前走着順と前走人気の関係性について
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前走着順と前走人気の関係性について

2018-02-19 11:25
    今回はデータ分析です。

    前走着順と前走人気を考えます。

    前走着順というファクターは、多くの人が注目しているところだと思います。
    その際に、多くの人が前走人気も無意識の内に一緒に考慮していると考えられます。

    例えば、キタサンブラックは、宝塚記念では断然の1番人気に支持されながらも9着に沈みました。しかし、天皇賞秋では極悪馬場の中もまたも1番人気に支持されて、サトノクラウンの追撃を凌ぎきり、天皇賞春秋制覇を成し遂げましたね。
    では、宝塚記念で9番人気だったスピリッツミノルが9着になることと、キタサンブラックが9着になることは意味合いが同じでしょうか?

    普通の人ならこう考えるんじゃないでしょうか?
    スピリッツミノルが9着の場合
    「このメンバーの中では力負け。能力的に不足していた。」
    キタサンブラックが9着の場合
    「G1を使ってきた疲労が出た。本調子じゃなかった。」

    基本的に、人気というのはそのレースで能力が高い順につくものです。
    人気が高い馬=長期的には強い馬ですから、人気馬が人気を裏切る場合には、能力以外の側面に目を向けられやすいでしょう。
    しかし、人気が低い馬に関しては、元々能力的に劣ると考えられるわけですから、負けたとしたら能力によるものだと考えられがちです。

    これは一例ですが、このように、同じ着順のように見えても人々の心理傾向には明確に違いが出るのではないか、と考えられます。そこで、前走人気と前走着順のデータを出してみました。

    まず、基本的な傾向としては、前走着順が下位になるほど回収率は上がり、勝率は下がります。


    次に前走人気と前走着順の関係のデータです。

    データ収集期間:2014年~2017年10月
    データ数:134194件
    条件:未勝利以上、単勝オッズ1~100倍の馬

    もっと正確に分析するには、着差まで考慮する必要があると思いますが、十分なデータ数に基づく数値ですので、傾向はわかります。
    前走1着馬は、基本的には昇級するので、2着以降とは傾向が変わります。

    ・前走10着以下の馬は、実は前走でも人気していない馬が回収率を押し上げていて、人気馬が回収率を押し下げていることがわかります。
    ・前走10番人気以下で予想を裏切って5着以内に好走している馬は、著しく回収率が低いことがわかります。
    ・前走人気馬が、人気通りに好走した場合には、回収率はほぼイーブン。つまり、世間が正しい評価をしている馬であることがわかります。

    要約すると…
    • 基本的には、前走着順が低いほど注目度が低く過小評価されている馬が多い
    • 前走人気馬→人気通り好走 回収率はイーブン
    • 前走人気馬→人気を裏切り凡走 回収率は大幅にマイナス
    • 前走不人気馬→人気を裏切り好走 回収率は大幅にマイナス
    • 前走不人気馬→人気通り凡走 回収率はプラス
    凡走と言っても、レースで不利を受けたり、距離や枠などの条件が変わったりで、好走するファクターが揃えば、前走よりも高いパフォーマンスを発揮し穴を開けることができるでしょう。

    世間の心理傾向が、回収率に表れているファクターのひとつだと思います。


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