“コード”という音楽用語は一体なんや!?
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“コード”という音楽用語は一体なんや!?

2013-07-20 10:23
  • 8
不定期なので書きたいことを書き終わるまで書き続けます。

作曲経験のある方はお馴染みだと思われます、コードという用語。
今回の記事はこの話題でいきましょう。


コードもしくは和音と呼ばれるモノは音の重なりです。
もっと言えば、三つの音が重なったコードの基本形をトライアドもしくは三和音と言います。
トライアド、まんま三つという意味ですね。
実際はここにもう一つ音を足してセブンスコードと呼ばれたり、
テンションコードと呼ばれたりします。

ドとミとソの三つならC(シー)ですね。
レとファとラならDm(ディーマイナー)ですね。
ドとレとミならComit5add9(シーオミットファイブアドナイン)かな?
もしくはComit5/D(シーオミットファイブオンディー)とかかな?

どんな組み合わせだろうと名前ぐらいは無理やり付けられます。
ドレミの例は完全に無理やりです。
コードと呼べない可能性がありますが、コードと無理やり解釈したらこうなるでしょう。

ということは、ですよ。
コードはかなりの数があるということになります。
もう滅茶苦茶あります。
信じられないほどです。
ド(C)から始まるコードだけで14個以上あります。
音程というモノは12音程ありますので、
単純に考えても14*12ですよ。
実際はもっともっとあります。

これだからコードなんて面倒なんだっ!

と思われてしまっても仕方ないコードという存在。
作曲する上での第一関門が『作曲環境を整える』ことだとしたら、
第二関門は間違いなく『コードの使い方を覚える』という点だと思います。

じゃあ使い方とはなんぞや!?

そう、使い方です。
どのメロディーの時にはどのコードを鳴らすべきなのか。
どうすれば美しいハーモニーを奏でられるのか。
いかにすればビビッとくるコード進行が出来上がるのか。
ぶっちゃけ、どうやれば格好良いのか。

当方のブログで頻繁に出てくるあの言葉の出番です。

作曲、それは
“カッコ良ければ”
イイんです!

もうこれに逃げている印象すら与えてしまうかもしれませんが、
僕はこれが音楽の真理だと思っています。

ドというメロディーが鳴っている時に
使っちゃいけないコードなんてありません!


ドに限りません。
どんなメロディーだろうと、どんなコード使っても問題はありません。

一緒に鳴らしてみれば分かります。
ドというメロディーの時にC(ドミソ)を鳴らしたらどうなりますか。
安定安定アンド安定です。
誰が聴いてもスッキリ間違いないです。
これが気持ち悪く聞こえる人はなかなかいないですね。

ではドが鳴っている時にDm(レファラ)を鳴らしたらどうですか?
今度はたちまちオシャレ感満載です。
イイ雰囲気のバーでピアニストがチャランとピアノを弾いてるような響きに僕は感じます。
でも、音楽用語的な意味では“不協和音”と呼ばれます。
「これが不協和音だって、バカじゃねーの?」なんて言いたいですね。

ではドが鳴っている時にComit5add9(ドレミorレドミ)ならどうでしょうか。
今実際聴いてみましたが、悪くは無いですね。
曲の合間にチラッと聴こえてきたらニヤリとしちゃうかもしれません。
ちなみに、これも不協和音に当てはまります。
まぁこれは納得できるかな?

ではドが鳴っている時にBdim7(シレファ(ラ#))だったらどうですか。
これまたエロイ響きですね。
嫌な人はイヤかも知れませんが、好きな人は好きな感じ。
まさに下ネタ的アトモスフィアを感じます。
これも不協和音です。

では思い切ってドが鳴っている時にC#dim((ド#)ミソ)とか鳴らしちゃいますか?
これはこれは、またまた好き嫌いの分かれる響き。
「許せないっ!」て人もいれば、「こういうのもアリやん?」という響きです。
勿論、不協和音です。

もう何が不協和音で何が協和音なのか。

不協和音≒気持ち悪いということが分かりました。
協和音=気持ち良いということも分かりました。

これらの例からも分かるとおり、
絶対に鳴らしてはいけないなんてコードはありません。
理論上の話をすれば、短9度だけが絶対にアウトだと言われています。
例えば、ドとド#を一緒に鳴らすとかですね。
確かに単体で聴くと物凄く気持ち悪いです。

でも、これがサラッと流れるように格好良く入っていれば大アリなんですよね。
カッコ良ければ全て良しなんですよ、結局。


では!

コードの鳴る順番に制限はあるんかいな!?

