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【無料公開】アベコー・阿部幸太郎のレース回顧(CBC賞、テレビユー福島賞)
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【無料公開】アベコー・阿部幸太郎のレース回顧(CBC賞、テレビユー福島賞)

2014-07-11 09:50
    【阿部幸太郎のレース回顧】

    祭りだ!祭りだ!メイショウスザンナにトーホウアマポーラでガッツポーズ!!

     これは"来る"、絶対"来る"と、私の長年積み重ねられた競馬の頭脳にビーンと来ました勝負の遺伝子がやって来たときは確実に飛び込んで来てくれます。
     その予感があったのが、先週のCBC賞と、テレビユー福島賞。ともに手ぐすね引いていた馬が参戦して来ました。
     それがCBC賞のトーホウアマポーラと、テレビユー福島賞のメイショウスザンナでした。
     トーホウアマポーラは、「競馬道プレミアム予想」、「アベコーの競馬大予想」、そして「スマート競馬カレッジ」「週刊大衆」のコラムでも、◎に取り上げて強気のリーチをかけておいたのですが、我ながら実にうまくいきました!
     CBC賞は主導権を取ったベルカントが1番人気。古馬初挑戦。フィリーズレビューを勝ちましたが、相手に恵まれたうえに、経済コースをピッタリ走れた利が大きく、狙いを下げて考えいたのです。それゆえ、逃げてもよほど展開に恵まれない勝ち目は難しい、いや無理と推察。
     そのベルカントの逃げ。2番手に抜群の手応えで3番人気エピセアローム。仕掛けたらちょっと掛るようにマヤノリュウジン。そしてリアルビーナス、ワキノブレイブ。その直後の中団にニンジャとトーホウアマポーラ。2番人気で3連勝中のルナフォンターナがその直後。
     このままの形でレースは進み、2番手から逃げるベルカントに並びかけたエピセアロームが直線先頭に立ちかけたところに、外からトーホウアマポーラがグングン肉薄。待っていましたと言わんばかりに福永騎手のトーホウアマポーラが力強い足取りでエピセアロームを捉えてゴールイン。これで、トーホウアマポーラは芝1200mで5勝目。なんとこの6ハロン戦は<5411>と、圧倒的に強い距離。まさにスペシャリストなのです。
     2着にエピセアロームで、3着が末脚を伸ばしたニンジャが食い込み、馬単5660円、
    3連複2万2400円、3連単11万6100円は美味しい配当でした。


    ◎あけて!あけて!7番人気メイショウスザンナの快走劇は!

     小脚が使えるメイショウスザンナ。芝1200mを走らせたらどうだろう。桜花賞でジェンティルドンナ、ヴィルシーナという強豪相手に5着。地力は高いものがあった馬でした。前走の東京、準オープンの多摩川S(芝1400)で逃げたジョーオリオンとともに前半33秒7-44秒8-56秒5という凄いハイペースに乗り入れて行って、ゴール前で失速。とはいえ、優勝したシャイニープリンセスと1秒差は悪くありません。
     これは間違いなく体調がいい証拠と判断。着順はともかく芝1400mでこれだけのスピードを見せてくれれば、1200mでそのスピードをいかんなく発揮できると判断。◎としました。
     「両サイドの馬がスタートでガタついたので出遅れてしまいました」と北村宏騎手。インで完全な出遅れ。
     そこで、北村宏騎手は前を行く馬を追いかけるように、仕掛けて前を懸命に追います。
    「あけて!あけて!お願いあけて!」と言うとインサイドのところがガラリ隙間。そこを躊躇なく北村宏騎手とメイショウスザンナが追い上げて中団につけることができました。
     逃げたダノンエレガントが4角をまわると失速気味。2番手に付けたマイネルエテルネルが抜け出しましたが、4角で前をうまく捌いて、外目に出したメイショウスザンナの迫力が一枚上。ゴール前で抜け出し見事な優勝。初めての芝1200mを制覇。ゴール前で見せた小気味よい切れ味。これからオープン入りですが、大いに活躍が期待できそうですね。
     単勝2650円、馬単1万3850円也。3連単は75万5440円もつきました。
    「競馬道プレミアム予想」、「アベコーの競馬大予想」、「スマート競馬カレッジ」を、ご覧の皆様、おめでとうございました。




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    【阿部幸太郎プロフィール】

     阿部幸太郎(あべこうたろう)
    競馬評論家。名物コラム「アベコーの穴党専科」で一躍人気を集めた「ホースニュース 馬」記者で、この時期、UHFテレビ「中央競馬ワイド中継」の「アベコーの穴党専科」でも人気を博した。その後、「夕刊フジ」に移籍。予想コラム「アベコーのハッピー競馬」を担当した。フリーとなってからは内外タイムスでも予想とコラム「アベコーのハッピー競馬」を連載した。新潟競馬BSN土曜テレビ中継「ワンダフル競馬」に出演。電子書籍も執筆している。



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