• 夫婦別姓?不妊?旧姓のままでいたかった私が、夫の姓に救われた話

    2019-07-21 17:27

    ※この記事は不妊治療についての個人の感想を含みます。
    不妊の原因はホルモンや卵管や子宮のポリープなど多岐にわたり、また男性が原因を持っているケースも半数近くに及びます。
    原因が不明であることがほとんどです。
    私のケースは、妊娠や受精ができた状況から、卵管狭窄起因が濃厚です。
    原因やケースにより、観点や感じ方は全く異なります。


    「樫尾さん」



    呼ぶ声がして、振り向いた。誰もいない。

    気のせいだった。けれど、家に向かう足が進まない。季節はもうすぐ夏で、蒸し暑いのに、胸のあたりに寒さを感じる。そういえば、潜入勤務をする半年前まではよくあった症状だ。久しぶりの胸のあたりの冷え性が、こんな時に始まったみたいだ。


    もう一度、耳をすます。


    「辞めないで。新しい案件の体制づくりも、樫尾さんにお願いしたいんだ。一緒に…」


    振り向いた先を遠く見つめた。

    あの席に戻ることはない。この道を戻ることもない。明日からは、また一人だ。

    握った拳を胸にあてた。なぜか、あの場所で勤務をしている間は悩まされなかった胸の奥の冷え性の正体がわかって、私は思わず笑ってしまった。


    「なんだ、これ、ただの寂しさか。」

    ―『出版せよ!全てを無駄にしない魔法 電子出版 今から一時間0円でAmazon KDP出版するノウハウ2014』
    https://www.amazon.co.jp/dp/B00HSIU430



    皆さんお待たせしました。

    美 人 鬼 女 復 活 !!!

    不妊、妊娠、出産。

    可愛い娘の召喚に大 成 功 !!!







    冒頭の一文は、出版せよ!という0円でAmazonセルフ電子出版した本に書いた一節です。


    「樫尾さん」として仕事に矜持を持ってやってきたことが少しは伝わればいいのですが。


    姓はどうする?私と夫の結婚


    私と夫が出会ったのは、1998年。まだ私は女子高生でした。


    それから私は東京農業大学の短期大学部環境緑地学科に3年通わせてもらって、就職活動をするでもなく、某大手ゲームハードメーカーのコールセンターで働きながら、WEB制作の技術を独学で学びました


    それから、中小ベンチャー企業内で、ナムコナンジャタウン、まぐろ市場、近年幕を閉じた牛丼らんぷ亭さんなどのページ制作を行いました。


    派遣社員でした。


    転職して、少なくとも2年後には技術も経験もアップするので、1、2年でもっと条件の良い派遣先に行きたい。


    と言っても最高時給は2200円まででしたが、クライアントとの間に派遣会社がいるので大事に扱ってくれるし、融通が利くし、派遣勤務形態に感謝していました。


    その間、個人事業主としての起業もしました。


    さて私がそうやって、「樫尾さん」「樫尾さん」と呼ばれてキャリアを積んでいるうちに、夫となる彼は何をしていたでしょうか。


    彼は不労働所得者だった


    現夫は、大学をドロップアウトした後、私のように、自分の姓を積み上げたりはしていませんでした。


    ギャンブラーになっていたのです


    さて、話は飛んでいよいよ結婚しなさいと両家の親に迫られた時、彼は流石にサラリーマンに転身していました。


    でも入社1年目、というか彼の姓「高田さん」として社会で働きだしてようやく1年目でした。



    「樫尾さん」としてずっと信頼を積み上げてきた私。


    積み上げてない彼。



    どうして私が姓を変えなきゃいけないんだ


    すごく葛藤しました。


    私職業人、夫元ギャンブラー、そんなんなら、私の姓にしとけば?


