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今週の重賞データチェック!  天皇賞春(G1)
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今週の重賞データチェック!  天皇賞春(G1)

2015-04-27 09:55

    第151回 天皇賞・春(G1)
    5月3日(日) 京都競馬場 芝3200m

     淀の2度の坂越えで争われる春の古馬頂上決戦・天皇賞(春)。近年はステイヤー決戦の色合いが濃くなっているが、そんな中でも多くの実力馬がここを春の最大目標に定めて駒を進めてくる。06年にはディープインパクト、07年はメイショウサムソンといった実力馬が優勝。しかしここ3年は単勝1倍台の断然人気に推されたオルフェーヴル、ゴールドシップ、キズナが馬券圏外に敗退と、人気馬の苦戦も続いている。今年はどんな結果が待っているのか、過去10年の傾向を見てみよう。

    Check1
    1番人気は大不振
      冒頭に触れた通り、ここ3年は連続して断然人気馬が4着以下に敗退する波乱の結果。過去10年の1番人気馬は【1.0.1.8】、連対したのは06年のディープインパクトのみと、かなりの苦戦を強いられている。一方で、2~4番人気はいずれも複勝率50~60%と、1番人気の不振を埋める安定した結果を残す。10年のうち8回は、3着以内に1~5番人気から2頭、6番人気以下から1頭という組合わせだ。また、2桁人気の好走馬は前走3着以内(4頭)か、10着以下(3頭)と両極端である。

    【人気別成績(過去10年)】               
    人気    成績    勝率    連対率    複勝率
    1    1-0-1-8    10.0%    10.0%    20.0%
    2    3-2-1-4    30.0%    50.0%    60.0%
    3    1-4-0-5    10.0%    50.0%    50.0%
    4    1-2-2-5    10.0%    30.0%    50.0%
    5    0-0-2-8    0.0%    0.0%    20.0%
    6    0-0-1-9    0.0%    0.0%    10.0%
    7    1-0-0-9    10.0%    10.0%    10.0%
    8    0-0-1-9    0.0%    0.0%    10.0%
    9    0-0-0-10    0.0%    0.0%    0.0%
    10    0-0-0-10    0.0%    0.0%    0.0%
    11~    3-2-2-66    4.1%    6.8%    9.6%

       
    Check2
    4~5歳馬が中心に
     今年は3連覇を狙うフェノーメノや、ゴールドシップ、ウインバリアシオンといった、6歳以上の実力馬が参戦してきた。ただ、牡・セン馬の年齢別成績を見ると、勝率や複勝率では6歳がやや劣勢。7歳以上は苦戦傾向にある。
     また、6歳以上の馬が1、2着を占めたのは、10年ジャガーメイル(6歳)→マイネルキッツ(7歳)の1回のみ。3着以内の6歳以上の馬が2頭入ったのも、ほかに昨年の2、3着(ウインバリアシオン、ホッコーブレーヴ)だけである。逆に、4~5歳馬が1~3着を独占したのも2回だけのため、6歳以上をすべて消すのも危険だが、基本的には4~5歳を中心に置いた組み立てが良さそうなレースだ。


    Check3
    主要ステップでは大阪杯組が好成績
     前走レースは、阪神大賞典、日経賞、大阪杯が勝ち馬10頭中8頭、連対馬20頭中16頭を占める。この3レースでは、大阪杯が【2.3.2.15】連対率22.7%と安定しており、次いで日経賞【3.5.3.37】同16.7%、そして阪神大賞典【3.0.3.45】同5.9%の順。距離の近い阪神大賞典組の成績が悪く、1200mもの距離延長になる大阪杯組が良いという結果が出ている。
     この3レースからの好走馬24頭のうち、20頭が前走3着以内、19頭が今回5番人気以内である。また、この3レースからの好走馬は、各年3頭(7回)または1頭(3回)。別路線組が好走するなら、1頭ではなく2頭来る傾向にある。


    Check4
    勝ち切れない栗東CW追い切り馬
     パソコン用調教分析ソフト「競馬道 調教マスター」で過去7年の出走馬の追い切りを分析すると、好走馬が多いのは栗東CW追い切り馬。ただ、その成績は【0.5.2.24】と勝利には手が届いていない。その栗東CW組の好走馬7頭のうち、6頭はラスト1ハロン12秒1~12秒7。1番人気でラスト11秒台だった昨年のキズナ、11年のトゥザグローリーは4、13着に敗退している。
     一方、最多の勝ち馬3頭を輩出するのは栗東坂路組だが、こちらは【3.1.1.37】連対率は9.5%止まりで、もう少し絞り込みが必要だ。好走馬の全体や上がり時計はまちまちだが、3ハロンが38秒台だった馬にかぎると【2.1.1.14】連対率16.7%と、まずまずの結果になる。また、栗東坂路組で連対した4頭はレース騎乗騎手以外での追い切り馬だった。

    【追い切りコース別成績(過去7年)】               
    コース    成績    勝率    連対率    複勝率
    栗東坂    3-1-1-37    7.1%    9.5%    11.9%
    栗東旧DW    1-1-2-5    11.1%    22.2%    44.4%
    栗東CW    0-5-2-24    0.0%    16.1%    22.6%
    栗東芝    0-0-0-2    0.0%    0.0%    0.0%
    栗東P    0-0-0-11    0.0%    0.0%    0.0%
    美南W    2-0-0-5    28.6%    28.6%    28.6%
    美南P    1-0-1-9    9.1%    9.1%    18.2%
    美南坂    0-0-0-1    0.0%    0.0%    0.0%
    美南D    0-0-0-1    0.0%    0.0%    0.0%
    美南芝    0-0-0-1    0.0%    0.0%    0.0%
    美北C    0-0-0-2    0.0%    0.0%    0.0%
    門別    0-0-0-1    0.0%    0.0%    0.0%
    京都芝    0-0-1-2    0.0%    0.0%    33.3%



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