Jリーグを勝ち抜くには「育成力」
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Jリーグを勝ち抜くには「育成力」

2018-11-19 13:32

    DAZN参入によってJリーグにおける金の動く量と速度が高まった今、いわゆる「後進国」であるJ2,J3チームがJ1で結果をの残すためにはどうしたらいいか?

    今回はパート2

    前回のの記事で
    J2が混沌としていて、そこを抜けてJ1に上がるのがいかに難しいか
    J1には常連という大きな壁があって、生き残るのが難しい

    といったことを大まかに紹介したが、はっきり言って前回の記事の量のデータではそこまで危機感を感じれないと思う。

    だから今回は数少ない成功例を紹介しようと思う。
    逆を言えば、Jリーグの数多くのチーム(J2は現状22チーム)のうち、オリ10以外での成功例は紹介するものぐらいしかなく、それ以外のチームはJ2の混沌に押し出されてしまっているというのが正しい表現だ。

    もちろん、これから説明するような成功例が増えれば増えるほどJ1の18の枠は消えていき、さらに厳しいサバイバルに生き抜かなければいけなくなるのである。

    生き抜く術を教えてくれるチームは

    川崎フロンターレFC東京湘南ベルマーレコンサドーレ札幌

    川崎と東京はもはやJ1の常連。今年も両チームがタイトルを争う位置に居て、フロンターレはリーグ連覇を達成。
    J2オリジナル10の2チームはJ2初年度の1位と2位であり、こうなるのは必然だったかもしれない。

    ベルマーレと札幌は紆余曲折合って、カテゴリーの行き来を繰り返してきたエレベータークラブ。
    湘南は2015年初めて残留に成功、札幌も昨年16年ぶりの残留に成功。
    昇格降格の回数、J2での成績、1年での降格の回数
    これら全てにおいてJリーグトップクラスの、ザ・エレベータークラブである。

    しかし今年の2チームは違っていた。この違いから記事のタイトルの内容に迫ろうと思う。


    J1で戦えている川崎とFC東京
    この両チームにある共通点は

    ・大都市
    ・早い時点でJ1に上がった
    ・育成能力
    ・資金力
    ・タイトルホルダー

    といった部分
    首都のチームと政令指定都市のチーム、スタジアムもそこそこ大きく集客率も高い。
    まず資金力ではJ1でやっていくことのできるラインである。

    J2初年度の昇格組であることからわかる通り、J2レベルではなかった両者。
    スタートのラインがそもそも今のJ2J3のチームとは違ったのも事実だ。

    しかし、この2チームは共に降格経験あり。
    順風満帆で今の位置に立っているわけではない。

    資金力も、結果がついてきてだんだんと上がってきたものであって、最初からそうだったわけではないのも事実。両チームともに、ヴェルディの存在や隣接した年のオリ10に少なくない影響を受けてきた。

    個人的な意見だが、川崎市内の小学校でサッカーをやっていた筆者(96年生まれ)の周囲のサッカー少年の応援しているチームはフロンターレではなくマリノス。年代で言えば2006年頃である。
    友達にフロンターレユースは2人ほど居たが、そうでもない限りマリノスファンの方が多かった印象がある。

    両チームの今の特徴は育成力。そして、この育成力こそ強さの秘密であると言いたい。

    フロンターレユースのこれまでの成績はお世辞にも良いとは言えない。
    しかし、ここ数年毎年トップカテゴリーへの昇格者が出たり、現役のJ1レベルの選手にフロンターレユースの選手は少なくない。

    選手を挙げると「三好、板倉、宮代、高山」などが他チームのファンでもすぐにわかる選手だろう。

    チームの成績はいまいちでも、育成のやり方自体は正しかったのかもしれない。

    対するFC東京の育成組織は名門。
    前々から毎年のトップ昇格、その選手たちの活躍は際立っている。
    J3のU23チームも設立して、さらなる加速を狙っている。

