第546号「エレクトーン雑話②」
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第546号「エレクトーン雑話②」

2019-09-19 22:37
    初回が思った以上に閲覧数が多く…ご覧下さりありがとうございました。エレクトーンにまつわるちょっとしたお話…エレ雑話のエピソードをご紹介するこのコーナー。今回も少しだけ、ご紹介しましょう。どんなお話が出てくるかな…?

    ●「エレクトーンのお姉さん」のお話
     世間ではEL型のエレクトーンが主流となっていた中学時代。その頃我が家ではまだC-100が現役でしたが、既に現役と呼ぶには限界が来ておりました。現行機種のパンフレットを見ると、黒光りするELシリーズの機種がずらりと並ぶ写真が掲載されています。その写真を見る度に、親に「このエレクトーンを買って」とせがんでいました。親もそこまでいうなら…半年後についにエレクトーンEL-57を買ってくれることに大歓喜。早速父親と共に楽器店に行くこととなりました。

     「いらっしゃいませ。」と迎えてくれたのは、髪が長く、制服をシュッとキメた店員さんです。その姿は笑顔がとても美しく"エレクトーンのお姉さん"でした。「お手頃のエレクトーンを探しているのですが」と尋ねると、「それでしたら、こちらのEL-57がオススメですよ」と、展示コーナーのセンターに飾ってあったエレクトーンを紹介され、最後にニコリと笑みを投げかけてくれました。

     そのお姉さんは、デモ演奏の他、FD再生もしてくれていつしか心もわくわくする気持ちになっていました。エレクトーンのお姉さんは何でも知ってるんだ。だって…お姉さんだもん。契約を済ますと、後日エレクトーンを納入し、なんとお姉さんも自宅に訪問してくれるという。「なんでも聞いてね♪」確かそういった言葉を聞いた気がします。

     納入日当日エレクトーンを設置し終え、お姉さんが操作等いろいろ教えてくれました。「このFDも使って、豪華に演奏ができるのよ。対応楽譜も今後どんどん出るからね♪」とまさに夢の時間を過ごすことが出来たのは今でも覚えております。それからというもの、月エレという存在も知り、毎月楽器店に購入するのが楽しみになっていました。

     ようやくEL-57に慣れてきた半年後のことです。買ってきたばかりの月エレを開き、今月号はどんな特集が出ているかな?とページをめくると、衝撃が走ったのです。「遂に新機種!!徹底解剖"EL-500/700"今春新発売!!」の見出しが。全身硬直し、目は見開く。それ以降、あれだけ笑顔を振りまいていた"エレクトーンのお姉さん"はそれから一度も見ることがありませんでした☆

    ●"古い鍵盤"のお話
     エレクトーンの新時代。家にある"古い鍵盤"を見る度に思い出します。ELS-01からELS-01Cに変身するべく、カスタムへの工事をすることとなりました。契約時に、「工事の技術者がご自宅にお伺いします」との説明を受け、工事日当日に早速訪問して下さいました。

     以前にも何度か訪問して頂いている方だったので、馴染みもあり、普段聞けないエレクトーン基盤について教えて頂きながら作業を進めていました。そして、メインである鍵盤の交換の過程に入りました。それまでのスタンダードの鍵盤から、ホリゾンタルタッチの効く「FSV鍵盤」に交換します。

     交換後、この技術屋さんは「このスタンダード鍵盤はもう使わないから、どうされますか?」と質問されました。聞くと、所有権は僕にあるので、引き続き所有するか、持ち帰ってもらい廃棄するか選択できるそうです。こんな機会滅多にないので、「せっかくなのでその上下鍵盤ください」と応えました。しかし、技術屋さんは「そうですか…珍しいですね。皆さん『使わないので廃棄してください』と言われるのですが…わかりました。置いておきますね。」と一言。「捨てるなんて鍵盤がかわいそう…見た目もキレイだし、勿体ないですよ」と自慢げに応えました。技術屋さんの顔は「持って帰るのに…」という難しい表情をかすかにしながら、帰られました。

     カスタムの弾き心地はやはり心地よく、ホリゾンタルタッチも効くし、調子も上々ですが…カスタムばかりに集中しており、あのことはすっかり忘れていました。いつしか、クローゼットの奥の方に追いやられ、偶然見た瞬間…粗大ゴミの日いつだっけ☆

     
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