関西弁コトノハの裏日記【2日目】
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関西弁コトノハの裏日記【2日目】

2020-09-20 21:00
    「赤鬼と青鬼と」の原文と少し

    今から語る 物語は
    絵本のような 夢の世界で起きた フィクションの物語かもしれないし
    日記のような この世界で起きた ノンフィクションの物語かもしれない
    この物語は そんな真か偽りかの間を彷徨う 鬼たちの物語


    昔昔あるところに、赤鬼と青鬼がいました。
    赤鬼と青鬼は…いや少し言いにくいね。今後は赤と青と呼ぶようにしよう。
    赤と青は愛情を受けながら、スクスクと育っていきました。
    普通の家族のように、そう、普通に幸せに…
    しかしある時、赤と青は普通の家族ならごく普通に、ごく当たり前のように持っているはずの大切なものをうしなってしまいました。
    青は泣き崩れてしまいました。
    そんな青を見た赤は「自分がそのうしなったものの代わりになろう。青が悲しまないように頼れる、強い存在でいよう。」と決心しました。
    しかし、それが赤と青の何かが壊れる始まりだったのです。

    赤は青の前では泣かず、頼れる存在であろうとしました。
    どんな時でも笑顔を絶やさず、青を励まし、青のために尽くしました。
    青の前ではというのは決して青の目の前だけというわけではありませんでした。
    青が関係するもの全ての人の前で同じように振る舞いました。
    どこかで弱い部分を出せばそこから自分が演じているのが青にバレてしまう、それだけは避けねばならないとどんな場面でも毅然とした態度でいようとしました。
    そのかいあってか、学校などでの赤の評判は良いものでした。
    その評判は学級委員長や部活の副部長、そして生徒会役員に推薦されるほどのものです。
    赤はそれを拒まず、全て引き受けました。
    その方が、青の前で強く頼れる自分を演じられると考えていたから…
    しかし、赤は本来そんな性格でもなく、強くもなかった。
    その青の前では弱音を吐けず、強くあらねばならないという誓約が徐々に赤の心をむしばんでいきました。

    赤は青がおらず、1人になれる場所にいると、泣いていました。いや、涙が流れていました。
    口を開けつつも、声を殺し、涙をただひたすらに流していました。
    青がいる前では辛いことがあっても涙は一切流れませんでしたが、一人になるとやはり流れていきます。
    赤はその涙は大切なものをうしなったから流れているものだと思っていました。

    ある時、その涙が止まりました。
    赤は嬉しく思いました。なぜならもう無理をせずとも演じていた自分になったと考えたからです。
    自分は表も裏もない、そう、演じずとも青の理想とする人物になれたのだと思いました。
    演じる辛さから解放され、演じていた自分が自然な自分になったのだと思っていました。
    しかし、それは違ったのです。
    涙が止まった真の理由は、赤の中の、心の奥にある、器が壊れてしまったからだったのです。





    これは4か月前ぐらいから用意していたもの。
    極力難しい言葉を使わないようにした。
    本来なら作曲したBGMをバックで流す予定だったが雰囲気がどん底になってしまったので急遽BGM無しにした。(まぁBGM無しでもどん底だが)


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