    そう思いますよね。


    もし、ギャンブラーとか言って収入が私より低ければ、樫尾姓一択だった。


    でも…


    残念なのか残念じゃないのか、夫のギャンブラーとしての収入は私を上回っていたのです。


    8桁出した年もあったし、彼の実家にお金も入れていた。


    そして外で働くけれど肉体的にも精神的にもまだまだ未熟で繊細な私は躓くこともあり、そんな時は彼の財力に助けられていたのです。


    新社会人を始めていた夫はまだ収入も私より下がっていましたが、「過去に収入面で助けられた」ことは、私が完全に強気に出ることを妨げました。


    「どちらの姓にするか」私にとってその判断材料は、収入面もありましたし他にもありました。


    • 収入
    • 社会的貢献度
    • 生家の事情
    今思えば、「社会的貢献度」つまり納税額に重点を置いておけば良かったです。


    しかしそれでも、特に重量があったのが最後の「生家の事情」です。

    まず、夫は一人息子でした。


    そしてその家のお義父さん、お義母さんは私達にとてもとても良くしてくれます。

    お義父さんは凄腕営業マンで、温かい心で人々の心を掌握し、人格者としても仕事人としても私の尊敬する人です。


    お義父さんは末っ子で、家を継がずに東京に出てきた人です。だから、「続く御家が…」という要素は加味されません。


    「お家」という計り知れぬ理由なしに、私はお義父さんとお義母さんを幸せにしたかった


    お義父さんとお義母さんは、いつも一歩引いて私達の意思を優先しようとします。


    例えば私が、自分の姓を続けたいことを力説したら、きっと良く聞いてくれるでしょう。


    でもだから?


    結婚、家庭というものはイメージというもので構成されている面があります。

    お義父さんお義母さんは、一人息子に、どんなイメージを、どんな夢を持っていた?


    一人息子の姓を私の姓にしてしまうことを頭で理解してくれたとしても、それは長年のイメージや夢を置いてけぼりにしてしまわないか。それは寂しさを感じさせることじゃないか。


    一方で女の子だけをもった樫尾父母。昔に、姓を継ぐとかは諦めがついていただろう。超絶可愛い娘二人に恵まれた幸福と引き換えに。



    お義父さん、お義母さんの、ささやかな夢。



    そのイメージを壊して、元は取れるだろうか?

    その分を与えられるだろうか?



    もっと私が強ければ良かった。

    もっと仕事を拡大できて会社を大きくしていたなら。


    そういった状況ならば意味があったかもしれないけど、今の私の姓にしてしまって、何の意味があるのだろう。



    その時派遣先だったシンクタンクの室長は女性で、「姓が変わっても現場では前のままで何も問題ないよ」という助言を爽やかに下さった。

    ホワイト大企業内で色々なパターンを見ている女性からの助言は心強かった。


    でも正直、正直


    夫婦別姓で良いやん!!!


    夫婦別姓選択させてや!!もうすぐできるんちゃうんか


    そう思っていました。



    そんな思いを抱えながら、私という樫尾えりは、書面から消えたのです。そのことは、樫尾えりがこの世から消えたようにも感じました。





    名義変更は面倒ですが、ぼちぼち順番にやっていきました。


    想像していたよりも全然大した面倒ではなかったです。


    それがまた少し寂しいと感じました。


    しばらくは姓が変わったことを引きずっていました。


    1年間は、新しい姓で呼ばれることに慣れませんでした。自分で樫尾名乗って活動する機会が多かったため余計にそうでした。新しい姓になかなか実感がありませんでした。



    しかし1年経ってから、新しい姓で呼ばれる機会が、格段に増えたのです。


    呼ばれまくるようになった待合室で


    子供が出来ることを解禁したつもりなのに、授からずに1年半を過ぎようとしていました。

    半年間は、排卵日を逃さないように排卵チェッカーも使っていました。

    不妊で手古摺っている友人の助言もあり、不妊クリニックへ検査へ行きました。


    検査は、生理周期の各フェーズで行われるので、度々クリニックへ行くことになります。


    当たり前ですが、夫の姓で呼ばれます。


    「高田さん、中待合室へお入り下さい」


    そして、数分後には、脚を開き診察していただいている。


    婦人科の検査は、一般的には痛くないし、色々な大切なことがわかるし、女性には身近になってほしい。


    私が行ったクリニックは新しく、高配慮で、痛くも、恥ずかしくもないです。



    ですが…、

    ですが。





    毎回同じ検査を繰り返すこと(エコーによる排卵確認)。

    どの場合も原因がすぐにわかるものではないこと(だから気になる人は少しでも早く)。

    タイミング法(要するにほとんど進歩しない)を更に半年続けると言われたこと。


    今回は来た!と信じては、落胆することを繰り返す不妊というものが、辛くないという道はありません。


    それに、唯一の自慢だった夫との仲の良さを否定されるような屈辱を感じることもありました。


    誰でも、内臓を晒すことは屈辱と繋がっています。


    特に、生殖に関わる内臓は尊厳と直結していますよね。


    それが、毎月毎月揺らがされました。



    「妊活」にテコを入れようと、派遣勤務も辞めていました。

    私が名前を呼ばれるのは、病院での「高田さん」「高田さん」ばかり。


    すっかり私は「高田さん」になりました。


    その後、超初期流産、卵管通水検査、クリニック変更、卵管造影検査、抗リン脂質抗体血液検査、人工授精、不妊クリニック利用は2年になろうとしていました。


    弱っていく心で、「クリニックで樫尾さん樫尾さんと呼ばれていたら、もっと辛かっただろうな」「高田さんと呼ばれると、孤独な検査でも夫が一緒に居ると感じられる」そう感じていました。


