。戦う前に相手の国力や兵力、戦略や政情を徹底的に調べ上げ、相手を屈服させるよう手を尽くせ、ということである(もちろん自分の国のそれらも考慮した上で)。「準備八割」という言葉があるがそれ以上の「準備十割」といった感じだろうか。
     現代に当てはめると「ライバルがいっぱいいる既存の分野でライバルを倒しまくってトップになるよりも、ライバルがいない分野を調べ上げ、新規開拓して乗り込んだほうが良い」といったところだろうか。ただ応用例を挙げてはみたが応用が間違っているかもしれない。ライバルを屈服させるというよりは、相手の虚を突く、つまり思いもしないところを攻めるといった感じだし。


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