第45回 高松宮記念(G1)
3月29日(日) 中京競馬場 芝1200m
宝塚記念まで続く春のG1シリーズの開幕を飾る、スプリント王決定戦・高松宮記念。以前は中距離G2として夏に行われていたが、96年(当時高松宮杯)にスプリントG1に生まれ変わり、同年のフラワーパークをはじめとして、03年のビリーヴなど、多くの名スプリンターがここで勝利を飾ってきた。中京新コースになってからは、12年がカレンチャン、13年はロードカナロアと、前年のスプリンターズS優勝馬が2連勝したが、昨年はコパノリチャードがG1初制覇を果たした。今年はどの馬がタイトルを手にするのか、過去の傾向を見てみよう。
Check1
優勝馬は4番人気以内から
過去10年の優勝馬はすべて4番人気以内で、新中京コースの3回も2、1、3番人気と、上位人気が占めている。ただ、一昨年は10番人気のハクサンムーンが3着、そして昨年は8番人気のスノードラゴンが2着になるなど、2~3着には多くの穴馬が好走している。旧中京や阪神代替(11年)でも2桁人気馬が馬券に絡んでおり、コースを問わず人気薄への警戒が欠かせないレースだ。ただ、5番人気以下は好走しても1頭にとどまり、人気馬2頭と人気薄1頭という組合わせが多い。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率 過去3回
1 3-1-4-2 30.0% 40.0% 80.0% 1-0-2-0
2 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0% 1-1-0-1
3 3-1-2-4 30.0% 40.0% 60.0% 1-1-0-1
4 3-1-0-6 30.0% 40.0% 40.0% 0-0-0-3
5 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0% 0-0-0-3
6 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0% 0-0-0-3
7 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-3
8 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0% 0-1-0-2
9 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-3
10 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0% 0-0-1-2
11~ 0-1-2-74 0.0% 1.3% 3.9% 0-0-0-23
Check2
6歳馬が中心か。4歳馬にも注意
牡・セン馬の過去10年の年齢別では、5、6歳馬が連対率20%前後で他をリード。特に6歳は新コースに替わっても3年連続で2着馬を輩出している。一方、5歳の牡・セン馬は新コースでは【1.0.0.8】でロードカナロア以外は馬券圏外。逆に、旧コースや阪神の7回では好走のない4歳牡・セン馬が、過去3年【1.0.2.6】の成績を残しており、こちらは新コースでの注目になる。
Check3
主要ステップから1頭ずつが好走
新コースに替わった過去3回の好走馬を見ると、シルクロードS、オーシャンS、そして阪急杯と、主要ステップ3競走から各年1頭ずつ好走馬が出ている(阪神で代替された4年前も同様)。このうち、中山のオーシャンS組は3頭中2頭が馬券圏外からの巻き返し。関西圏の阪急杯とシルクロードS組なら3着以内馬に注目だ。なお、脚質は前残りも追い込みもあるが、2着馬にかぎれば3年連続で4角10番手以下からの差し・追い込み馬だった。
Check4
助手騎乗の追い切り馬が7年で6勝
パソコン用調教分析ソフト「競馬道 調教マスター」で過去7年の追い切りを分析すると、過去7年の優勝馬7頭のうち、6頭は調教助手の騎乗で追い切られた馬だった。騎手による追い切りで優勝したのは、昨年のコパノリチャード(M.デムーロ)1頭のみ。日本人騎手が追い切り、レース双方に騎乗して優勝した例は、過去7年一度もない。なお、栗東で追い切られた優勝馬5頭中4頭は坂路追い(1頭は旧DW)。美浦の2頭(キンシャサノキセキ連覇)はコース追いだった。
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