    超初期流産、イコール受精できた状況や、卵管通水造影検査の結果から、卵管の細さが私の中で有力な原因になっていました。


    そして卵管造影で広がった卵管のゴールデン期間が終わり、30代前半の卵が終わり、落胆し、顕微授精にステップアップするまでの心の準備期間…つまり手付かずの期間に、自然受精し、継続しました。つまり子供が授かったのです。


    妊娠期間も、それこそ妊婦のための検査がありました。

    何より出産は、生殖器も恥もへったくれもありません。恥じらう余裕なんか無いでしょ?!と言うかのように進んでいきます。あんなことやこんなことがありました。


    自分の内臓、生殖、乳、そういったものが晒される時、夫の姓で良かったです。



    自分という人間は「自分」だと思っていた。

    夫や、男性とずっと対等でいられるものだと思っていた。


    けれど、己の生殖と対峙した時、私は私でなくなりました。


    私は子宮でありたいわけでも、卵巣でありたいわけでもなかった。


    ただ、女友達でも男友達でも、悪巧みをして、荒唐無稽な話をして笑って、お互いの脳の宇宙を感じたかっただけでした。


    だけどそんな私の人間性は横に退かされ、卵巣と子宮のご機嫌を優先する日々がきたのです。


    何のためにそうなったのか。それを選んだのか。


    夫の存在のためでした。夫の子に会いたいからでした。


    そのためにやった、「樫尾えり」として受け入れたらプライドが壊れてしまいそうなことでも、「高田えり」という名前が、何かを護ってくれていました。


    不妊や妊娠出産をして判ってしまったこと、女性の体の機能を活用することは相当しんどいこと。


    そして、不妊や流産を経験している女性の多いこと。


    妊婦の6人に一人は流産を経験している。


    (ちなみに加齢によって妊娠がしにくくなるというよりは、流産の確率がとても上がるのです。)


    そして彼女たちはそれを言って回らない。

    心に涙を貯めて、私達の隣で仕事をしたり、電車に乗ったりしています。


    有史以前にはもっと、女性は自身の不妊や流産の経験に、闇に包まれた恐怖と悲しみを抱えて来たことでしょう。


    「仕事で男性に負けるつもりはない」


    そう信じてきました。


    だけれど、受胎と出産のために男性、女性にこれほどの違いがあるとは!

    肉体だけでなく、精神力もごそっと持って行かれます。


    核家族に育ち妊娠出産が身近で無い私は、それを実感として知りませんでした。


    身を以て知るまでは。


    身を以て知らなければ解らない。

    そんな私に、祖母は「早い方がいいよぉ…」とただ言うしかなかったのです。


    原因不明の不妊の間、天国の祖母にも、ごめんね、ごめんねと幾度もなく言いました。


    不妊や流産に光が照らされることなく共有されることなく個人の中に抱えるしかなかった長い歴史を考えれば、「女性はウチへ」そっと閉じ込めようとした概念が根深いことが、必ずしも純粋悪だと私は言い切れません。



    樫尾えりは死んだか?樫尾キリヱの躍進


    かくして、無事に女児を出産し、すっかり夫の姓の「高田えり」になった私でしたが、2歳前の娘が好奇心旺盛にトットコと私を振り返らずに走り始めた頃、「あ、色々やろう」と、自分中の拘束具を解放しました。


    「こんなん」になってしまったので、「高田えり」としてやっていこうかとも少し悩みました。


    しかしやっぱり悪行に夫の清らかな姓を巻き込みたくない(笑)



    そしてこの一年で、私は、ハンドルネーム樫尾キリヱとして、


    などなど、順調に悪行の軌跡を遺すことに成功しています。




    かつて私は、夫の姓に変わって旧姓が消され、旧姓の私は無くなったと感じていました。


    でも今は違う。旧姓の私は無くなるんじゃなくて、守られて、仕舞われて、必要な時に召喚できるのです。


    免許証の名前ではないから、卑怯かなと少し思うこともあります。


    卑怯かもしれません。でも、子宮の痛みと、卵巣の痛み、それらがあっても無くても、自分にGoを出すのは自分です。



    表現の場が爆発的に増えている現代において、いくらでも「樫尾キリヱ」に、自分の一番愛着のある姓名に生命を持たすことができます



    夫婦別姓、政策はどうする?

