秘書(や)先週のWIN5は5-4-2-1-3番人気で決着して53万7140円の払戻金。小渕さんは先週に続いてまたまた的中。2週連続の的中になりましたね。振り返っていただけますか?

小渕:2週連続とは言っても、どちらも100万以下の配当で、それほど自慢できるような内容ではありませんが、やはり自分自身の中でも本日2月14日発売の今だから出来る 東スポ虎石晃のWIN5傾向と対策を共同執筆した成果が出ているというか、改めて過去の結果を検証してみたことで、条件によってかなりハッキリとした傾向があることが明確となった気がします。それにやはりWIN5は、わりと堅い決着になっても、そうそう取りガミになることはないですね。資金がかかることを怖れず、可能性のある馬は全てマークする買い方が、この馬券のコツ。限られた資金の中で戦うには、いかに可能性の無い馬を見分けられるかがカギとなってくるでしょう。手堅く的中させるのはそう難しいことではなかったと思います。


秘書(や)先週の場合はどこがポイントだったのでしょうか??

小渕:先週は京都11Rのきさらぎ賞と東京11Rの東京新聞杯が堅く収まる条件のレースでしたから、波乱があるとすれば前半3つのレースでした。ただそれも傾向がハッキリとした条件が多く、例えば京都10Rの芝1200mは内回り戦で内枠の先行馬がかなり有利。先行馬では厳しい中京の芝1200m戦を惨敗してきたシゲルガガの一変はよくあるパターンですからね。東京10Rの芝2400mは、長丁場だけに展開の紛れがたびたび起きている条件。実績馬が牽制しあっているうちにメイショウカドマツのような逃げ馬が粘り込むのもよくあるパターンです。小倉11Rは前残りがやや怖い小回り平坦開幕週の芝2000mでしたが、力のある先行馬であっさり。これもまた傾向通りの結果でした。


秘書(や):今週は東京と京都が3週目、小倉が2週目になります。どんなところに注意が必要でしょうか?オススメの1頭なども挙げて頂けると嬉しいのですが…。

小渕:東京も京都も小倉も仮柵の移動はなく、引き続き東京はDコース、京都はBコース、小倉はAコース。今の東京はほとんどトラックバイアスを感じませんし、京都もイン有利がだいぶ解消してきた印象。小倉芝はまだまだイン有利ですが、今週のWIN5対象レースはダートの1700m。小倉のダートは今週雨量が少なく時計がかかっていますが、それでも前残りが露骨ですので注意してください。今週は京都記念がハープスター、共同通信杯がドゥラメンテ、飛鳥Sがトーセンマタコイヤ、と堅そうなレースが多いので、かなり配当は安くなりそうな気配。ポイントは東京10Rと小倉11Rになるでしょう。東京芝1400mは内枠有利、小倉ダート1700mは先行有利、を忘れないようにしてくださいね。

週末のWIN5予想は『競馬道OnLine 小渕高慶の「本日の3番勝負+WIN5」』で! 

小渕高慶(おぶち たかよし)プロフィール

業界を牽引する専門紙・競馬ブック紙上にて年間回収率1位の座にも輝いた経験もある元トラックマン。現在もトレセンに身を置き調教師や騎手、馬主などと深い交流を持つレーシングアドバイザーとして活動。
一方でトラックバイアスや関係者の事情を考慮した独自の予想を展開する現役の予想家でもある。あわや3週連続WIN5的中(14R連続的中まで)や3連単100万オーバーなどの派手な当たりは机上の予想ではなかなか辿り着けない芸当。能力分析と現場の事情が融合した他では聞けない深みのある予想は必見である。