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今週の重賞データチェック! 朝日杯フューチュリティS(G1)
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今週の重賞データチェック! 朝日杯フューチュリティS(G1)

2014-12-15 11:32

    第66回 朝日杯フューチュリティS(G1)
    12月21日(日) 阪神競馬場 芝1600m

     2歳王者決定戦・朝日杯フューチュリティS。1949年に関東地区の3歳(旧表記)チャンピオン決定戦「朝日杯3歳S」として、西の「阪神3歳S」とともに創設された一戦だ。その後、91年から牡・セン馬による東西統一の2歳王者決定戦になるなどの変更を経て、本年は阪神競馬場へ移動。従来の中山芝1600mは外枠不利と言われていたが、今年からは3コーナーまで距離の長い阪神芝・外回りの1600mで行われる。過去には後の三冠馬・ナリタブライアンをはじめとした多くの名馬が優勝し、ここ10年でも一昨年のロゴタイプ(皐月賞)、10年のグランプリボス(NHKマイルC)といった翌春のG1馬が勝利を飾っている。今年、生まれ変わったこのレースでそこに名を連ねるのはどの馬か。過去の傾向を見てみよう。



    Check1
    5番人気以内を中心に
      過去10年、1番人気は連対率30.0%ながら、複勝率は70.0%と上々。2番人気も連対率50.0%、複勝率60.0%の好成績を残すなど、馬券圏内は上位人気の馬が多く、5番人気以内全体で30頭中25頭。【9.7.9.25】複勝率50.0%になる。昨年までの中山芝1600mはトリッキーなコースで、枠順や不利に泣く馬も見られたが、それによって大波乱にまで至るようなことはなかった。ただ、06年から阪神芝外1600mで行われてきた阪神JFでは、12年に3連単304万馬券が飛び出しており、阪神に替われば一層堅くなるとも言い切れないことには注意したい。

    【人気別成績(過去10年)】               
    人気    成績    勝率    連対率    複勝率
    1    2-1-4-3    20.0%    30.0%    70.0%
    2    4-1-1-4    40.0%    50.0%    60.0%
    3    1-1-1-7    10.0%    20.0%    30.0%
    4    1-2-1-6    10.0%    30.0%    40.0%
    5    1-2-2-5    10.0%    30.0%    50.0%
    6    0-1-0-9    0.0%    10.0%    10.0%
    7    1-1-0-8    10.0%    20.0%    20.0%
    8    0-0-1-9    0.0%    0.0%    10.0%
    9    0-0-0-10    0.0%    0.0%    0.0%
    10    0-1-0-9    0.0%    10.0%    10.0%
    11~    0-0-0-57    0.0%    0.0%    0.0%





       
    Check2
    オープン・重賞組なら前走3着以内馬
      過去10年の連対馬20頭中15頭は前走重賞組。これにオープン特別組も含め前走着順別の成績を調べると、15頭中12頭が前走3着以内。馬券圏外に負けているようでは、G1の舞台では巻き返しづらい。残る3頭は、前走で4着以下に敗退したにもかかわらず、ここで4番人気以内に推されていたことが共通点。前走4着以下で、今回人気落ちというパターンでは買いづらい。

    【前走オープン・重賞組の着順別成績(過去10年)】               
    前走着順    成績    勝率    連対率    複勝率
    1着    4-3-4-24    11.4%    20.0%    31.4%
    2着    0-3-2-17    0.0%    13.6%    22.7%
    3着    1-1-0-5    14.3%    28.6%    28.6%
    4着以下    2-1-0-33    5.6%    8.3%    8.3%

    【前走4着以下からの好走馬(過去10年)】                       
    年    馬名    人気    着順    前走    人気    着順
    04    マイネルレコルト    2    1    京王杯2歳S    1    5
    07    ゴスホークケン    3    1    東スポ杯2歳S    1    4
    11    マイネルロブスト    4    2    東スポ杯2歳S    5    9







    Check3
    前走500万1着馬なら実績に注目
      一方、前走500万条件組は昨年1~3着を独占するなど、09年以降に好走馬が増えており要注意。この組は出走49頭中40頭が前走1着馬ということもあり、馬券に絡んだ9頭はすべて前走1着馬だ。この500万組9頭に共通するのは、重賞で4着以内の実績があるか(3頭)、3着内率100%(6頭)のいずれか。ここに至るまで何度も馬券圏外に敗れ、重賞好走実績も持たないような馬では苦しい。







    Check4
    1着候補は助手騎乗の追い切り馬から
      過去6年の出走馬の追い切りを、パソコン用調教分析ソフト「競馬道 調教マスター」によると、で分析すると、単走で追い切った馬は【1.1.2.27】連対率6.5%と今ひとつ。併せ馬で追い切った馬の好走が多く、特に先着してきた馬が【4.4.4.29】と、3着以内馬18頭中12頭を占める。中でも5番人気以内に推された馬は【4.4.4.6】で、複勝率はなんと66.7%を記録する。逆に、追い切りで先着したにも関わらず、当日6番人気以下だった馬は【0.0.0.23】と好走なし。併せ馬で追い切った馬は、人気順にも注目したい。




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