フロンターレの今年の波の原因 復調編
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フロンターレの今年の波の原因 復調編

2018-11-08 11:38
    今年のフロンターレの調子を一言で表すと「右肩上がり」
    低調な開幕直後から、だんだんと調子を取り戻しリーグの首位に立った。
    昨年のタイトル争いの量と初のタイトル獲得、そしてその主力がしっかり残ったことから予想ではかなり高い位置で終わると予想した人は多いはず。結果的にその予想は大方当たった形になったが、そこまでの道中でのつまづきは少なくなかった。

    フロンターレはなぜつまづき、そこからどうやって立て直したのか

    その真相を考察してみる。


    復調の理由

    W杯の中断前、一時は6位まで落とした順位を徐々に上げていく川崎。トップとの差は最大で10あったのが今現在ひっくり返して7差をつけるまでに至っている。
    ここまで回復し好調を維持するまでの理由として自分は以下のポイントがあると思っている。

    ・昨年の優勝でチームにブレが無くなった
    ・フロンターレのサッカーが機能し始めた
    ・2試合目の修正力
    ・復調が早かった

    大まかな表現になってしまっているため、詳しく解説していく。

    ・昨年の優勝でチームにブレが無くなった

    元々風間サッカーから鬼木監督に移行してもベースを変えなかったように、フロンターレのサッカーというものはチーム全体が維持し続けている。そこに昨年のタイトルが加わり、正当性や説得力が強まったことで、選手も監督も「やるべきことをやれば勝てる」という勝利の哲学を確固たるものにすることができた。
    最近でも鬼木監督のインタビューでは「自分たちのやるべきことをやり続けるだけ」と常に言い続けている事からも、しっかりとした確信の上でサッカーができていることがわかる。
    もちろん昨年の成績とそれを実現したメンバーがしっかり揃っているため、相手の対策が上回らない限りは強さが維持できるという前提条件も忘れてはならない。

    ・フロンターレのサッカーが機能し始めた

    一つ前の不調編で解説した部分が機能してきたことも復調の大きな要因の一つなのは間違いない。
    相手をいなして作った隙を攻め立てて、相手を一方的に疲れさせることで後半を優位に進めていく。この90分のゲームプランができるようになってきたため、試合全体を通して主導権を握るフロンターレのサッカーの極みが出せるようになった。
    もちろんそれができなくて負けた浦和戦などはあるが、確実に力を発揮できる試合が増えて勝ち点の増量に成功したのは間違いない。

    ・2試合目の修正力

    昨年も驚異の追い上げで追いつき追い越したように、リーグの後半戦にもフロンターレは強さが光っている。開幕が不調だから相対的によく見えるだけでなく、後半の勝ち点はかなり高いのは事実だ。
    2017シーズン 前半17試合(ー19) 5分3敗 後半17試合(ー11) 4分1敗
    2018シーズン 前半17試合(ー18) 3分4敗 後半14試合(-12) 3分2敗
    流石に毎年72まで勝ち点を伸ばす(今年は理論上)だけあって、ガラッと変わるような差ではないが、昨年は約3試合分、今シーズンも2敗しなければ後半の方が勝ち点を伸ばす結果となる。
    こういった明らかな勝ち点の回復は2試合目での戦績の良さから来るもので、先に説明したフロンターレのサッカーが効いてくる時期だからなどの要素もあるが、前半で勝ち点を落とした相手にも苦手意識を感じない修正力もあると言える。

    ・復調が早かった

    昨シーズンと今シーズンの勝ち点を紹介したが、昨シーズンの17節時点での順位は6位で首位セレッソとの勝ち点差は6だった。
    今シーズンは17節終わった時点での順位は3位で勝ち点差は8。
    「独走していた広島」という条件を考えれば十分に健闘している数値である。開幕直後の勝ちなしが続いた時期から考えれば既に復調したと言っていい成績である。
    名古屋が夏の補強で一時的に復活したように、夏の移籍シーズンは復調を目指すうえで大きなポイントとなるが、フロンターレはその必要は無く、自力で早くも回復してしまっているのである。
    調子が悪い時期が長引いていれば今の時点で追いついていたかも定かではない。
    とにかく自力で早いうちから立て直せたのは大きな戦局の転換点であったと言える。その要因には、中断期間の長さや代表に選ばれた選手の成長などがあるだろう。


    これらの理由が今シーズンの復調の要因と自分は見ている。
    特に戦術や人員に不備があったのではなく、細かいすり合わせをする時間が足りなかったのかもしれない。それをACLをはじめとした序盤の試合を代償に修正して今の立ち位置に居るのである。
    昨年以降は、ACLに照準を合わせて開幕からスタートダッシュできれば、独走での優勝も不可能じゃないのではないだろうか?

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