【データ競馬予想ファクター】1.年齢
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【データ競馬予想ファクター】1.年齢

2020-03-24 10:00

    最近、指数を作成する具体的な方法を知りたいというお声が多いので、データ競馬で指数を作成するときに使用する予想ファクターを書いていきます。

    既にいくつかのファクターは、有料noteで公開しておりますので、気になる方はそちらもチェックしてみてください。

    競走馬の能力を評価するシンプルな方法
    競馬場のコース&枠順マスターガイド
    前走不利から穴馬を獲る方法

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    【年齢】

    今回は、年齢についてです。
    年齢に関しては、競馬予想をする上で考慮されている方が多いと思いますが、実際の統計データではどうなっているのかを見ていきます。

    先に結論から言えば、
    • 全体として競争馬のピークは4歳秋
    • 6歳以降は回収率が下がっていく
    • 早熟型が晩成型かの見分け方は、筋肉の質をみる

    では、実際にデータをみていきましょう。

    競走馬のピーク



    勝率・連対率・複勝率を見た時に、最も数値が高いのが4歳7~9月であることがわかると思います。つまり、全体として競争馬のピーク(全盛期)は、4歳秋あたりになることが多いということが示されています。
    もちろん、馬個別で、成長が早い馬と遅い馬がいますので、個別の馬での判定方法の私個人の考え方も後で記述します。



    歳を重ねるごとに、複勝率が低下していくのがわかります。高齢になればなるほど、競走馬としての能力が衰えていくことが示されています。

    年齢別の回収率


    青線が単勝回収率、オレンジ線が複勝回収率。
    回収率においても、6歳以降は右肩下がりで落ちていきます。7歳以上の馬になると、複勝回収率でも60%しかありません。
    高齢馬は、基本的にキャリアを積み重ねているため、条件が変わったりすることで新しく才能が開花する可能性も少なくなり、能力的にも衰えているため、回収率を上げることが難しいです。


    早熟の馬と晩成の馬の見分け方

    これは、自論ですが、早熟の馬と晩成の馬では筋肉の質が違います。
    では、どういう筋肉の質かと言いますと、瞬発力を発揮する速筋が優位なタイプと、持続力を発揮する遅筋が優位なタイプと大まかにわけてこの2種類の筋肉の質が違います。

    速筋と遅筋の割合は、遺伝によって決まるため、筋肉の割合において「血統」とも関連してくると考えています。

    速筋の特徴としては、
    ・瞬発力を発揮する
    ・鍛えればすぐに筋肉がつきやすい
    ・鍛えなくなったり、老化によって筋肉が落ちやすい

    遅筋の特徴としては、
    ・持続力を発揮する
    ・鍛えてもなかなか筋肉がつきにくい
    ・筋肉は落ちにくい

    人間でもそうなんですが、歳をとってくると、筋肉が硬くなり、関節が硬くなります。筋肉というのは、伸び縮みすることで力を発揮する性質があるので、硬くなった筋肉では上手く力を発揮できなくなってしまいます。

    よく、調教師の方なんかが「若い頃に比べてズブくなった」等の発言をすることがあると思いますが、ズブくなるのは大抵が瞬発力に優れていて、素晴らしい末脚を繰り出していたような馬達だと思います。筋肉や関節が硬くなってきて、持ち味だった瞬発力を繰り出せないために、全盛期のパフォーマンスが出せないわけです。

    瞬発力タイプの代表例として「ディープインパクト」
    持続力タイプの代表例として「ステイゴールド」 の産駒のデータを比較してみましょう。
    どちらも、芝の中(長)距離路線で活躍している馬です。



    左がディープインパクトの複勝率、右がステイゴールドの複勝率。




    ディープインパクトは、2歳時に最も高い複勝率であるところから、歳を重ねる毎に複勝率が下がっていきます。
    ステイゴールドは、2、3歳時には4歳時にピークがくることがわかります。

    産駒全体の、絶対的な能力値の差があるため、全体としての数値はディープインパクトのほうが大きいですが、4歳以降の複勝率は、ステイゴールドとさほどの差がありません。ディープインパクト産駒は衰え、ステイゴールド産駒は全盛期を迎えるためです。

    ディープインパクトが、圧倒的な瞬発力を武器にする早熟型ですので、日本ダービーに間に合いやすい。また、同世代の馬よりも早く成長したほうが、日本ダービーを大目標にした場合というのは、絶対的に有利です。
    逆に、ステイゴールドは、4歳くらいまで全盛期を迎えないため、日本ダービーを狙うような馬ではないのです。

    馬券的には、ディープインパクトの回収率をみて欲しいのですが、4歳以降の回収率がガタ落ちしているのがわかると思います。



    全体の数値をみていると、「ディープインパクトは回収率が低いから買い辛い」と思いがちですが、実は2歳では単89%複85%と高水準、3歳でも単79%複78%と平均水準にあります。
    4歳以降に、2~3歳での活躍に引きづられ、ピークを過ぎているにも関わらず過大評価される馬が多くなってきてから、回収率がガタ落ちします。4歳では単63%複78%と勝ち切れなくなっているのがわかりますね。


    このように、年齢と血統と筋肉の質を考慮して、その馬がどういうタイプなのかを判別していくと、早熟なのか晩成なのかの見分けがつきやすいと思います。ピークを過ぎた馬を買うことは、回収率を下げるファクターとなりえます。



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