the HIATUS Bend the Lens Tour 2017 初日 仙台
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the HIATUS Bend the Lens Tour 2017 初日 仙台

2017-11-13 01:55
    バンドの大抵のツアーは新譜を引っ提げての全国ツアーが多いんだけど、今回はHIATUSとしては非常に珍しいリリースのない時期でのツアーの初日がなんと仙台でしかも日曜日というなんとも俺得な日程だったので、チケットも無事取れて参戦してきた。今日も長町の仙台PITということで、親友と昼飲み後、物販に並ぶ。お目当ての黒ジップアップパーカーと、バンドT、そしてなんと、前回のHANDS OF GRAVITYツアーの時金欠で買えなかった断熱タンブラーが奇跡的に売っていて買うことができて嬉しい。残念ながらラババンが広島公演からの販売ということで、新しいやつが買えなかったんだけど、SAIで買えると思うので、我慢我慢。例によって開演まで長町駅のカフェで時間潰し。細美さんのバンドが仙台PITの場合は、物販→休憩→開演という感じで時間を使うといい感じ。日曜日ということも相まって1450人の地方にしては大箱なのに満員。さすがです。

    今回はツアーの初日ということで、完全にネタバレになるため、これから参戦される方は閲覧注意して下さい。ただ、セトリは若干漏れ、順番違いがあると思われます。

    カッコいいSEから5人登場。さてさて、一曲目は何かなあとワクワク。聴きなれないイントロだなあと思ったら、なんと「堕天」からスタート。いきなりレア曲かよ!あんまり披露されない曲だから嬉しい。同じく1stから「The Flare」。この曲の大サビ前の曲をゆっくりやるところが最高にカッコいい。2ndから「My Own Worst Enemy」。この曲もあんまり披露されないからいい感じ。5thから「Clone」。前回のツアーでは演出的にPVを映写しながらだったんだけど、今日は照明が入り、それもまたいい。一葉さんのピアノが美しい。そしてライブの鉄板曲「Storm Racers」。HIATUSの曲の中で一番好きな曲で、ダイバーが続出する1stの爆発力を感じさせる痛快な曲だ。続けて2ndから「Monkeys」。この2曲の繋ぎの流れが最高にカッコいい。フェスでもこの並びのセトリが多い気がする。

    MCで、細美さんにとって生まれて初めてリリースのない時期でのツアーなんだ(正確にはエルレ時代に一度名もなきツアーというものがあったのだが…)、こんなに楽しいならもっと前からやっておけば良かったという話に、お客全員が頷く。バンドは必ずリリースをしなければツアーをしちゃいけないなんてことはなく、リリース以外のタイミングでツアーをやっているバンドは沢山いる。そんな中、HIATUSはメンバーのスケジュール調整の問題もあるんだろうけど、基本的にフェス以外はツアーはリリース時と決まっていたため、今回秋ツアーの実現となったわけなんだが、リリース時は軸はその新譜からが多いため、セトリが当然偏る傾向にあるんだけど、たまにはあの曲も聴きたい!というファンの声に応える形となったのだ。

    4thから「Thirst」。ハンドマイクの絶唱が美しい。同じく「Unhurt」の流れも好き。一葉さんの超絶技巧が見物の「Bonfire」は細美さん以外の4人の超一流の演奏が引き立つ。1stEPから「Antibiotic」。この曲もかなりレア。ドラムの変則的な叩き方と、ピアノが絡まって、当時は衝撃を受けたものだが、こうやって久しぶりにライブで聴くと、こういう曲を挟むのもいいものだなあとしみじみ。

    ここから細美さんがアコギに持ち替えたので、当然3rdの曲たちへ。「Deerhounds」。HIATUSはアルバムによって曲調が変わる傾向があるため、アコギ=3rdの印象が強い。「The Tower and The Snake」もレア曲だろう。アコギの流れから、3rdEP「Horse Riding」。細美さんの作る曲には結構動物とか天体の言葉が出てくる。続けて4thの「Something Ever After」へ。この曲はまだリリースされる前に福島アウトラインに弾き語りで来てくれた時、まだ未完成だけどと演ってくれた曲で思い出深い。