    私は選択的夫婦別姓が良いと思うし、そうなると思います。


    私は悩んだし、思いがけない「婦人科の辛さ」に溺れたりくぐり抜けたりして考えが180度変わったけど、もし夫婦別姓が一般的な世の中だったら、そういうものだと思ってやっていけたし、本当はそのほうが良かったと思います。



    夫婦別姓制度に対して「家族を壊す制度」という意見があります。


    その意見の人は耳をよく済まして聴いて欲しい。
    よく耳掃除して聞いてね。
    正座して聞いてね。



    姓が違うせいで壊れるようなヤワな愛ではないわ



    マイナンバーでデータベース化したっていうのに、ナンセンスです。


    夫婦別姓、選択的夫婦別姓にしたら、GDPは上がりますよ。


    だって多くの女性が優秀で仕事好きだもん。姓の統一や変更という面倒なことに邪魔されなければ、更にやる気は出ます。


    もう、投票の締め切りまで3時間を切りましたね。

    調べていなくて今更何処へ投票すればいいかわからない
    という方も、夫婦別姓を含む論点の方針が一覧になった見やすい表を作られている方もいますので、検索してみてください。



    娘の風邪も良くなったので、投票に行ってきました。夫婦別姓以外にも総合的な方針を考えて投票しました。





    最近の鬼女の主な活動先はこちら↓

    キリヱクラウド https://kyrie.cloud

    樫尾キリヱのnote https://note.mu/kyrie_jpn


    今後ともよろしくお願いします。



    (補足)

    不妊検査について、後悔している点と、こうすれば良かったと思っている点は、以下の通りです。

    1.性交や排卵に原因を感じないのであれば→最初に提示されるタイミング法はすっとばしてもらう。

    2.検査が少しずつしか進めなくてイライラした→検査をできれば最初に一括でやったほうがいい→4万円くらいです。とはいえ、少しの検査をしているうちにできるんじゃないかって当時は思いますよね。

    3.不育症の「抗リン脂質抗体についての血液検査」は早めにしたほうがいい→血液ちょっと抜けば分かるのに、長いことわからないで何度も流産してやっと検査をし「不育症」が発覚しショックを受けるケースが多いです。
    身近にもありました。私も超初期流産を繰り返し、非常に心配でした。

    「流産を何回か繰り返してやっと血液検査してみよう」なんて、あんまりです。

    血液でわかり、防げるかもしれない流産は、防ぎたいともし感じるのであれば、「抗リン脂質抗体についての血液検査」は早めにしたほうがいいです。






    少しでも若いお父さん、お母さんになりたかったので、半端なく後悔しました。




    でも、娘に出会えた今、こう思っています。


    さまざまな後悔や、行ったり来たりする非効率があったから、「娘」と出会えた。


    だから、きっと全部が、良かったのです。


  • 広告
  • 誰も教えてくれなかった、簡単に沢山覚えられるバレないパスワード

    2014-06-23 10:35

    朝、起きるとこのようなメールが届いていました。

    2014-06-20
    はてなへのリスト型アカウントハッキングと思われる不正ログインについてのご報告と、パスワード変更のお願い
    http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatena/20140620/1403233254

    はてな~、お前もかよ!

    最近多いですね。どこもかしこも。
    私は阿呆のように色々なサービスに登録していますが、幸い、被害に遭ったことはありません。

    パスワード管理という責任重大なことについて情報を提供するのは、何かあったらと思うと気が引けるのですが、ものすごく簡単なパスワードにしたり、複数のサービスで同じパスワードを使ったり、パスワードをそのままPCやスマホ内にメモしたりしている方がすごく多いようなので、少しでも被害の減少に役立てればと思いました。

    生徒さんやPCやネット初心者の方に、「パスワードをどう管理すればいいのかわからない」と相談される時にこっそり教える方法です。

    改善策の一つとして役に立てて下さい。

    暗号キーだけ頭の中に。「セルフ暗号化」

    1.好きな◯◯

    まずカテゴリを決めます。

    例として、カテゴリを「動物」にします。

    セルフ暗号メモ(※暗記するか、紙のノートへ記録)

