• このエントリーをはてなブックマークに追加
今週の重賞データチェック!  安田記念(G1)
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

今週の重賞データチェック!  安田記念(G1)

2015-06-01 10:00
    第65回 安田記念(G1)
    6月7日(日) 東京競馬場 芝1600m


     春のマイル王決定戦・安田記念。今年で65回目を迎えるレースだが、創設からしばらくはハンデ重賞として行われており、グレード制が導入された84年より現在の位置づけとなった。以降、ニホンピロウイナーやヤマニンゼファー、タイキシャトルなど、数多くの名マイラーがこのレースを制している。ただ、近年は08~09年にダービー馬のウオッカが連覇。一昨年はスプリント路線を歩んだロードカナロア、そして昨年は前年秋の天皇賞馬・ジャスタウェイが優勝しているように、マイル路線を歩んだ馬ばかりが勝利を挙げているわけではない。今年はどんなタイプの馬が勝利を飾るのか、過去の傾向を見てみよう。





    Check1
    近年は2桁人気の好走多し
     過去10年、1番人気の3勝は及第点ながら、2~3着がないため複勝率でも30.0%止まり。また、4番人気がすべて着外に敗れるなど、上位人気の信頼性はさほど高くない。穴馬の出番も多く、7~9番人気が各1勝、そして10番人気が複勝率40.0%を記録。特にここ3年は、好走馬9頭中5頭を2桁人気が占めている。3連単の配当は10年のうち6回が28~46万馬券と、穴ならこのあたりを狙ってみるのがおもしろい。

    【人気別成績(過去10年)】               
    人気    成績    勝率    連対率    複勝率
    1    3-0-0-7    30.0%    30.0%    30.0%
    2    3-1-0-6    30.0%    40.0%    40.0%
    3    1-2-1-6    10.0%    30.0%    40.0%
    4    0-0-0-10    0.0%    0.0%    0.0%
    5    0-2-2-6    0.0%    20.0%    40.0%
    6    0-1-0-9    0.0%    10.0%    10.0%
    7    1-0-0-9    10.0%    10.0%    10.0%
    8    1-0-1-8    10.0%    10.0%    20.0%
    9    1-0-2-7    10.0%    10.0%    30.0%
    10    0-2-2-6    0.0%    20.0%    40.0%
    11~    0-2-2-75    0.0%    2.5%    5.1%


       
    Check2
    6歳以上でも好勝負に
     %と今ひとつ。特に4歳の牡・セン馬は、同じ短距離路線の高松宮記念でも【1.0.3.22】と不振で、似たような傾向にある。

    【性齢別成績(過去10年)】                   
    性別    年齢    着別度数    勝率    連対率    複勝率
    牡・セン馬    3歳    1-0-0-2    33.3%    33.3%    33.3%
        4歳    0-2-1-23    0.0%    7.7%    11.5%
        5歳    2-3-3-47    3.6%    9.1%    14.5%
        6歳    4-1-5-34    9.1%    11.4%    22.7%
        7歳~    1-3-0-27    3.2%    12.9%    12.9%
    牝馬    4歳    1-1-0-9    9.1%    18.2%    18.2%
        5歳    1-0-0-5    16.7%    16.7%    16.7%
        6歳    0-0-1-1    0.0%    0.0%    50.0%
        7歳    0-0-0-1    0.0%    0.0%    0.0%





    Check3
    前走G2組の取捨は?
     前走クラス別の成績を見ると、G1出走馬や、表にはないが海外組(遠征帰りや外国馬)の成績は悪くない。一方で前走G2組は2勝止まり、連対率もひと桁にとどまる。ただ、そのG2組は出走馬が94頭と多いため、好走確率が低くても毎年のように好走馬を輩出しており、取捨が難しい存在になる。
     そのG2組の好走馬は、京王杯SC、マイラーズC、そして大阪杯の3レース。15頭中9頭を3着以内馬が占めており、まず前走好走馬は検討の対象になる。そして4着以下だったストロングリターン、グランプリボス、スーパーホーネット、スマイルジャック(2回)、ショウナンマイティは、東京やマイルのG1で連対実績を持っていた。G2組なら前走3着以内か、G1(東京またはマイル)連対実績が取捨のポイントになる。






    Check4
    穴馬なら美浦コースか栗東坂路

     heck1でも触れたように波乱傾向のレースで、いかに穴馬を見つけ出すかがカギになる。パソコン用調教分析ソフト「競馬道 調教マスター」で過去7年の出走馬の追い切りを分析すると、過去7年の8番人気以下の好走馬9頭で、勝った2頭はともに美浦のコース(P、W)で追い切ったショウワモダンとリアルインパクト。2着以下の7頭はすべて栗東で、うち6頭は坂路コースでの追い切りだった。栗東のコース追いは昨年3着のショウナンマイティ1頭のみ。人気薄なら美浦のコースか栗東坂路追いの馬に注目したい。
     なお、美浦の南坂路追い切り馬は、人気を問わず【0.0.0.9】と好走なし。一方、栗東のコース追いは、人気馬ならウオッカやロードカナロアが勝利を飾っている。


    【競馬道チャンネル入会方法】

    PCで閲覧されている方
    この画面の右&下に表示されている『チャンネルに入会して購読』から入会手続きにお進みください。ご利用はPC・スマホ両方可能です。

    スマートフォンで閲覧されている方
    この画面下に表示されている『チャンネルに入会して購読』から入会手続きにお進みください。ご利用はPC・スマホ両方可能です。



    ※ご利用料金は月額540円(税込)で、今なら継続入会で月額会員費が1か月分無料になります。
    ※決済手段には、クレジットカード、ドコモケータイ払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払いがご利用いただけます。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。