【競馬】知っておかないと損する馬券の罠【資金管理】
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【競馬】知っておかないと損する馬券の罠【資金管理】

2018-02-20 09:00

    資金管理術についてはこちら
    【犬でもわかる】競馬における資金管理術


    今回は、馬券を購入するにしても金額をどうするか、レートアップをどうするか?
    という馬券を購入する上での悩みについてのお話をします。

    実は、いくら賭けるかによって大きく収支が変わってきてしまい、場合によっては損をしてしまいます。
    資金管理術のページでも、軽く触れていますが、実際に指数の過去シミュレーションを用いて検証してみたいと思います。

    賭ける金額で損をしてしまうとは、どういうことなのか?再度引用
    期待値がプラスなのに、なぜ負けてしまうのだろうか?期待値とは一定の金額で賭けることを想定しているものであり、定率で賭ける場合には事情が異なってくるからである … というのが理由のひとつだろう。以下、この路線で説明してみる。

    先の例題で、1回につき 200円の定額で賭けることを考えてみよう。そして、2回やったら、「勝ち、負け」 の順で1勝1敗になったとする。資金は、1000円 → 1200円 → 1000円と推移して、トータルではトントンになる。

    今度は、資金の 20%を賭けるとし、やはり、「勝ち、負け」 となったとしよう。資金は、1000円 → 1200円 → 960円と推移するから、トータルでは負けてしまう。理由は簡単である。勝ったあとは資金が増えるので賭け金も増える。だから次に負けると、さっき儲けた分より大きくやられてしまうのである。

    逆に、「負け、勝ち」 の順で考えても同様である。定額で賭けるならトントンになる。しかし、定率で賭けると、負けて資金が減り、賭け金を少なくした後に勝つから、さっきの負けを取り戻せない。

    つまり、定率で賭ける手法には、本質的に不利な面があるのである。この奇妙な性質のことを、損益の非対称性と呼ぶことにする。

    http://www.geocities.jp/y_infty/management/k_formula_1.html

    週・日単位やレース単位で投入資金をコロコロ変えている人は、実はこの罠に嵌っている可能性が非常に高いので、過去シミュレーションにおいてどのような結果になるかを知っておけば、防ぐことができるかもしれません。

    過去シミュレーション条件
    期間:2016/1~ 75週間
    馬券:複勝馬券 指数により期待回収率105%以上の馬

    シミュレーション成績



    開始時の軍資金1000000円
    パターンA 常に同じ金額(10000円)を投資し続ける(元の軍資金に対して1%)
    パターンB 常に資金に対して1%を投資し続ける
    パターンC 週単位では同じ金額1%を賭け続け、1ヵ月単位で軍資金額を変更する
    パターンD 週単位では同じ金額1%を賭け続け、3ヵ月単位で軍資金額を変更する
    パターンE 週単位では同じ金額1%を賭け続け、6ヵ月単位で軍資金額を変更する
    パターンF ケリー基準で購入割合を決定(risk money 10割)
    パターンG ケリー基準で購入割合を決定(risk money 1割)
    パターンH ケリー基準で購入割合を決定(risk money 3割)
    パターンI ケリー基準で購入割合を決定(risk money 5割)
    パターンJ ケリー基準で購入割合を決定(risk money 7割)

    パターンA 常に同じ金額(10000円)を投資し続ける(元の軍資金に対して1%)
    これは、お金が増えようが減ろうが常に同じ金額を賭け続けるパターンです。
    パチンコやスロットはこのパターンに該当しますので、期待値がそのまま現れます。

    パターンB 常に資金に対して1%を投資し続ける
    これは、常に変化する軍資金高に対しての割合で賭けるものです。
    競馬においては、勝ったらレートを上げて勝負して、負けたらレートを下げて勝負するような賭け方をされてる方は多いのではないでしょうか?

    パターンC~E 週単位では同じ金額1%を賭け続け、月単位で軍資金額を変更する
    競馬を1ヵ月、3か月、6ヵ月スパンで考え、投資金額を変化させる賭け方です。

    パターンF~J
    ケリー基準+資金分離法で投資金額を決定する賭け方です。
    リスクマネー割合を1・3・5・7・10割でシミュレーションします。

    ケリー基準については、以前の記事へ→こちら

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    パターンA
    常に同じ金額(10000円)を投資し続ける(元の軍資金に対して1%)




    収支 +2,131,800円

    常に同じ金額を賭け続けるので、ダウンスイングも緩やかで収支が安定しています。
    逆に言えば、資金が増えた後には儲け損ねているとも言えます。



    パターンB 常に資金に対して1%を投資し続ける



    収支 +4,345,204円

    常に同じ金額を賭けるよりも、アップ&ダウンスイングが激しくなります。
    同じ金額の倍以上のプラス収支が出ますので、ダウンスイングに耐えることができれば同じ金額よりも儲けることができます。


    パターンC 週単位では同じ金額1%を賭け続け、1か月単位で軍資金額を変更する



    収支 +4,729,795円

    ほとんど、1%の割合で賭けるのと変わりません。
    競馬において1か月程度では試行回数的に影響が少ないのでしょう。


    パターンD 週単位では同じ金額1%を賭け続け、3か月単位で軍資金額を変更する



    収支 +4,513,566円

    期間を長くすると、前期間にプラス→今回の期間にマイナスを記録した際に、より大きなマイナスになってしまいます。損益の非対称性が現れてきます。6か月でみれば、さらにわかりやすいかと思います。


