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今週の重賞データチェック! ジャパンカップ(G1)
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今週の重賞データチェック! ジャパンカップ(G1)

2014-11-25 10:44

    第34回 ジャパンカップ(G1)
    11月30日(日) 東京競馬場 芝2400m

     1着賞金2億5000万円と国内最高額を誇る、国際招待競走・ジャパンC。その「国際招待競走」としては、以前に比べると超大物の来日こそ少なくなっているが、その分、日本馬がこの30年ほどの間に大幅にレベルアップ。海外の大レースを制する馬も見られるようになってきた。ジャパンCの優勝馬でも、07年のアドマイヤムーンは同年のドバイデューティフリー(G1)勝ち馬。また、一昨年、昨年と連覇中のジェンティルドンナは、本年のドバイシーマクラシック(G1)を制した。今年のジャパンCには、そのジェンティルドンナのほか、「世界ランキング1位」のジャスタウェイも参戦予定。果たしてどんな結果が待っているのか、過去の傾向を見てみよう。





    Check1
    安定の1番人気、外国馬なら人気馬だが……
     過去10年、1番人気は【4.3.2.1】と安定した成績。5番人気以内で合計【9.8.5.28】と優勝馬10頭中9頭、単勝オッズでみれば15倍未満で【9.8.7.30】となり、おおむねこのあたりまでが馬券候補の中心となる。3連単7万馬券を超えたのは11年、13年の2回だけで、この2回も2→6→14番人気、1→7→11番人気と、1~3着は上位人気から下位人気の順で決着。穴馬が1、2着を占めるような大波乱までは期待薄だ。
     なお、1番人気で馬券圏内を外したのは、11年の外国馬デインドリーム(6着)1頭。ただ、地方・外国馬の好走は04年のコスモバルク2番人気2着、05年のアルカセット3番人気1着、そして06年のウィジャボード3番人気3着と人気馬ばかりでもある。地方・外国馬トータルでは【1.1.1.48】連対率3.9%、日本馬は【9.9.9.88】連対率15.7%という成績からも、外国馬を買うにしても人気馬を少々にとどめるのが無難だ。

    【人気別成績(過去10年)】               
    人気    成績    勝率    連対率    複勝率
    1    4-3-2-1    40.0%    70.0%    90.0%
    2    1-3-2-4    10.0%    40.0%    60.0%
    3    2-0-1-7    20.0%    20.0%    30.0%
    4    1-1-0-8    10.0%    20.0%    20.0%
    5    1-1-0-8    10.0%    20.0%    20.0%
    6    0-1-1-8    0.0%    10.0%    20.0%
    7    0-1-1-8    0.0%    10.0%    20.0%
    8    0-0-1-9    0.0%    0.0%    10.0%
    9    1-0-0-9    10.0%    10.0%    10.0%
    10    0-0-0-10    0.0%    0.0%    0.0%
    11~    0-0-2-64    0.0%    0.0%    3.0%


       
    Check2
    牝馬に注目、牡・セン馬なら3~4歳馬
     性別では、まず牝馬の【4.2.3.14】複勝率39.1%が目立つ成績。ウオッカが優勝した09年以降の過去5年にかぎれば【4.2.1.6】連対率46.2%と、牝馬が抜群の成績を残しており、昨年のワン・ツー決着もあっただけに、注目は欠かせない。
     牡・セン馬では、4歳が【4.3.1.26】で連対率20.6%。3歳も【1.3.2.19】と健闘しているが、勝ち馬1頭、連対率16.0%と、4歳には及ばない。そして5歳以上は苦戦傾向。特に近5年の5歳牡・セン馬は【0.1.1.17】で、5歳牝馬の【2.0.0.1】と比べると劣勢が目立っている。




    Check3
    古馬ならほぼ天皇賞組か
      古馬(日本馬)の好走は過去10年で19頭。このうち16頭が秋の天皇賞に出走しており、まず古馬なら天皇賞組が中心になる。この16頭を見ると、天皇賞で掲示板を確保していた馬が12頭。そして2頭は天皇賞2番人気馬で、この組は天皇賞5着以内か2番人気以内が目安になる。
     残る2頭は7歳牡馬の人気薄。11年に14番人気3着のジャガーメイルは、前年のジャパンC4着で、3着とは0.1秒差。そして13年に11番人気3着のトーセンジョーダンは、前々年のジャパンC2着馬だった。ジャパンC好走歴のあるベテランが、人気薄の3着候補だ。
     なお、凱旋門賞組の2頭、06年のディープインパクト(凱旋門賞3位入線失格)、12年のオルフェーヴル(同2着)は、ともに三冠馬。凱旋門賞に遠征する時点でほぼ日本のトップクラスばかりとはいえ、よほどの実績馬が上位に入線を果たしてきたくらいでないと好走はしていない。





    Check4
    前走が3歳同士なら連対確保を
      一方、3歳(中央馬)の好走馬は表の8頭。この8頭のうち、5頭は前走で3歳同士のG1(菊花賞、秋華賞)に出走し、連対を確保した馬だった。残る3頭のうち2頭は古馬相手で5着以内。3歳馬なら海外組(ヴィクトワールピサ)を除き、前走が3歳同士なら連対、古馬相手なら5着以内が好走条件になる。また、国内組なら、04年のデルタブルースを除き、前走で3番人気以内に推されていたことも共通点として挙げられる。

    Check5
    穴を買うならコース追い
      パソコン用調教分析ソフト「競馬道 調教マスター」によると、過去6年の好走馬の追い切りは、栗東坂路と栗東CWがそれぞれ8頭、そして美浦の南Pコースが2頭。この過去6年では関東馬が【1.0.1.18】、地方・外国馬が【0.0.0.30】と結果が出ていない影響もあるが、基本的には上記3コースで追い切った馬以外は狙いづらい。
     このうち、栗東坂路組は6番人気以内で【3.3.2.5】複勝率61.5%の好成績。しかし7番人気以下になると【0.0.0.15】とまったく好走馬が出ていない。栗東CWは6番人気以内【2.2.1.6】複勝率45.5%、7番人気以下【0.1.2.7】と、坂路に比べれば人気薄でもチャンスあり。そして美浦南Pは、08年9番人気1着のスクリーンヒーロー、11年14番人気3着のジャガーメイルと、好走2頭はともに人気薄だった。いずれにしても、7番人気以下の穴ならコース追いの馬、と言えそうだ。




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