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聞き手・構成:坂上秋成
麻枝 准対談企画「Soul Searching Journey」第10回をお届けする。
今回は『Angel Beats!』『Charlotte』『神様になった日』を生み出し、『true tears』『凪のあすから』『SHIROBAKO』などの代表作を持つアニメ制作会社P.A.WORKSより社長の堀川憲司氏と辻充仁氏を招き、麻枝氏と共に鼎談を行ってもらった。加えて、プロデューサーとして麻枝と共に作品をつくってきたアニプレックスの鳥羽洋典氏にも参加いただいている。
堀川と辻は麻枝とアニメを制作する上でどのようなことを考えてきたのか。
アニメ制作者として、どのような未来を見据えているのか。
『神様になった日』の最終回放送から間もない今、それぞれの形で制作に関わってきた人たちの熱い言葉が交わされる。
――初めに、P.A.WORKS(以下、PA)がどういった会社なのかという点について、あらためて質問させてください。まず、堀川さんと辻さんがこれまでどういったお仕事をされてきたのか、聞かせていただけるでしょうか。
堀川
僕がアニメ業界に入ったのは1990年なんですが、そこからタツノコプロやProduction IG(以下、IG)を経て、2000年に故郷の富山へ戻ってPAを立ち上げたというのがざっくりとした流れです。僕の妻がひとりっ子だったのでいずれは家を継がないといけないという事情があったんですが、どうしてもアニメの仕事をやりたかったので、一度東京に出て、10年ほど関わってから戻ってきたという感じです。
(注:堀川さんは3人兄弟です)
――新しく会社を作るにあたって、金銭的なことなども含めて大変に感じる部分はなかったんでしょうか。
堀川
細かいことを何も考えずに立ち上げたからこそ、自分のやり方は成立したんだと思っています。最初は会社も少人数だったので、単に個人個人が頑張っていればよかったんです。ただ、人数が50人規模になると、その人たちの生活を背負いながら会社を維持しなければいけないという責任が発生してくる。「こういう会社にしなければならない」という組織作りが大変になってきたのはその辺りからですし、今もまだ途中にいると思っています。
――最初に会社を作った時の名義が越中動画本舗で、その後でPAに名前を変更していますよね。こちらは何か理由があったんでしょうか。
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神様になった日特設サイト〜麻枝准研究所〜
更新頻度:
不定期
最終更新日:2021-03-31 12:00
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「20年前のエロゲの様な話が現代に合っていなかった」に関して、一視聴者としてポイントはそこじゃないのでは?と思いました。
むしろ新海誠の天気の子はゼロ年代エロゲだ!って騒がれてましたし、現代でも通用する物だと思います。
感動って、美少女キャラの造形の流行りみたいな数年で変わるものではなく、10年20年で大きく変わったりする様な物ではないと個人的に思います。
麻枝准さんがAIRやCLANNADで描いた親子や家族なんか、その最たる様な普遍的な物だと思っています。
お客さんの趣向や時代の変化がある事も考慮してと言われましたが、名作って時代の流れで左右されてしまう様な要素に焦点を合わせて作る物では無いと思いたいです。
(全部が全部普遍的な物で構成するべきだという意味では無く、やはり時代に合わせないといけない部分はあると思いますが、根幹の部分は普遍的な物であるべきなのでは、という内容の主張です……)
素人が偉そうに言ってしまい、申し訳ございません。
むしろ新海誠の天気の子はゼロ年代エロゲだ!って騒がれてましたし、現代でも通用する物だと思います。
感動って、美少女キャラの造形の流行りみたいな数年で変わるものではなく、10年20年で大きく変わったりする様な物ではないと個人的に思います。
麻枝准さんがAIRやCLANNADで描いた親子や家族なんか、その最たる様な普遍的な物だと思っています。
お客さんの趣向や時代の変化がある事も考慮してと言われましたが、名作って時代の流れで左右されてしまう様な要素に焦点を合わせて作る物では無いと思いたいです。
(全部が全部普遍的な物で構成するべきだという意味では無く、やはり時代に合わせないといけない部分はあると思いますが、根幹の部分は普遍的な物であるべきなのでは、という内容の主張です……)
素人が偉そうに言ってしまい、申し訳ございません。