あずきバーの味
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あずきバーの味

2018-06-04 01:56
    あずきバーを食べながら ロフトベッドの梯子から 外を見つめる
    こんな夜も 悪くないかなと 憂鬱の明けそうな気持ちでいた

    思い出す 同じようなことを考えていた何度かを
    忘れにくい体質のくせに たまにすっかり忘れてしまっている

    思い出そう というのは何度もやったけれど 自分には合わなかったから
    今を愛そうと 努力することが 僕なんだと知った

    どんなに完璧な日だとしても 最悪な目に遭ってしまっても
    また夜が明けるとも限らなくても 描いた夢がかなわなくても

    こんな夜も悪くないかなって
    夜空の星たちは 輝いて見えた気がした

    掴めそうかな 少しでも
    掴めたかな 本当に
    偽りに 流されていないかな
    どんな場所でも 自分は自分で いられているのかな

    屋上の梯子から降りる 自分の部屋へと向かう
    色々と考えすぎたけれど 色々と得られた気がする
    朝の行方は分からない 約束できない
    アイツの気持ちが 少し分かった気がした

    また 飾らない心で外を見つめる頃を想う 悪い癖は
    今 目の前を見つめようとして立ち止まる それが僕だろう

    それが自分だろう

    多くの言葉なんて そこまで要らなかった

    スマホを手放し 本当の一人になる
    天井を見つめて 手は伸ばさない
    目を閉じて 走り出せるのをまた待つだけだ
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