1991年 国際サイクルロードレース
東京大会の男子は、イタリアのナルディーロ選手が、ベルギーのベアス選手をゴールスプリントで抑え優勝。このナルディーロ選手は当時ジュニアで9勝をあげている18歳の新鋭だったそうです。
1991年 国際サイクルロードレース
女子は、鈴木裕美子選手がスプリントに持ち込みましたが、オランダのタッペル選手が優勝し、鈴木選手は2位。ただし国際サイクルロードレースにおいて女子の成績としては過去最高の快挙でした。
ナルディーロ選手(一般的にはダニエーレ・ナルデッロと表記されることが多い)は、後に世界最強軍団のマペイに加入(1994年~)し、1998年のツール・ド・フランスでステージ優勝を飾るとともに、個人総合でも8位に食い込んだ世界最高レベルの選手のひとり。
上記に記載されているように、当時若干18歳で国際サイクルロードレース東京大会を簡単に制しており(タイプ的には上りを得意とするオールラウンダーであり、決してど平坦の東京大会を得意としているわけではないのに……)、やはりワールドクラスの選手というのは素材が違うことを教えられるリザルトといえます。
今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。
国内でも有数の歴史を誇る、TOJをみなさんに楽しんでいただければと思い、写真と共に振り返ります。