    英文字暗号
    a:あるぱか u:うさぎ k:きりん
    t:とら w:わに 

    セルフ暗号は英語より日本語のローマ字が良いです、理由は、英語はパスワード解析にひっかかりやすいからです。

    もう一つ、覚えてください。数字のほうの暗号化パターンです。
    数字暗号「-2」
    マイナス1、マイナス3などでも良いです。プラスでも良いです。

    これは、覚えてください。
    むしろ、覚えるのはこれだけです。
    そしてこのセルフ暗号キーだけはバレないようにしてください。
    もしくは、安全な紙のノートに記録しておいてください。


    2.パスワードを決める

    サービスAのパスワードを決めます。
    数字と英文字の組み合わせ6文字以上とします。

    usagi98tora

    サービスBのパスワードを決めます。

    kirin48wani

    3.セルフ暗号化済みのパスワードを保存

    サービスAの暗号化済みパスワードは「u100t
    サービスBの暗号化済みパスワードは「k50w

    ローマ字は頭文字だけ、数字はセルフ暗号化「-2」をする前。
    これでしたら、パソコンやスマホから確認しやすいメモ帳ソフト、アプリに記録しても、暗号化パターンと結びつけられなければ、ほとんど心配はありません。

    もちろん完全ではありません。

    しかし、覚えにくいからといって、abcd1234など簡単なパスワードにしたり、パスワードを使い回したり、そのままのパスワードをPCやスマホ内にメモしたりするよりはずっと安心です。

    暗号はもちろん好きなカテゴリで、果物にするなら下記のような感じになるかと思います。

    r:りんご
    n:なし
    b:ぶどう

    ただし、r=りんごは思いつき易いのと、今ここに書かれている分危険なので、判りづらいカテゴリにしたほうが安全です。

    s:sazae
    m:masuo
    k:katsuo

    これだと少しバレにくいかもしれまん。


    どうでしょうか?


    もっともっと安全にするためには、セルフ暗号化済みのパスワードをメモしたファイルを、更に暗号化ソフトを使って本当の暗号化することです。

    暗記できればよいですが、私は無理です。

    仕事用の情報は、別の暗号化ハードディスクを使うなど厳重な管理を行っていますが、流出しても自分が恥ずかしいだけの個人用のサービスは、すぐに開けるメモ帳で上記のセルフ暗号化の済みのパスワードで管理をしており被害に遭ったことはありません。

    abcd1234パスワードにしたり、複数のサービスで同じパスワードを使ったり、パスワードをそのままPCやスマホ内にメモしたり、危ないなっていう方に、気軽にできる改善策の一つとして役に立てていただければ幸いです。


  • 月商10億LINE連携スマホゲーとソーシャルゲーの超成功の仕組みを斬る!

    2014-06-20 10:055
    前エントリーで、抵抗を感じるLINEを私が利用するに至った経緯を書きました。
    LINE傍受されないとでも思ってましたか?

    渋谷駅に向かう田園都市線の車内で、せかせかと、安っぽい緑色の吹き出しを打ち出す主婦、スーツの男性、女性。

    そしてもう一つ、電車内で目にして思わず顔を歪めてしまう光景がありました。

    ”うわ、なんで仕事してるような大人が揃って低年齢層向けゲームをいじってるの?”


    その人々の実年齢と、一目でわかるゲームルールの低レベルさのギャップが気持ち悪かったのです。
    大人が、幼児向け知能遊具で遊んでいるような感じ。

    あ、散々ディスっていますが、これ、結局私自身がハマります。最後までお読み下さいね。

    話は戻ります。

    “なぜ、多くの人がこのゲームをやっているんだろう?”
    ”情報アプリや動画や音楽の気分ではないにしても、ゲームならドラクエやFinalFantasyのような、大人も心を寄せられるような趣のあるものを触らずに、なぜ、4~5才の知能ゲームのような単純なパズルゲームをやっているの?”

    広告にひっかかるにしても、なぜ皆やり続けているのか…やっぱり日本人の頭は悪くなってしまったのかなあ、と簡単に結論付けていました。

    暫くそれは謎だったわけですが、ある日それは、私をLINEに引き摺り込んだリア充のバッファロー君のおかげで解けます。

    リア充LINEユーザーのバッファローくんから、一通のメッセージが来ていました。
    「ポコパンに招待」

    私は、それを1ヶ月ほど無視して寝かせました。
    mixiでも、そういったSNS連動ゲーによく誘われていましたが大概無視。

    でもある日ふと、目覚めたら乙女だったそんな朝、クリックしたのです。

    インストールしてみると、ランキングには私のLINE相互フォロアーがいる。
    リアルの友達と、勝手にランキングを競われるんですね。
    試しにちょっとプレイしてみましたが、バッファローくんは、はるか上空の得点。
    彼が「上手い」のか?それとも長期利用によるアイテムやはたまた課金か?
    shit,
    私は「上手さ」で軽く追い抜いてやる!



