先日、蓄光物質の授業をしました!
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皆さん、こんにちは。レイユールです!

おおむね一月ごとに行っている「怪人リアル授業」。
先月、9月27日は、題して「暗闇で光る蓄光物質を作ってみよう!」ということで、暗いところで光る物質の話でした。

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受講された皆様、ありがとうございます。
これからも板橋区立教育科学館にて授業をしますので、初めての方もリピートの方も、大歓迎でお待ちしております。

さて、今回はそんな「蓄光物質」の授業について、補講がてら振り返りをしていきましょう。

◆◇◆蓄光物質とは◆◇◆



そもそも、光を溜められる「蓄光物質」とはなんなのでしょうか。

蛍光や発光とは違い、一度受けた光を蓄えて、徐々に放出するというこの物質、今回はその作り方と、原理について見ていきましょう。
夜光塗料や時計の文字板によく使われる蓄光物質ですが、原理まで理解できている人は、なかなか少ないのではないかと思います。

蓄光物質としては、硫化亜鉛を主体とするものや、アルミン酸ストロンチウムなどを主体とする、いわゆる無機化合物から成るものがほとんどです。

現在は有機化合物を用いた蓄光物質も研究されていますが、通常、私たちが目にするものはまだほとんどが無機系。
これらの化合物は、光を受けるとそのエネルギーを蓄え、ゆっくりと再放出します。

そのため、明るい場所から暗い場所に移動すると発光するのです。
これは、蛍光や化学発光とは少し違う原理で発生しています。

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