みなさん、コミュニケーションは得意ですか?
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こんにちは、倫獄です。
一年ほど前に公開されたこの動画を覚えていますでしょうか。


ここでは、哲学者ポール・グライスが考案した、会話の公理についてご紹介しました。
今回はその応用編として、推意(implicature)についてお話します。

日常会話の中で「言外の意味」を私たちがどのようにやり取りしているのか、具体例を交えながら見ていきましょう。

◆◇◆1. 会話は信頼で成り立っている◆◇◆



グライスは、私たちが会話をするとき、

無意識のうちに「相手は協力的であるはずだ」という大前提を共有している

と考えました。
これを彼は、協調の原理(Cooperative Principle)と呼びます。

この原理を支えているのが、4つの「会話の公理(格率)」です。

・量の公理 :必要なだけの情報を、過不足なく与える
・質の公理 :自分が真だと信じることだけを言う
・関係の公理:会話の目的に関連することを話す
・様態の公理:わかりやすく、曖昧さを避ける

動画では、道具箱の中のハサミの例えで説明しましたね。

円滑な会話を成立させるには、「お互いがこのルールを守っている」という信頼が必要なのです。

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