第56回 アメリカJCC(G2)
1月25日(日) 中山競馬場 芝2200m
春の天皇賞や宝塚記念へと繋がる、古馬中~長距離路線のアメリカJCC。まだG1シーズンまで間があるものの、有馬記念から約1カ月と出走しやすい間隔にあり、年によっては実力馬の参戦も見られるG2競走だ。グレード制導入後では、87年ミホシンザン、99年スペシャルウィークといったG1馬が優勝。近年はG1馬の勝利こそないものの、07年にここで重賞初制覇を達成したマツリダゴッホは、年末に有馬記念を制覇。また、12年のルーラーシップは、香港G1制覇のほか、宝塚記念2着など同年のG1で好走を重ねた。今年はどんな馬がG1制覇へ向け好発進を切るのか、過去の傾向を見てみよう。
Check1
勝ち馬は5番人気以内から
過去10年、優勝馬はすべて5番人気以内で、単勝配当は1000円未満。まず1着候補は上位人気馬になる。ただ、1番人気は【3.0.0.7】と今ひとつで、単勝1倍台だった3頭が1着、2倍以上だった7頭はすべて4着以下に終わっている。また、昨年は3連単29万馬券を記録したが、3着までに6番人気以下が2頭入った年は、その昨年と08年の2回のみ。3年前には1→2→4番人気で1270円という低配当もあり、基本的には大きく荒れづらいレースだ。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 3-0-0-7 30.0% 30.0% 30.0%
2 3-3-1-3 30.0% 60.0% 70.0%
3 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0%
4 1-0-2-7 10.0% 10.0% 30.0%
5 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0%
6 0-1-3-6 0.0% 10.0% 40.0%
7 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
8 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
9 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0%
10 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
11~ 0-1-0-24 0.0% 4.0% 4.0%
Check2
5歳が高勝率、高齢馬の2~3着に注意
牡・セン馬の年齢別では5~7歳で10勝中9勝。特に5歳馬は【4.0.4.16】で勝率16.7%を記録し、複勝率も33.3%と高い。4歳は【1.4.1.10】で勝ち馬は1頭のみ。ただ、連対率31.3%、複勝率37.5%と、馬連や3連複の候補として注目したい。また、8歳馬が【0.4.2.6】で複勝率50.0%。こちらも1着までは苦しいが、2~3着候補としては注意が必要だ。
Check3
有馬記念組は中山実績に注目
一時は有馬記念組の好走がまったく見られなかったが、09年以降は13年を除いて連対馬を輩出。この過去6年にかぎれば有馬記念組は【4.2.1.6】連対率46.2%、複勝率53.8%になる。この組の共通点は、有馬記念で掲示板に載っていたか、中山で重賞勝ちの実績を持っていたことだ。
なお、ほかに好走馬が多いのは中山金杯で、過去10年【3.2.1.23】。好走6頭中5頭は中山金杯5番人気以内、同じく5頭が中山金杯ハンデ56キロ以上だった。
Check4
追い切りは助手騎乗馬、併せ先着馬
パソコン用調教分析ソフト「競馬道 調教マスター」で出走馬の追い切りを分析すると、助手騎乗で追い切った馬が【6.3.2.37】と、過去7年の勝ち馬のうち6頭を占める。騎手騎乗馬の勝利は12年のルーラーシップ(福永)1頭のみだ。ただ、追い切りにレース騎乗騎手が場合は【1.3.4.21】で、複勝率は27.6%と、助手騎乗馬を上回る。
また、優勝馬は7頭すべて併せ馬で追い切り、先着、または同入した馬だった。特に先着した馬は【5.0.2.11】で複勝率38.9%と好走確率が高い。単走の馬は【0.3.3.36】と好走しても2~3着だ。
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