第49回 フィリーズレビュー(G2)
3月15日(日) 阪神競馬場 芝1400m
前週のチューリップ賞に続く桜花賞トライアル・フィリーズレビュー。チューリップ賞が本番と同距離の1600mで行われるのに対し、こちらは1ハロン短い1400m戦、そして内回りコースで行われる。そのため、スプリンタータイプの牝馬も参戦し、マイラー型の馬とこの距離での力比較が難しい一戦だ。過去10年では05年にラインクラフトが、このレースと桜花賞、そしてNHKマイルCまで3連勝。また、08年にはこのレース3着のレジネッタが桜花賞で巻き返して勝利を手にしている。また、一昨年の勝ち馬・メイショウマンボは桜花賞こそ10着だったものの、オークス、秋華賞、エリザベス女王杯とG1を3勝した。そんなフィリーズレビューの過去の傾向を見てみよう。
Check1
上位人気同士の決着はない
過去10年、1番人気と3番人気は連対率40.0%だが、2、4番人気は各1連対止まり。また5番人気は連対がなく、1~2着を5番人気以内の馬が占めたのは一昨年の3→4番人気だけ。この年でも3着は11番人気だった。また、1番人気が連対した年の相手は7~10番人気と、上位人気同士で馬券が決まる可能性は極めて低いレースだ。昨年は2→13→6番人気で3連単175万馬券が出ている。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 3-1-0-6 30.0% 40.0% 40.0%
2 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
3 3-1-1-5 30.0% 40.0% 50.0%
4 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
5 0-0-4-6 0.0% 0.0% 40.0%
6 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
7 0-2-1-7 0.0% 20.0% 30.0%
8 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
9 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
10 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
11~ 1-1-2-55 1.7% 3.4% 6.8%
Check2
穴馬の好走パターンは?
6番人気以下の好走馬は14頭で、3着以内馬の約半数。馬券妙味からも、こういった人気薄をいかに拾えるかがカギになる。各馬の前走を見ると「芝ダート問わず1400mの500万勝ち」「関東馬でオープン・重賞連対」「関西馬でオープン・重賞4着以下」。このいずれかをクリアした馬が、14頭中13頭を占めている。1400m以外の500万を勝ってきた馬や、関西馬で前走オープン・重賞3着以内だったような馬は、6番人気以下の穴馬候補からは除外される。
Check3
阪神JF、エルフィンS組の好走多し
前走レース別では阪神JF組が【4.2.1.13】連対率30.0%。そしてエルフィンS組は【2.2.4.13】で連対率は19.0%だが、複勝率は38.1%と高く、阪神JF(同35.1%)を上回る。その他で連対以上のレースはなく、前記2レースに次いで出走頭数の多いクイーンC組は【1.0.1.16】連対率5.6%にとどまる。
阪神JF組の好走馬7頭は、阪神JF5着以内から直行で1番人気(4頭)か、阪神JF10着以下で今回5番人気以下(3頭)とい両極端。エルフィンS組の着順はまちまちだが、8頭すべて前走5番人気以内。エルフィンS1~5番人気馬にかぎれば【2.2.4.7】複勝率53.3%になる。
Check4
美浦南坂路の追い切り馬に注目
パソコン用調教分析ソフト「競馬道 調教マスター」で過去7年の追い切りを分析すると、好走馬が多いのは栗東坂路だが、【4.2.3.50】で連対率10.2%と、好走確率は今ひとつだ。
注目したいのは美浦南の坂路で追われた馬で、該当馬が少ないながらも、11年から4年連続で好走馬を輩出中。好走した5頭はすべて馬ナリ調教で、馬ナリに限れば【1.3.1.1】複勝率83.3%になる。栗東では、同様に該当馬は少ないものの、Pコース組が【1.1.1.8】連対率18.2%で坂路組を上回っている。今年も美浦なら南坂路、栗東ならPコース追い切り馬がいれば注目したい。
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