    私は10万点、バッファロー先輩は3千万点。
    少し試すと、得点の次元が違うことがわかります。

    「バッファロー先輩には勝てない…」

    しかも、このゲームをやると、「クローバー」というゲームチケットが減り、0になるとプレイをすること自体ができない。時間が経つと回復します。

    「…別にいいんだからね!別にそんなやりたくてやってるわけじゃないから!」

    「…お、あと一分くらいで回復するかな?」

    「クローバー一個!……一回プレイ、無くなっちゃった(´・ω・`)…い、いや、別にそんなにやりたいわけじゃ!」

    そこに、バッファロー先輩からのお知らせが届きます。
    『バッファロー先輩からクローバーが届きました』

    !!

    そして、自分からメンバーにも一定時間ごとに送信できるようになります。

    だから、自分がプレイチケットをもらっているのに、ワンクリックでできるお返しプレゼントをしないのはなんか気が引けるので、相手からのプレゼントに気がついたらこちらもアプリを立ち上げて贈呈クリックする。



    気付いた時には、定期的にアプリを立ち上げる習性ができている。…!?

    なるほど!これか!

    そうこうするうちに、プレイによるポイントが貯まったり、プレイキャラが強化してきている。
    すると、倒せなかった敵を次は倒せるかもしれない…。

    いつの間にか僕らは、バッファロー先輩の背中を追いかけて……
      俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ
        
    樫尾キリヱ先生の次回作をお楽しみに!




    鼻で笑ってやろうと思っていたのですが正直、感心しました。
    『毎日発生するイベント』も、やはり「日々アプリをやる習性」を確立するもの。
    単純な操作ゲーであっても、消す場所、タイミングなどのスキル要素も少しはある。
    イラストのカラーバランスやキャラもなかなか良い。
    キャラとのコラボ、クマモンともコラボしたことがあるようですし、「ふなっしー」も、コラボイベントで利用キャラとしてゲットしました。
    課金への誘導的なゲームバランスも絶妙です。

    また、私はスペックギリギリの第四世代iPod touchにしがみついていたのですが、それでもなかなか快適に動作。
    無駄な3Dなどのグラフィック処理がないのでしょう(類似ゲームのツムツムは無駄な動作処理が多く第四世代ではスローモーション)。


    さてここで、このようにTreenodの「ポコパン」が月商10億円(自己申告)に至った要素が見えてきます。





    (1)LINE連携
    (2)一定時間ごとのアイテムプレゼント機能

    この二つがなければ、私はこのゲームを一回やって放置したでしょう。

    さらに、この二つの要素を掘り下げると、エッセンスが明るみに出てきます。

    1.やらなければならない理由(招待、プレゼント)
    2.非プレイ時の経時変化(メンバーからのプレゼントアイテムなど)


    1.やらなければならない理由

    このとおり、私は別に「こんなゲームやりたくなかった」。
    けれどやったのは、友達が求めたたったの1クリックでした。
    そして、もう一回クリックしてプレゼントをあげないと友達は「プレイができなくて困ってる」かもしれない。
    まあその無言のやりとりはもちろん、友達とのコミュニケーションとして楽しめる範囲だからこそクリックするわけですが、重要なのは、楽しむためのゲームなのに、「やりたいから」じゃなくて「やらなきゃいけないから」という理由がそのブレイクスルーになっているパラドックスです。

    これはなにも新しい大発見ではなく、大規模MMO(FF11やPSOなど)でも同じことです。
    最初は友達に連れられて。
    「モバゲー」は私は接触していないのでわかりませんが、多分同じではないでしょうか。



    2.非プレイ時の経時変化

    これも、ハマる大切な要因です。
    誰しも、途中までやって途中で置いたコントローラーがあるのではないでしょうか。
    オフラインゲームは、電源を切ればその中で変化はないのです。それで終わりです。
    変化があったとしても、予測可能なシステムがほとんどでしょう。

