勝つための要素は技術以外の割合も高い
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勝つための要素は技術以外の割合も高い

2019-09-08 00:37
    下の図は第32期竜王戦挑戦者決定三番勝負第三局
    の中盤の山場の局面です。
    先手は豊島将之名人、後手は木村一基九段です。


    先手の豊島名人が4六にいた角を9一に香車を取りながら馬を作った局面で、
    後手の木村九段の手番ととなっています。

    ここで、木村九段は持ち駒の角を8七に打ちました。(下図)



    今までの木村九段なら、思い浮かんでも指す事はまず無い手だと思います。
    中継ブログをリアルタイムで筆者は見ていたのですが、この指し手を見た時は、
    正直この対局は多分木村先生負けちゃうのではと思ってしまいました。

    プロのトップ棋士ですら、過ちを犯すのは人間ですから当然だとは言えますが、
    この種の指し手を見ると、やはり将棋は心理的な要素も大きく影響するゲームだなと
    思わされます。

    龍が作れるとはいえ、持ち駒の角を相手にあげてしまう順なので、
    (8七角以下、7七金、6九角成、同飛、8八飛成と進行)
    少なくとも優勢の側は一目避ける手順だと思います。

    それまでは脅威の粘りで豊島名人に逆転勝ちしてきた木村先生でしたが。。

    色々と考えさせられる一局でした。

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