    パターンE 週単位では同じ金額1%を賭け続け、6か月単位で軍資金額を変更する



    収支 +2,706,097円

    今回のシミュレーションでは、30週を過ぎたあたりまではアップスイングですが、その後はしばらくダウンスイングが続きます。
    半年間アップスイングの時の資金に対する割合で賭け続けると大きなダウンスイングでより大きく損をしてしまっています。

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    ここまでのまとめ

    収支まとめ
    パターンA +2,131,800円
    パターンB +4,345,204円
    パターンC +4,729,795円
    パターンD +4,513,566円
    パターンE +2,706,097円

    これらから
    ・常に同じ金額が最も収支が安定する
    ・常に同じ金額よりも、資金に対する割合のほうが収支の振れ幅は大きくなるが、長期的にみれば儲かる
    ・軍資金の見直し期間を空けるほど、損益の非対称性の影響を受けてしまう

    よって、割合買いで、資金の見直し期間は短いほうが良いと考えられます。
    1R置きに軍資金から割合を求めるのは手間がかかりすぎますので、週~1か月単位での見直しが現実的でしょうか。

    では次に、最適な割合を求めるために、ケリー基準+資金分離法の検証をします。


    パターンF ケリー基準+資金分離法 risk money10割



    収支 +11,825,128円

    このシミュレーション結果のケリー基準における最適な投資割合は、0.03530462519≒3.5%でした。このグラフは、リスクマネー比率を10割ですので、100万円の3.5%=35000円を1Rに賭けていることになります。

    この期間において最終的には、今までの賭け方よりもかなり収支が上がっているように見えます。
    が、30週を過ぎたあたりでのダウンスイングにより軍資金がショートしてしまっています。この賭け方はハイリスクすぎる上に、人間のメンタルでダウンスイングに耐えられると思えませんので、リスクを取り過ぎていると言えるでしょう。


    パターンG ケリー基準+資金分離法 risk money1割



    収支 +998,150円

    リスクマネー比率1割ですから、まず100万円を10分割して、10万円に対して3.5%=3500円を1Rに賭けていることになります。

    非常に穏やかなグラフで、振れ幅が大きくありません。しかし、収支が998,150円と、常に同じ金額を買った時の半分以下の収支となります。リスクを取って無さすぎと言えるかもしれません。もう少しリスクを取ったほうが稼げそうな気がします。


    パターンH ケリー基準+資金分離法 risk money3割



    収支 +4,750,676円

    リスクマネー比率3割ですから、100万円の3割である30万円に対して3.5%=10500円ほどを1Rに賭けていることになります。

    グラフの振れ幅も平均的で、かつ収支もリスクマネー比率1割に対してかなり大きく稼げています。


    パターンI ケリー基準+資金分離法 risk money5割



    収支 +10,262,207円

    リスクマネー比率5割ですので、100万円の5割である50万円に対して3.5%=17500円ほどを1Rに賭けていることになります。

    馬券収支的には、リスクマネー比率10割の時と同じ程度で、ダウンスイングにおいても破産は免れています。しかし、かなり大きいダウンスイングではあるので、実際にこのダウンスイング期間中にメンタルを保てるかどうかは疑問です。
    ダウンスイングが大きいように、アップスイングも大きいものになりますので、アップスイング期間には、リスクマネー5割程度でも大きく資産を増やすことが可能です。


    パターンJ ケリー基準+資金分離法 risk money7割



    収支 +14,475,034円

    リスクマネー比率7割ですので、100万円の7割である70万円に対して3.5%=24500円ほどを1Rに賭けていることになります。

    非常に大きいアップスイング&ダウンスイングが目立ちます。
    意外にも、7割がこの期間においては最も収支が増えた結果になりましたが、長期的にみて不安定な収支推移をすることになります。


    ケリー基準+資金分離法のまとめ

    収支まとめ
    パターンF +11,825,128円
    パターンG +998,150円
    パターンH +4,750,676円
    パターンI +10,262,207円
    パターンJ +14,475,034円

    ケリー基準において重要視していただきたいのは、リスクマネーを何割とるか?という問題です。
    この過去シミュレーション結果の期間においては、7割のリスクを取ることが最も収支に結び付いてはいますが、収支が非常に不安定で大きなアップ&ダウンスイングの結果、最終的にアップスイングを引いているだけという結果でしかありません。

    リスクマネー比率1割程度では、稼ぎが小さすぎてほとんど儲かりませんので、バランス的には3割程度のリスクマネーを取ることが良さそうに見えました。

    まとめ
    ただ、この検証は、今回のシミュレーション成績においてはこうであるというだけであって、あなたが購入する馬券の成績とは異なるでしょう。割合買いにおいて、的中率がもっと低ければもっとスイングが大きくなりますし、高ければより多くのリスクをとっても安定します。ですので、1%を投資するとか3%を投資するとかを盲目的に覚えるのではなく、自分の投資成績からケリー基準を求めて、最適な投資金額とリスクマネー割合を考えることが重要です。

    一応オススメは、バランスを取って
    ケリー基準+資金分離法(リスクマネー比率3割)
    と、結論付けておきます。



    番外編
    皆さんも、ギャンブルに熱くなって、負けている状況から取り戻したくて、割合は無視して投資金額を上げてしまう…っていう経験はありませんでしょうか?笑
    特に、1日の終わりの12Rなんかはそういう傾向にあるようにも思います。

    そこで、今回の過去シミュレーションにおいて、1%の割合買いで、30R過ぎの大きなマイナスの週を経験した後に、割合を1%→5%に上げた場合を検証します。

    つまり、熱くなって無茶なギャンブルをしてしまうとどうなるのか?です。

    それがこちら



    はい笑


    読んでいただきありがとうございました。










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