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聞き手・構成:北出 栞、坂上秋成
麻枝 准対談企画、「Soul Searching Journey」第8回をお届けする。この鼎談では、前回に引き続きゲストにMANYO氏・どんまる氏を迎え、「麻枝 准の音楽」が形作られていくプロセスに迫っていく。
前編では、作曲の麻枝氏、アレンジャーのMANYO氏、制作の進行を担当するどんまる氏の三者が揃い、現在に至る制作体制が確立されるまでの過程を伺った。後編では、いよいよ『神様になった日』の楽曲制作について紐解いていく。
シナリオだけでなく音楽面にも見られる、「麻枝 准の原点回帰」とはいったい何なのか。三者三様の解釈により、その答えが浮かび上がっていく様は必見だ。
記事の後半では挿入歌や具体的な演出についての言及もあるので、アニメ本編の視聴タイミングと相談の上、熟読していただければ幸いである。
■『神様になった日』の劇伴音楽
――後編では、いよいよ『神様になった日』(以下、『神様』)の楽曲についてお訊きしていきたいと思います。まず、MANYOさんは『Heaven Burns Red』(以下、『ヘブバン』)のプロジェクトにも参加されているわけですが、どういった流れで今回の参加が決まったのでしょうか。
麻枝 最初に『ヘブバン』の方でMANYOさんに仕事を依頼し、その流れで『神様』の方もお願いできないかなという話をどんまる君ともしていたんです。けど、『ヘブバン』の方が延期を重ねたことで、制作期間がかぶる形になってしまったので、『神様』に関してはもう依頼できないんじゃないかと思っていました。
MANYO 当初はスケジュール的に甘く見ていたというか、まあいけるだろうと『神様』の仕事も受けることにしたんですが、麻枝さんが妙に焦っていたんですよ。それで「アニメの作業は来年でしょう、まだ全然大丈夫じゃないですか」と言っていたら、「実はプレスコなので、音素材はもうちょっと早めに揃えておいてほしい」という話が出始めたんです。
どんまる でも結果的には、作業のタイミングは明確に分かれましたよね。『神様』の脚本が完成して劇伴打ち合わせをやって、実際に制作をスタートしたのは『ヘブバン』の作業が一旦落ち着いていたタイミングだったんです。なので、基本的には想定した通りのスケジュールで進められました。
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神様になった日特設サイト〜麻枝准研究所〜
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最終更新日:2021-01-15 20:00
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