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2009年 ツアー・オブ・ジャパン 南信州ステージ
序盤、数人の選手がアタックをかけては捕まるという展開でしたが、4周目に飛び出したジャック・ボブリッジ選手(チームAIS)とマティア・クバシナ選手(アミーカチップス・クナウフ)がアタック成功。一時、後続集団との差を5分まで広げます。
2人は最終周回まで逃げ続けましたが、後続集団よりドミトリー・フォフォノフ選手(カザフスタンナショナルチーム)、セルヒオ・パルディーヤ選手(カルミオーロ・Aスタイル)が2人に合流し、後続から差を保ちながら最期はゴールスプリント。スプリント勝負を制したのは逃げ続けたボブリッジ選手でした。
フィニッシュ後、ボブリッジ選手は「4周目に集団から2人で飛び出した後、『お互い一緒に戦おう』と言葉を交わし協力して走った。最終周回では追いつかれて4人になったけれど、その後は下りだけだったので回復できた。」とコメントしています。
ちなみに伊豆ステージでもこの2人は協力して逃げています。
高い独走力をみせて優勝を飾ったジャック・ボブリッジ選手。
2009年大会はリー・ハワード選手とジャック・ボブリッジ選手の二人で7ステージ中、5ステージを制する活躍をみせましたね。
ジャック・ボブリッジ選手は、この年の秋にスイスのメンドリッシオで開催された世界選手権のU23個人タイムトライアルで優勝を飾り見事アルカンシェルを手に入れることになります。
2016年は1月にオーストラリア選手権を制して2度目のナショナルチャンピオンジャージを手に入れたものの、リウマチによる疼痛が強くなったため同年11月に引退を表明しました。
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2009年 ツアー・オブ・ジャパン 南信州ステージ
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2009年 ツアー・オブ・ジャパン 南信州ステージ
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2009年 ツアー・オブ・ジャパン 南信州ステージ
今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。
国内でも有数の歴史を誇る、TOJをみなさんに楽しんでいただければと思い、写真と共に振り返ります。