という問題です。
Cというコードの後に来ると格好良いコードはなんでしょうか。
Cの次の次に来ると格好良いコードはなんでしょうか。
次の次の次は。

例えば、Cの次にDmときて次にCとしましょう。
C(ドミソ) > Dm(レファラ) > C(ドミソ)の順番ですね。
これはアリっぽく聴こえますね。

では次です。
C > Cadd9(ドミソレ) > Cだったらどうでしょうか。
まぁアリアリですよ。
アリアリアリアリアリ、アリーヴェデルチ(さよならだ)ですよ。
好き嫌い分かれるところだと思いますが、
ダメだとは思いません。

じゃあ、
C > Bdim(シレファ) > Cはどうですか。
さっきより素敵やん?
これは結構好きな人いそうですね。

では次に、
C > C#dim((ド#)ミソ) > Cといきましょう。
これもまた良いですねぇ。
素敵なコード進行ですよ。
どこも間違っていると思えません。

最後に、
C > F#m((ファ#)ラ(ド#)) > Cといきますか。
なんということでしょう。
ちょっと不気味なニュアンスを感じられます。
でも、これも人によりけりでして、
格好良いと思う人もいるはずです。
僕も嫌いじゃありません。

ここまでやればお気づきかと思いますが、
これまた制限なんてありません。
格好良ければ全て良し!

ぐっちゃぐっちゃにコードを弾いた結果ならどうですかね。
音楽理論を全く知らない状態で、
コードだけ何も考えずに弾いた場合です。

実はこれ、人によって全然聴こえ方が変わります。
ただの雑音、不協和音の連続で不快だと感じる人もいれば、
その不規則な不協和音の中にキラリと光る協和音や、
偶然に繰り広げられるドミナントモーションや偽終止にドキッと萌える人もいるはずです。
(ドミナントモーションとか偽終止ってのは、気持ちよく聞こえる進行の名前です)

なんで人によって違うのでしょうか?
それは、聴く側が勝手に補完するからです。

「これはこれでアリやん」という気持ちが全てをアリにしてしまいます。
逆に言えば、
「Gの次はCに進行しないと滅茶苦茶気持ち悪い」という意識を持てば、
めっちゃくっちゃ気持ち悪く聴こえます。
いつまで経ってもG>Cの流れが来なくて消化不良、不完全燃焼です。

もはや趣味の領域です。

自動車が一番の趣味で、自動車情報雑誌とか毎週買う人だっています。
「ジャニーズファンで誰々君大好きっ!」っていう人もいます。
AKBヲタで押しメンはこの子ですっていう人もいます。
コ○コーラよりペ○シコーラ派ですって人も勿論いますね。
もう十人十色好きなものは人それぞれです。

コード進行も全く一緒です。
好きな人と嫌いな人と無関心な人、三種類に分けられます。
どういうコード進行で作曲しようが、
嫌いな人は嫌いだし、好きな人は好きなんです。
無関心な人はコードよりリズムに注目してるかもしれません。


またまたぁ、万人ウケするコード進行だってあるじゃん?
というのもごもっともな話です。

もったいぶってないで誰にも好かれるコード進行言えよ!
と思われるのも分かっております。

誰にも愛される事柄といえば食事や睡眠やアレです。
三大欲求ですよ。
万人ウケどころか、嫌いな人はなかなかいないでしょう。
コードにもそういう進行はあります。

王道進行とか、カノン進行でググッてみましょう。
イチロクニーゴーなんてのもありますね。
もう専用の名前だって付いちゃってます。
コード進行の勉強をしたらまず覚える進行です。

でもちょっと待ってください。

『ラーメン屋で塩ラーメンを頼んだら塩ラーメンが出てきた!』
至極当たり前のラーメン屋です。

ですが、これを面白く話すことが出来る人は、
世の中に一体何人いるでしょうか。

『J-popを聴いたらサビのコード進行で王道進行が使われていた!』
これも本当によくある話。

ですが、これを面白く聴かせることが出来る人は、
果たして何人の編曲家さんなのでしょうか。

もう王道進行やカノン進行は珍しくありません。
ラーメン屋の例えと全く同じノリで見かける進行です。
お腹が空いたからご飯を食べる。
眠いから寝る。
ムラムラしたから云々。
こうした日常レベルで万人に受け入れられる反面、
日常レベルの音源として印象にも残らず聞き流される可能性が出てきます。

王道進行などを使いこなせるのは、
マジでプロの編曲家さんだけです。
王道進行を使ってなお、更にありとあらゆる手段を駆使した結果の名曲です。

王道進行を使えば万人ウケするのではなく、
王道進行がベストだと選択する戦略があるからこそ、万人ウケするといえます。
僕みたいなズブのド素人が付け焼刃の王道進行を使ったところで、
王道進行に振り回されて結果も残せず終わります。
生兵法は大怪我のもと、という言葉もありますからね。

結局ベストなコード進行なんてなかったんや!

