• このエントリーをはてなブックマークに追加

チャンネルと同時入会でプレミアムが初月無料!(0円)

記事 1件
  • 「Soul Searching Journey」第10回 麻枝 准×堀川憲司×辻充仁 「アニメーション制作者たちの矜持」

    2021-02-26 20:00  
    聞き手・構成:坂上秋成
     麻枝 准対談企画「Soul Searching Journey」第10回をお届けする。
     今回は『Angel Beats!』『Charlotte』『神様になった日』を生み出し、『true tears』『凪のあすから』『SHIROBAKO』などの代表作を持つアニメ制作会社P.A.WORKSより社長の堀川憲司氏と辻充仁氏を招き、麻枝氏と共に鼎談を行ってもらった。加えて、プロデューサーとして麻枝と共に作品をつくってきたアニプレックスの鳥羽洋典氏にも参加いただいている。
     堀川と辻は麻枝とアニメを制作する上でどのようなことを考えてきたのか。
     アニメ制作者として、どのような未来を見据えているのか。
    『神様になった日』の最終回放送から間もない今、それぞれの形で制作に関わってきた人たちの熱い言葉が交わされる。

    ――初めに、P.A.WORKS(以下、PA)がどういった会社なのかという点について、あらためて質問させてください。まず、堀川さんと辻さんがこれまでどういったお仕事をされてきたのか、聞かせていただけるでしょうか。
    堀川
     僕がアニメ業界に入ったのは1990年なんですが、そこからタツノコプロやProduction IG(以下、IG)を経て、2000年に故郷の富山へ戻ってPAを立ち上げたというのがざっくりとした流れです。僕の妻がひとりっ子だったのでいずれは家を継がないといけないという事情があったんですが、どうしてもアニメの仕事をやりたかったので、一度東京に出て、10年ほど関わってから戻ってきたという感じです。
    (注:堀川さんは3人兄弟です)
    ――新しく会社を作るにあたって、金銭的なことなども含めて大変に感じる部分はなかったんでしょうか。
    堀川
     細かいことを何も考えずに立ち上げたからこそ、自分のやり方は成立したんだと思っています。最初は会社も少人数だったので、単に個人個人が頑張っていればよかったんです。ただ、人数が50人規模になると、その人たちの生活を背負いながら会社を維持しなければいけないという責任が発生してくる。「こういう会社にしなければならない」という組織作りが大変になってきたのはその辺りからですし、今もまだ途中にいると思っています。
    ――最初に会社を作った時の名義が越中動画本舗で、その後でPAに名前を変更していますよね。こちらは何か理由があったんでしょうか。