1995年 国際サイクルロードレース

 '95年は宇都宮も加えた6大会になりました。
 実は'90年の世界選手権と'92年の第一回ジャパンカップの間の'91年にも国際サイクルロードレースの枠組みとして宇都宮大会も計画されたことがありましたが、諸事情あり国際サイクルロードレースとしては開かれなかったため、国際サイクルロードレースとしては初の開催になりました。

 他にも富士大会は、富士スピードウェイで行うのは昨年と同じですが、国際サイクルロードレースとしては初の個人タイムトライアルが行われています。


1995年 国際サイクルロードレース

1995年 国際サイクルロードレース

 宇都宮大会の結果は、男子優勝者はスイスのオスカル・カーメンツィント選手、女子優勝者はアメリカのエリザベス・エメリー選手でした。


1995年 国際サイクルロードレース
■栗村コメント
 ツアー・オブ・ジャパン開催の前年となる1995年は非常にレベルの高い大会となりました。後に世界チャンピオンとなるカメンツィント選手擁するスイスナショナルチームを中心とした欧州勢のほか、大門監督のもと欧州遠征を続ける強力な日本ナショナルチームの選手たちも帰国して活躍。後に世界最強チームのマペイに加入することになる阿部良之選手の姿もみえます。
■「NEXT TOJ 〜TOJ歴史を振るかえる〜」とは……
今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。
国内でも有数の歴史を誇る、TOJをみなさんに楽しんでいただければと思い、写真と共に振り返ります。