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  • 「Jun`s Collection~麻枝 准の今日のオススメ!~」第7回 何かを始めたい人のための『ネムルバカ』

    2020-08-14 20:00会員無料2
     みなさん、こんにちは。坂上秋成です。
     関東は梅雨も明け、『AIR』とか『Summer Pockets』をプレイしたい季節になってきました。どうでもいい話ですが、僕の部屋のエアコン、連続で2時間ほど冷房を稼働させると水漏れを起こす仕様になってきました。なのでつけたり切ったりを繰り返しながら、それなりの猛暑の中で日々原稿を書いていたりします。
     そうすると、暑かったり寒かったりを繰り返す状況になって、結構な勢いでやる気も減退していくんですが、今回はまさに“やる気”が湧いてくる1冊のマンガを紹介したいと思います。
     ――石黒正数の、『ネムルバカ』

    †††

     麻枝さんは『ネムルバカ』を「石黒正数作品で1番好き」とまで評しています。
     石黒正数については知らずとも、代表作の名前を聞いたことがあるという人は多いんじゃないでしょうか。石黒さんは、奇妙な性格と怪しい行動を特徴とする女子高生・嵐山歩鳥を主人公とした『それでも町は廻っている』の作者です。同作は歩鳥のにぎやかな日常を描きつつ、ミステリやSF要素を混ぜ、時には読み手をしんみりとさせる話を取り入れた傑作として大ヒットしました。
     他にも石黒さんは『外天楼』、『響子と父さん』、講談社のアフタヌーンで連載中の『天国大魔境』といった代表作を持っています。日常系作品からミステリ、SF、ホラーまでなんでもござれと言った感じで、非常に幅広い作品を描いている作家だと言えるでしょう。
     とりわけ『外天楼』はまぎれもない快作で、外天楼という建物に集まる人々を中心に、場所も時間も異なる群像劇が展開されるミステリ仕立ての漫画ですが、最終的にはそれらがすべて恐ろしい結末へと収束していく。その手つきの鮮やかさは、おどろおどろしい内容であるにもかかわらず、はあーとため息をついてしまうような感動をもたらすものです。
     
  • 「Soul Searching Journey」第4回 麻枝 准×民安ともえ対談 “声”が生み出す世界――あるいは『リトルバスターズ』の軌跡

    2020-08-14 20:00会員無料3
    聞き手・構成:坂上秋成
     麻枝 准対談企画、「Soul Searching Journey」第4回をお届けする。
     これまでシナリオライターの久弥直樹、原画家の樋上いたる、作曲家の折戸伸治と、それぞれのジャンルに特化し、麻枝 准と縁深い人たちとの対談・個別インタビューを行ってきた。
     今回の対談相手である声優・民安ともえも、その流れの中にいる人物だ。

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     ビジュアルノベルとは単一の要素で作られるものではなく、シナリオやイラストや音楽といった様々な要素の絡み合いによって成立しているものだ。
     そして当然、そこでは声優の“声”という要素もまた重要な役割を担っている。民安ともえは2007年にKeyが発売したPCゲーム『リトルバスターズ!』において、主人公とメインヒロインを含む4名のキャラクターに声をあてている。
     その声、その演技の有無によって、作品のイメージが大きく変わっただろうことは想像に難くない。
     では『リトルバスターズ!』を制作するにあたり、企画・シナリオを務めた麻枝 准と民安ともえはどのような関係を築き、どのように仕事をしていたのか。
     声優という仕事の本質にまで踏み込むような対談を、是非一読していただきたい。

     
  • 「Histoire of June~麻枝 准作品の軌跡~」 第4回 『AIR』――母と娘、そして“継承”の物語

    2020-08-07 20:00会員無料4
    著者:坂上秋成

     みなさん、こんにちは。坂上秋成です。
     7月下旬にこの原稿を書いているのですが、どうやら関東地方の梅雨明けは8月にずれこむらしく、じめじめとしたこの季節が苦手な僕としては悩みどころです。原稿が公開される頃には毎日青空が広がっているといいのですが。

     そんな感じで夏です。
     夏と言えば『AIR』です。

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     Keyの第2作として2000年9月に発売された『AIR』は、PC版の売り上げだけで10万本を超える大ヒット作となり、その後も東映アニメーションや京都アニメーションによるアニメ化を経て、2020年現在も色あせることなく人々の記憶に残り続ける名作となりました。