    育成がなぜ良いのか

    まず絶対挙げられるのは経験によるチームの成熟

    ユース年代からチームの色を教育して試合をやらせることは、選手の経験に加えてチームも経験を重ねることにもなる。
    育成で成績を実感できるサッカーができれば、トップチームも同じことをすれば勝てる。
    育成からチームの色をわかっている選手が上がってくれば、スムーズにかつ最大限にチームの味を出してくれる。

    こういった経験の流れがチームそのものを育てるのである。

    いい選手が出てくるということは、チームの哲学が正しいということの現れなので、チームの軸はぶれないどころかさらに強まっていくのである。


    タイトルを手にしているのは大きな財産

    大分がJ3に落ちてもJ1に上がってきたように、タイトルホルダーになれるチームというのは力がある証。
    グダグダのジェフと京都がJ3にするっと落ちないのもそういうことがあるのかもしれない。
    チームが自信をもってやれるというのは強いサッカーの必須条件。


    ベルマーレの強さの秘訣

    今シーズンのルヴァン優勝が無ければ今回の記事に入らなかったかもしれないチームだが、確実に強くなれるステップを踏めているチーム。

    ベルマーレも育成のチーム

    湘南スタイルと言われる確立されたスタイルを持つベルマーレ。

    走力を生かして攻守で圧倒するというのが簡単な説明だが、そのための体力づくりの厳しさやユース世代からの徹底ぶりは有名な話。

    育成が成功している証は選手達を見ればすぐにわかる。
    遠藤、永木、菊池、といったビッククラブに引き抜かれ代表入りや海外進出に成功したベルマーレ産の若手達。
    トップチームの若さや主力の流出も特徴的で、それでJ2を圧倒しJ1で戦っているのだから、育成が間違っているわけがない。

    おそらく、今年のタイトルでチームの自信が深まり、一皮剥けたチームになる。
    残留に成功すれば今後はJ1が定位置になる、もし落ちてもすぐに帰ってくるだろう。
    そんな将来の明るさの要因は育成力である。


    コンサドーレの躍進のきっかけはちょっと違う

    ここまで3チーム紹介してきたが、どれも育成がポイントだった。なので最後は違ったアプローチのチームを紹介。

    今年のコンサドーレが躍進した理由に「監督」を挙げない人はいないだろう。
    広島や浦和で有名になったミシャの手腕は一年目から発揮された。

    元々コンサドーレの伝統は守備である。
    ロースコアでも勝てる守備力と、カウンターを武器にJ2を勝ち抜いてきたチームだが、J1は90分間耐え続けれるような相手はいない。
    そうなればジリ貧で負けてしまうというのが札幌のいつものパターンであった。

    ミシャは知ってのとおり「攻撃」の監督。元々あった固い守備力に攻撃力が組み合わさった結果だろう。

    詳しくは記事を書いたのでそちらで

    今シーズンの台風の目だったJ1チームをピックアップ 札幌編
    http://ch.nicovideo.jp/katusakana/blomaga/ar1695788

    優秀な監督というのはチームを変化させて育ててくれる。

    風間監督から鬼木監督という流れで優勝したように見える川崎も、石崎、関塚、高畠といった名監督たちの伝統の上で今がある。
    J2をしっかり制覇できる伝統を今までの監督で受け継いできた札幌なら、もう一つアレンジが加えれるミシャのような監督で、一気に開花したのもうなずける。

    J2でも、徳島やヴェルディが特徴的なサッカーをする外国人指揮官を入れ(ヴェルディの監督は来年はセレッソに?)、J1は神戸の大改革が印象的だろう。

    育成の哲学もトップの監督に左右される部分は大きい。
    監督の変化でここまで躍進した札幌の例は特別だが、監督選びもチーム作りの大切な要因なのである。

    こんだけ長く書いたが、まとめると一言。

    育成力大事

    以上。

    もしかしたら、育成について詳しく書いた記事を書くかもしれない。
    これだけ育成育成言っておきながら、育成の内容にはほとんど触れてないので、不満が残る読者も多いはず。


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