2013年 ツアー・オブ・ジャパン 堺ステージ
2周目に福島晋一選手(チームNIPPO・デ ローザ)を含む6人の先頭集団が形成されます。
メイン集団は有力チームがペースを保ち続け、中盤にはグリーンジャージを着用しているパク・ソンビャク(KSPO)選手らは後方集団に後退しました。
残り1周、単独で逃げているクリスティアーノ・モングッジ選手(ヴィーニ ファンティーニ・セッレ イタリア)を9人の追走が追う展開に。エールパオロ・デ ネグリ選手(ヴィーニ ファンティーニ・セッレ イタリア)、ジュリアン・デービット・アレドンド選手(チームNIPPO・デ ローザ)、フォルッナート・バリアーニ選手(チームNIPPO・デ ローザ)が追いつき、2対2の争いになります。
最終的にはモングッジ選手が脱落し、不利な状況でのスプリント勝負に入ったデ ネグリ選手が制してステージ優勝。総合はアレドンド選手が1位、バリアーニ選手が2位になりました。
NIPPO勢は前年のステージ3勝に比べるとこの年はステージ優勝ゼロとなりましたが、それでも南信州ステージでみせた力と戦術はさすがといった感じでした。
レース序盤からジャブの様にアタックを繰り返し、集団を徐々に疲弊させた後に効果的なアタックで集団を完全に粉砕したのです。
例年総合が決まる富士山ステージではオーストラリアのディボール選手が優勝を飾ったものの、南信州ステージで大きなタイム差を奪っていたので、前年に引き続きバリアーニ選手が総合でも王手をかけました。
2013年 ツアー・オブ・ジャパン 堺ステージ
2013年 ツアー・オブ・ジャパン 堺ステージ
2013年 ツアー・オブ・ジャパン 南信州ステージ
このステージはエールパオロ・デ ネグリ選手(ヴィーニ ファンティーニ・セッレ イタリア)が1位、フォルッナート・バリアーニ選手(チームNIPPO・デ ローザ)が2位、ジュリアン・デービット・アレドンド選手(チームNIPPO・デ ローザ)が3位という成績でした。
今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。
国内でも有数の歴史を誇る、TOJをみなさんに楽しんでいただければと思い、写真と共に振り返ります。