個人生配信(SHOWROOM)の期間限定解放により見えてきた「AKBグループほぼ24時間365日TV」の可能性。
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個人生配信(SHOWROOM)の期間限定解放により見えてきた「AKBグループほぼ24時間365日TV」の可能性。

2016-06-09 16:49
    いまAKBグループのDD(みんなを愛する人、美しく言い換えれば博愛主義者)は大変な事になっている。AKBの運営(たぶん)が選抜総選挙立候補全員に生配信サイト「SHOWROOM」(ショールーム)の公式アカウントを配布したのだ。これにより立候補メンバーは個人の裁量で生放送を行う事が可能になった。

    とはいえ配信にはルールが設けられている。

    配信可能時間は
    18歳以上のメンバーが5時〜24時まで、
    15歳未満は20時まで、
    16歳未満は21時まで、
    18歳未満は22時までとなっている。
    (追加)学生メンバーは平日8時~17時配信禁止時間

    1回の配信時間の上限はなし、
    ラジオ配信は禁止、
    リアルタイムでコミュニケーションが取れる状態での配信が必須
    (つまり配信状態にしたまま放置する放送は不可)

    つまりお解りの通り、ルール上は0時~5時以外の時間帯、イコール1日のうち19時間は誰かが放送している可能性が存在する、それが現在のAKB界隈の状況である。

    しかもルール上、他メンバーの映り込みも制限がないため、立候補していないメンバーも出演する事自体は可能である。実際SKEキャプテン斉藤真木子の放送に不出馬メンバーである松村香織を含めた複数のメンバーが参加し、流しそうめん会を中継していた。

    あらゆるチャンスを自らのアピールに活かすべく、工夫をこらすメンバーが出てくるのがAKBグループの特徴でもある。夜は当然の如く放送が乱立するため、意図的に早朝を狙って配信を試みるメンバーもいる(若年メンバーが夜遅くに配信できない為という理由もある)。また早朝である事を活かし、早速前述した斉藤真木子は後輩メンバーへの寝起きドッキリ生配信を敢行し、ファンを喜ばせていた。

    同じくSKEの青木詩織は洗顔→軽く整髪→朝食→洗い物→歯磨きという一連の流れを配信するという流れを定番化させている。部屋が移動してもちゃんと良いアングルが確保できるよう、配信用スマホを固定させる装置を部屋の各地に仕込んでおくという徹底ぶりである。彼女自身が庶民派キャラなのもあるのだが、もはや軽く彼女と同棲している錯覚すら覚える放送である。

    といった特色を出していく放送もあれば、シンプルに視聴者のコメントを拾うニコ生では定番の生主スタイルな放送も多い。むしろ量的にはこれが多いのかもしれない。そこはファンならただやり取りがあるだけでも楽しい筈なので、どれが正しいか間違いかというものは存在しない。

    一応総選挙というイベントを受けての期間限定の措置のため、もしかしたら本道は得票に繋がる活動をすべきなのかもしれないが、とはいえじゃあ生配信をどう活かせば得票に繋がるのかと言われても恐らく誰も明確な方法論は見つけられていない気がする。ただ間違いなく私の様なDDは、配信をきっかけに一部メンバーへの思い入れが強くなり、この子に投票しようかなーとなる場合もある気がする。それが選挙全体からみて大きな効果があるのかは不明ではあるが。

    とはいえ今回不出馬だがSKEの松村香織がGoogle+を利用した動画配信で成り上がっていたように、この生配信チャンスを活かして存在感をアピールする事は長期的に見ても意味はあるような気がする。実際投票するには至らないが名前と顔とキャラを認知するレベルまでに達したメンバーはこのSHOWROOM企画のおかげで膨大に増えた。何事も効果はやった人間が貰えるご褒美なのだ。やらないよりはいい。

    とまあ、結果的にいまSHOWROOM界隈は多くの時間帯で誰かが放送している状況になっているのだが、もしこれをマネジメント側がうまく調整をかけて、深夜放送が可能な大人メンバーもうまく巻き込んでいくスタイルにすれば、割とタイトルに掲げた「AKBグループほぼ24時間365日TV」が実現出来るような気がする。

    こうした「AKB中心のメディアを作る」というのは実は以前から一部のファン界隈では語られていた事だった。実際にTBSでプロデューサーをしているAKBグループに好意的な竹中さんという方が話していたが、やはり番組に起用するとなると上層部へのそれ相応の説得材料が必要になってくる。AKBグループはメンバーの所属事務所を固定させないシステムの為、どうしてもテレビに強い事務所ならテレビ仕事が多いとか、そういった状況が発生しやすい。渡辺麻友を除けば歴代総選挙トップの前田敦子、大島優子、指原莉乃がみな太田プロダクションというのは「実力×事務所の強み」という掛け算があったと考えてもいい気がする。(なお大手事務所にいてもそんなに大躍進できないメンバーもいる為、私は事務所の権力が全てだとは思わない)

    だがファンになってAKBグループ界隈を眺めてみれば解るが、このグループには「もっとこの子にチャンスを!」と思いたくなる能力持ちが結構いたりする。だが結局チャンスに恵まれず、自らも心が折れてしまったのかこの舞台から退場してしまうメンバーを幾名も見てきた。巨大グループであるがゆえに起こる「行き場の無さ」が幾名もの貴重な才能の開花を阻害している部分があると私は勝手に思っていたりする。ただそれに気づいて早めに抜けて自力で才能を開花させたメンバーも見てきているので、何もかもAKBグループのせいにするのも違うのだろう。

    ただできれば、AKBグループにいながらチャンスがあればそれに越した事はないとも思う。だからこそ、メディアが欲しいのだ。キャスト候補なら何せAKBグループには数百名単位でいるのだ。そしてこのSHOWROOMの様に、スマホひとつで行う個人配信でもいい。別にコストをかけて手の込んだテレビ的な番組ばかりにする必要はない。

    総選挙だけでなく、AKBグループという社会構造は言ってしまえば戦場である(一応言っておくが別に殺伐としている訳ではない)。その戦場を生き抜き、名を上げた者こそが芸能の世界を生き続ける資格を与えられる訳だが、ある意味現状のAKBグループはそもそもメンバー全員を戦場に配置出来ないのだ。武勲を上げたくても上げる可能性すらもたせてもらえないなら、それはどうすればいいのという話だろう。だからこそ、ネットメディアという戦場を用意してあげればいいのではないか、期間限定と言わず。

    もちろんリスクは高い。プロのスタッフがついて撮影している訳ではないので映り込みのリスクは常にある。あるメンバーがふと現在時刻を見せる為にスマホ画面をカメラに向けた事があったが、例えばその瞬間に誰かから電話がかかればそれで一つ個人情報が漏れてしまう。自宅配信しているメンバーも多い為、ひょっとしたらその物件の特徴的な部分が解ってしまえば自宅追跡までされかねない。それもあるのだろうか、大手事務所に入っているメンバーの方が配信に慎重になっている気がする。また元々バレてもいいように劇場で配信するメンバーも多い。

    何はともあれ、リスクのないチャンスなんて存在しない。その荒波を乗り越えてAKBの選抜まで食い込んだ松村香織のように、リスクを犯す覚悟のある者こそが掴める世界がある。果たしてネット配信の時代を生き抜く勇者は現れるのだろうか。

    <参考:個人的に推しているメンバーの放送アカウント>
    谷真理佳
    惣田紗莉渚
    斉藤真木子
    青木詩織
    竹内彩姫
    江籠裕奈
    松井珠理奈
    佐々木優佳里






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