    でも、ゲーム内の世界が他の人と繋がっているということは、状況の予測ができず、可能性を含んでいます。

    大規模MMOの世界ではそれは顕著です。実世界とかわらず、経済も変化します。
    だからまたログインする「意味」がある。

    運営側の提供する「期間限定イベント」も、このエッセンスを汲んでいる。

    スマートフォンで総国民常時接続となった今、やはり人との繋がりの力は絶大です。
    難しく複雑なプログラムや仕掛けがなくても、ただそこに存在すれば無限の可能性がある、他人(ヒト)。

    全ての人が他人(ヒト)なしでは生きることはできません。

    LINE連携ゲー、ソーシャルゲーといったものは、「ゲーム作品」であるというよりも、コミュニケーションツール近いところで価値を生んでいるということです。


    ただそれは、ビジネスカテゴリーとしては「風俗」です。
    寂しさ、人恋しさをを需要に、人を供給するところに商品価値を生むからです。

    「純粋な楽しさ」
    「感動」

    そういったものを求める「作品」とは違う。
    毎日やる「習性」を産み出しやすい「中毒性」を重視している点についてもそうです。

    そもそも、本当に人の持つ可能性を一番感じられるのは、会って語り合うことです。
    友達とは基本的に、「会って遊ぶ」を主体にしていますし、会って話している人がいる時は、無断でスマホをいじらないマナーを自分に課せています(なうをする時は一緒に見てもらいながらする)。

    自分が何を求めているのかぼんやりした人は、寂しさを利用するこの仕組みに囚われやすいでしょう。
    このような人たちのか課金が、月商10億円になります。
    自分の寂しさに気付くこともできない寂しさに蝕まれた人は、その課金が合計何十万になったところで、我に返ります。
    「どうして自分は、小さな画像一粒一粒に大金をかけてしまったんだ?」

    オフラインの時代には、思春期の心の隙間に、FFやドラクエなど良質なエンターテイメント作品が入ってきました。
    作品が持つ「良さ」はゲームを超えていたから感動したし、実際に20年近く経った今でもその音楽やイラストレーターが愛されている。

    安価な「風俗」を与えられた今の子供達はどうなるのか。
    少し心配です。
    けれどきっと、私達が子供の頃も心配されていたのでしょう。

    なぜ韓国が大勝しているのか

    このように、全てはマーケティング心理学や複雑ネットワークモデルで説明できます。
    それならばなぜ、ネットワーク大国でありエンターテイメント大国であった日本が、このビッグウェーブに乗り遅れているのか。

    今度はここにメスを当てます。

    韓国が発信し、自称を割り引いてもウケたこと、成功したことと、失敗したことを見るとわかってきます。

    ・感情表現が激しい(韓流ブームのきっかけは泣ける悲劇ドラマ)
    ・推しが成功(?)した曲は「ノリ」重視
    ・スポーツの分野で日本以外からも顰蹙
    ・アニメや小説や漫画などで特筆するものがない

    韓国の方を見ているとみなさん感情表現が豊かで正直です。
    日本では感情を露わにすることは「恥ずかしいから我慢しなさい」と教育されるのですが、韓国では大人の方も、子供のままのように泣いたり口を開けて大笑いしたりしていますね。
    それは決して悪いことではないと思います。

    その他の特徴も合わせて見ると、大人が教育によって身に付ける「理性」を苦手とするかわりに、子供のように正直な感情を大切にする国民性が伺われます。

    「理性」を大切にしすぎて、「自分を隠して我慢しすぎだ」と言われてしまう国民性の日本と対照的です。

    子供は、良く泣き、良く怒る。それは、「教育」より前に備わっている生物としての生存本能です。
    生存本能は人間のどこにあるかというと、「小脳」です。
    小脳は、動物脳と言われ人間が人間になる前から受け継がれてきた、下等生物脳の部位です。

    なぜ小脳、下等生物脳の話をしているかというと、それがマーケティングの上で欠かせない力を持っているからです。

    LINE連携ゲーやソーシャルゲーはもう一つのパチンコスロット

    「風俗」が昔からあり、隠したり消したりしようとしても絶対に無くならないのはなぜでしょうか。
    それは、『下等生物脳』のビジネスだからです。
    人間が下等生物、または赤ちゃんだった頃の生存本能に働きかけているのです。
    また、毎日プレイする「習慣性・中毒性」に働きかける点も、同じように小脳を利用しています。

    10億円の中の一部を支払った人々は、作品に感動(知的動物だけが持つ大脳の前頭葉の働きによる)して課金したのでしょうか?
    いいえ、多くの人が、中毒性(下等生物脳の働きによる)によって課金したはずです。

