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その10
CLANNAD開発時代に自分を支えてくれたもうひとつのバンド、ART-SCHOOL回です。
梅田のタワーレコード、邦楽コーナーの店内で流れていた曲たちが、心にぶっ刺さりました。それは『DIVA』という四曲入りの2ndシングルでした。ボーカリスト木下理樹の当時のあの薄いガラスのような、すぐにも割れてしまいそうな繊細さと危うさを持った声質は唯一無二でした。その『DIVA』収録の「メルトダウン」が、今でも一番好きです。イントロから胸に迫ってきます。繊細なAメロから、いきなり切り裂くギターと共に咆吼混じりのサビ。ジャンルとしてはオルタナティブロックなのでしょうが、当時洋楽をあまり聴いていなかった自分からすると、こんな強烈な音を鳴らすバンドの存在は衝撃的でした。
3rdミニアルバム『シャーロット.e.p』を聴いて、永遠に追っかけようと決めました。ご存じの通り、Charlotteのタイトルは、このアルバム収録の「シャーロット」を由来にしています。このアルバムにはさらに二番目に好きな「プール」、三番目に好きな「I hate myself」も収録されている恐ろしいe.p.です。この頃の木下理樹の歌唱は、喉から血を迸らせながら歌っているのではないか?と思わせるほど、鬼気迫るものばかりです。歌詞もすべて破滅的であり、劣等感に塗れ、美しいです。
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最終更新日:2021-03-05 20:16
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