    MCで、ラジオ番組でリクエスト曲を募ったところ、見事にばらけたらしいんだが(The BrainwasherとかDoomというリクエストもあったんだとか!)、見事1位(それでも20票くらいだったんだとか)に輝いた曲ということで、なんと「Little Odyssey」。ピアノとボーカルのみという当時はとても衝撃的だった曲だ。まさにこのツアーならではの選曲。続けてまたレア曲「Shimmer」。この曲も割と人気曲だと思うんだけど、なかなか聴けないんだよなあ。5thから「Let Me Fall」(もっと前だったかも?)、ドラムからの入りが印象的な絶対的アンセム「Insomnia」は、音源だと弦が入るんだけど、5人のロックな演奏でもやっぱりいい!「Lone Train Running」の段々と盛り上がっていく感じが最高にカッコいい。やっぱりラストに近づくと必ず演奏される「紺碧の夜に」は、HIATUSの中でもとても大切な曲なんだろうなあ。

    今回のツアーに向けて歌詞を読み返していたら、暗い・抽象的な表現が多いなあと感じたそうで、でも、そういう表現ができるのがエイタスであって、それが好きなやつが集まってんだろうという一幕にみんな納得。ラストは5thの締めの「Sunburn」だった。今年も夏フェスで日焼けしたよなあと振り返られる曲だ。

    割と早目にアンコールで2曲。5thから「Radio」と、締めはこの曲なんですと「Silver Birch」で大団円。最高のツアー初日になったという一声に、会場の誰もが同意したことだろう。HIATUSはだいたい2時間に収まるライブが多い。19:00~が多いから、遠征組にはありがたいです。

    今回のライブを観て、HIATUSのライブをもっと観たい・レア曲を聴きたいという欲求が満たされて、本当に良かった。ELLEGARDENがイケイケで絶頂時にいきなりロッキンで活動休止の巻頭特集が組まれ、衝撃が走ったのを思い出す。なんでなんだ、この後メンバーはどうなってしまうのか…と不安ばかりだった中、一番時間がかかって再始動したのは細美さんだった。2009年にHIATUSとしてシーンに躍り出た時の衝撃も忘れられない。細美さんがこんな曲をやるんだ!ということに、最初は戸惑い、離れていったファンも多いだろう。しかし、HIATUSが出てきて邦ロックの流れが完全に変わったのは今でも鮮明に記憶している。絶頂から活動休止という困難にぶつかってから、HIATUSの物語が始まる感じが、2010年に病気で大好きだった福祉の仕事が続けられなくなって、仕事を辞めて実家に帰った自分に重なる部分が大きくて、どうしても贔屓目で見てしまう。0から積み重ねていくことの大変さを身に染みて感じた自分は、細美さんの生き様が本当に自分のことの様に感じてしまい、HIATUSが自分にとって特別なバンドなんだと再確認させられるライブだった。自由なセトリが、無限大の可能性を秘めていて、こういうコンセプトのツアー(バックホーンのマニアックヘブンやpillowsのアルバム再現ライブなどのように)をもっとやってほしいなあと願うばかりだ。2015年からMONOEYESも始まり、ただでさえ多忙なメンバーのスケジュール調整をしてライブを決めているバンドだけに、これからも観れる機会が限られていることを思うと、今回のツアー初日を拝めたことは本当に良かった。このツアー後に昨年に引き続きジャズ箱ライブも決まっており、残念ながら行けないけど大人なアレンジの彼らも恒例行事になっていくと思われて、一生のうち一度は遠征してみたいものだ。今年はアラバキ、ツアー、そしてSAIとなんと3回も拝めるという、本当にいい年になった。世界一カッコいい、1番大好きなバンド、HIATUS、最高の一日でした、いつもありがとう!!


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