    また、ほとんどが韓国人経営者であるパチンコやスロットの射幸性も同じです。
    弱いながらも射幸性を刺激して中毒性によって利益を得る、LINE連携スマホゲーとソーシャルゲーはもう一つのパチンコパチスロです。


    韓国ビジネスは生存本能を糧にする「風俗」にとても強い。

    一方で、複雑な精神性を新しい表現で描き深い感動を残す日本のエンターテイメントは、世界中の人々の心に残りました。

    でも、「風俗」と「芸術性」、ビジネスとしてのどちらの力が強いかといえば、力は風俗ビジネスのほうがずっと強いのです。

    なぜなら感動とか、侘び寂びとか、礼節とか品とか、それは「無くても生きていける」からです。
    韓国は自身のその強さを、よく解っているのです。


    日本人で、それを理解している人は少ないのではないでしょうか。
    子供たちは今、そんな風俗的メディアに囲まれています。


    日本らしさはこのまま忘れられていくのではないだろうかと、思わず危惧してしまいますね。


    未来は、私達大人の頑張りのみにかかっています。

    売れるスマホアプリを制作しよう


    まず、スマホアプリ制作方法ですが、

    ウェブでiPhone・Android両対応のアプリが無料で開発できちゃう日本製プラットフォーム「monaca」がキテいます。
    誰でも今日からアプリ開発 monaca
    http://monaca.mobi/

    私が登録した時はまだベータでしたが、テレ朝の公式アプリなど事例が増えていますね。

    さて、アプリ製作者はどのようにLINE連携すれば良いか?
    LINE株式会社は積極的に提携ゲームを探しているとの情報もあります。
    「LINEクッキーラン」がタイで大ヒットした結果、スマホゲーム市場が2倍に。LINEマーケティングセミナー
    http://appmarketinglabo.net/linegame-seminar/
    LINE連携…アプリからLINEに投稿する程度であれば、非公式でも方法はあるようです。

    LINE連携型アプリを開発する際に「LineKit」
    http://www.moongift.jp/2012/11/20121129-3/


    しかし、ガンホーの「パズドラ」はLINE連携ではありませんが、先述の1.やらなければならない理由、2.非プレイ時の経時変化(プレイ制限)のエッセンスをしっかり抑えています。

    このポイントを抑えることで、どんなゲームでもムーブメントを期待できるはずです。

    その上で、クオリティの高いゲームを提供すれば、多くの人に愛され、心に残ることができるでしょう。

    以前より、本当に良い音楽や、アーティストや文学、良いゲームも、低俗な大衆エンターテイメントビジネスに埋もれてしまうのを、これまで幾度も見てきました。


    お伝えしたいのは、作品の良さと、売れるということは、ほぼ無関係であるということです。

    大衆を中毒性で操作する力が大きくなっていることは確かで、LINE連携ゲーやソーシャルゲーの台頭はその具現化です。

    しかし同時に、本当のエンターテイメント文化のチャンスも大きくなっているのです。
    昔は出版社や会社の意向に頼らなくては商品化できなかったようなものが、才能ある作家や漫画家、イラストレーターがその才能のままに「セルフ出版」「オンデマンドセルフ販売」ができるようになったのです。
    文学では、電子セルフ出版出身の作家が多く発掘されています。
    音楽も、昔よりもずっとセルフプロモーションがしやすい、ニコニコ動画をはじめチャンスのあるプラットフォームが多くあり、活性化しています。
    アプリゲームもそうです。

    本当に良い物を作ること
    その上で、射幸性・俗性に頼る作品に負けないようその理論を抑えることで、ゲーム黎明期のように感動を共有できる時が来るのではないかと感じています。

    「感動」や「芸術」の力が弱いというのは、ビジネスとしての話です。
    それらが持つ金銭を超えた本当の力を、私は信じている。

    本当に良いものが評価される、文化的な社会の到来を願って。


    参考記事:

    佐野正弘のスマホビジネス文化論:
    日本は巨大マーケット? 国際競争が進むゲームアプリの現在

    http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1311/18/news099.html


    App Storeの売上ランキングで『ツムツム』が『ポコパン』を抜く…「LINE GAME」王座交代か
    http://gamebiz.jp/?p=127269

    「LINEクッキーラン」がタイで大ヒットした結果、スマホゲーム市場が2倍に。LINEマーケティングセミナー
    http://appmarketinglabo.net/linegame-seminar/