正解なんてありません!
自分を信じてコードを選ぶしかありません!
『ラーメン屋で塩ラーメンを頼んだらあんかけチャーハン出てきた!』
『J-popだと思って聴いてたらサビが転t……モードチェンジしだした!』
というように、
面白要素、ビックリ要素というものを加えてあげるのもまた一つの戦術です。
勿論、コードは王道チックな進行で貫き通してメロディーや歌詞で勝負するのも戦術です。
ニコニコ動画に限って言えば、
ドシンプルなボカロ曲を作ってPVをMMDにするのも戦術ですよ。

格好良ければ全て良しです。

というわけで、
いつも通りの結論を残してしまいました。
格好良ければ良いんです。
スッキリしないですかね?
でも、人によっては吹っ切れると思いますよ。
少なくとも、僕は勉強していくうちに吹っ切れました。

では、このへんで記事を終えるとしましょう。
良い作曲ライフを!
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基本的なコード進行なんて17世紀までに出尽くしている、でも素人にはわかりっこないしオケをかえれば十分だろ。
40ヶ月前
×
Cはなんとなくドに聞こえます。Fはラに聞こえます。一番高い音が代表に
思えます。あとは雰囲気で組み合わせが決まるような気がしますが、
高度なのは雰囲気の方で、とりあえずに旋律に「?に聞こえる」を
引いておけば無難なコードのつけ方にならないでしょうか。
36ヶ月前
×
>>2
 『メロディーがドなのでCを使う』という理由に『Cがドに聞こえるから』というのは確かに感覚やセンスとして正しいと思いますが、Goropapaさんの「?に聞こえる」コードでコードを進行していくと恐らく強進行や弱進行、ドミナントモーション、ツーファイブ、ドッペルドミナントなどなどコードが進行する際に使われる技法、代理コードの後に代理元のコードに進行してはならないといったルールなどから外れることもあると思いますので、そういった技法やルールを例え知っていても知らなくても、普段からポピュラー音楽に慣れ親しんでいる人たちからしてみれば、技法やルールから外れたコード進行は無難には聞こえないと思いますね。あくまで無難にコード進行を付けたいということでしたら、上に述べた強・弱進行やドミナントモーションといったコード進行の方法、代理コード、ディミニッシュコード、セブンスコード、といった3コード以外のコードの使い方、テンションノートやアウトスケールのようなコード外の音の使い方を調べてみてはどうでしょうか?
 本文にもある通り、本人がカッコ良いと思うのと万人受けするのとでは別問題です。大多数は無難なコード進行であるのが『当たり前』で、メロディーとコードの間で発生した不協和は『気持ち悪い』と思っていますので、無難なコードの付け方は技法やルールになぞって作るべきでしょうね。
36ヶ月前
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>>3
おお!そうですね。実際にやってみるとスムーズには受け取れないコード進行になります。
ゆっくりの曲ならなんとなく、「星 に 願 い を ー」、ジャラン! ぐらいならですが
テンポよく進行する曲は気持ち悪いです。
36ヶ月前
×
創作のために音楽を調べ、コードが云々〜で心が折れかけていたのですがそんなのバカらしくなりましたw
絵と同じで下手かろうが上手かろうが自分の作りたいビビッとクるモン作れば良いんですね!
お陰で吹っ切れました、ありがとうございますw
35ヶ月前
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>>5
この記事はある意味「拡大解釈だ」と言われても仕方がないかもしれませんが、
ジャズという音楽ジャンルの登場により
「ありとあらゆる音楽を理論として体系づけた結果、大抵の音は(ジャズ)理論上正しい」ということになっちゃいます。
将来的にはやっぱりいずれ理論武装したいなと思う日がきいけさんにも来ると思いますが、
その時までにたくさん曲を作っておいて、後から自分の音楽を理論づけて分解するのも楽しいかもしれません。
(そちらの方がモチベーションも高く保てるかもw)
お互い頑張りましょう!

35ヶ月前
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コードとか一切知らないとCって何?ってなるし>>1が言ったみたいに素人にはわからんやろ
27ヶ月前
×
>>7
素人相手に聴かせるのだから
コードは適当で十分という言い方はネガティブな表現になりますが、
裏を返せば、コードより歌詞やメロディーを聴かれている場合が
圧倒的に多い以上はそれらに力を入れるべきであるという表現でもって
コード進行を捉えることが出来ます
コード進行は歌詞やメロディーの世界観をもう一歩広げられる手段であって
曲のメインに据えられる要素ではないとは一般論として僕も思いますが、
でもコード進行考えるの楽しいんだよなぁ
27ヶ月前
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