第62回 日経新春杯(G2)
1月18日(日) 京都競馬場 芝2400m
天皇賞や宝塚記念など春のG1を目標する古馬にとって、年明け最初のG2競走となる日経新春杯。94年からハンデ戦で行われているが、99年には前年春の天皇賞馬・メジロブライトが59.5キロで優勝し、同年春の天皇賞は2着に好走。01年に58.5キロで優勝したステイゴールドは、次走でドバイシーマクラシックを制した。また、近年では12年に、前走有馬記念3着で58.5キロのトゥザグローリーが勝つなど、実績馬が重ハンデを克服する例も見られる。その一方、09年にテイエムプリキュアが49キロで逃げ切るなど、ハンデ戦らしい一面も見せる一戦。今年はどんな結果が待っているのか、過去の傾向を見てみよう。
Check1
上位人気の好走多し
過去10年、1番人気は1勝止まりだが、複勝率は60.0%と安定した成績。続く2番人気が5勝の好成績を残すなど、4番人気までが複勝率40.0%以上と、ハンデ戦でも上位人気の好走馬が多い。特に2着は、07年以降8年連続で4番人気以内馬だ。5番人気以下は、11番人気まで好走1頭ずつと分散。4番人気以内2頭+5番人気以下1頭という組み合わせが、10年のうち7回を占めている。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 1-3-2-4 10.0% 40.0% 60.0%
2 5-1-0-4 50.0% 60.0% 60.0%
3 1-3-1-5 10.0% 40.0% 50.0%
4 0-1-3-6 0.0% 10.0% 40.0%
5 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
6 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
7 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
8 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
9 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
10 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
11~ 1-0-2-32 2.9% 2.9% 8.6%
Check2
ハンデは54~56キロ
ハンデ別では、56キロ台が【3.5.3.17】と好走馬の3分の1以上を占め、連対率28.6%、複勝率39.3%の好成績。さらに55キロ4連対、54キロ5連対と、この54~56キロあたりに好走馬が目立つ。53キロ以下は2勝を挙げているが、3着馬6頭を数え、どちらかといえば3着候補。57キロ以上は近年今ひとつの成績に終わっている。
Check3
明け4~5歳馬を中心に
牡・セン馬の年齢別では、明け5歳が【3.6.1.19】連対率31.0%。4歳は【4.3.5.18】で連対率は23.3%だが、勝率や複勝率は5歳を上回っており、いずれにしてもこの4~5歳が中心になる。6歳以上は好走馬が激減。また、牝馬は出走こそ少ないが、好走確率は牡・セン馬と遜色ないため、今年も出走馬があれば注意したい。
Check4
前走条件戦組に注意
G2でもハンデ戦のため、前走G1組から条件戦組までさまざまなタイプの馬が出走する。そんな中、過去10年で条件戦組は【3.4.3.21】連対率22.6%、複勝率32.3%。前走G1でも【3.0.2.10】連対率20.0%止まりのため、条件戦組への注目は欠かせない。この好走馬10頭を見ると、5番人気以内がそのうち7頭。ハンデも54キロ以上が6頭おり、必ずしも人気薄の軽ハンデ馬ばかりではない点には注意したい。
Check5
牡・セン馬の馬ナリ追い切り馬は苦戦
パソコン用調教分析ソフト「競馬道 調教マスター」によると、「一杯」(末一杯なども含む)や「強目」で追い切った馬が好走馬の大半を占め、「馬ナリ」の好走馬は過去7年で4頭だけ。そのうち3頭は牝馬で、牡馬は09年3着のタガノエルシコ1頭。そのタガノエルシコも栗東CWで79.6-65.3-51.5-38.6-12.7と、馬ナリとはいえ全体の時計は速かった。牡・セン馬なら、ある程度しっかり追われた馬を狙いたい。
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