書(や)先週のWIN5は、6-1-1-1-6番人気で決着して57万5670円の払戻金。小渕さんは見事にWIN5的中でした。振り返っていただけますか?















渕:先週も多少荒れたのは古馬500万下と2歳戦。古馬の上の方のクラスだと力関係がハッキリしているので、トリッキーなコースてなければあまり荒れることはないですからね。どこの買い目を絞るかがポイントとなるWIN5では、堅く収まりそうな条件をある程度把握しておけば、的中は近くなるはずです。




















秘書(や):2歳のGⅠ朝日杯FSは6番人気のサトノアレスが勝利しました。これについてはいかがですか?

















小渕:朝日杯FSは阪神の外回り1600mという舞台で、わりと力勝負となる舞台なのですが、今年は抜けた馬がいなくて力量差のない戦いでしたから、こうなると2歳戦は特に難しくなりますね。ましてここは2歳戦で最も賞金の高いレースのため、多少距離に不安があっても使ってくる馬が多く、ペースも遅くならないので、2歳戦にしては珍しいスタミナを求められるレース。そういった未知の領域での戦いとなると、これまでの実績もアテにしづらいところがありますからね。結局スタミナの消耗を避け、直線勝負に出た2頭が1~2着を分けあう結果になりましたし、乗り方ひとつ、展開ひとつといった部分が大きいレースだったと思います。














秘書(や):今週は中京開催が終わり、中山と阪神のみでの開催です。どんなところに注意が必要でしょうか?オススメの1頭なども挙げて頂けると嬉しいのですが…。




















小渕:毎度のことですが、GⅠの日はトップジョッキーが中山に集まりますので、裏開催となる阪神の方が波乱の余地が大きいでしょうね。阪神は今週からBコースに替わって先週ほどの外差し一辺倒の馬場ではない感じですし、展開の紛れがありそうな予感がします。中山は今週もAコース使用で内目の馬場の悪化が目立つのですが、芝が剥げてきたところの方が馬場が乾くのが早いようで、金曜土曜の開催を見ると、イン有利の馬場に変わってきているような印象を受けますね。先週までの外差し馬場なら大外一気の馬にも警戒しなければならないかなと思っていましたが、これなら有馬記念はある程度前に行ける中山巧者の戦いになりそうです。昨年の1~3着ゴールドアクター、サウンズオブアース、キタサンブラックで決まる可能性がかなり高いように思います。













秘書(や):おっとそこまで。今週のWIN5も小渕さんの意見を参考にしたいところですね。週末のWIN5予想は『競馬道OnLine 小渕高慶の「本日の3番勝負+WIN5』で! 



小渕高慶(おぶち たかよし)プロフィール

業界を牽引する専門紙・競馬ブック紙上にて年間回収率1位の座にも輝いた経験もある元トラックマン。現在もトレセンに身を置き調教師や騎手、馬主などと深い交流を持つレーシングアドバイザーとして活動。
一方でトラックバイアスや関係者の事情を考慮した独自の予想を展開する現役の予想家でもある。あわや3週連続WIN5的中(14R連続的中まで)や3連単100万オーバーなどの派手な当たりは机上の予想ではなかなか辿り着けない芸当。能力分析と現場の事情が融合した他では聞けない深みのある予想は必見である。