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4/20-21の京都の馬場について
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4/20-21の京都の馬場について

2019-04-22 23:40
    今週はBasil先生が回顧をしてくださったのでコメントでは書けなかったことをここで書こうと思います。

    京都が開幕しましたね

    ところで今週の競馬を見てて何か気になりませんでしたか?

    そう!

    今年の第1回、第2回の開催に比べて非常に高速馬場だったということです。

    元々、この4月開催は非常に高速馬場になりやすいという特性があります。

    その理由は、一つはこの時期の気温です。

    JRAで使われている芝のメインになるのは野芝です。
    (馬場の一部に使われているエクイターフも野芝の改良種です)

    野芝は寒い間は葉っぱが茶色に変色します。
    それと同時に匍匐茎も春~秋に比べ弾力も弱まります。

    そうなることでタフな馬場になりやすく、オーバーシードで洋芝でカバーしてもオーバーシードで使われる洋芝には匍匐茎がないので馬場にそこまで反発力はありません。
    (洋芝の一種ケンタッキーブルーグラスには野芝ほどではありませんが匍匐茎はありますがケンタッキーブルーグラスはオーバーシードでは使われていません)
    ちなみに、、、京都でオーバーシードに使われている洋芝の種類はイタリアンライグラスです。

    そしてもう一つの大きな理由。
    それが、自分が放送でよく言っている”エアレーション”の効果です。
    エアレーションには2種類あります。

    馬場に穴を開けその穴に砂を入れる バーチドレイン
    匍匐茎とその下の土の間をカットする シャダリング

    この二つの効果により芝の自己修復力を利用したエアレーションで芝に活力が出て本来の力を取り戻します。

    実際、2月の開催が終わり阪神開催になっていましたがその間にエアレーション作業が行われています。
    JRAのHPの「競馬メニュー」の中にある「馬場情報」をクリックして「京都競馬場」を選択するとそこに記載してあります。

    こちらがその作業内容です。


    どうでしょう?
    わかっていただけましたか?

    これは非常に大切な情報なので是非チェックしてください。

    では、実際にどのような効果が出るのか見てみましょう。

    まずは、京都の馬場を見てみましょう。
    上段が内回り、下段が外回りです。


    内回りも外回りも共に残り800mほどの地点から下り坂になっているのがわかると思います。
    直線の長さは外回りのほうが約80m長くなっています。

    ではこれを頭に置いた上でラップタイムを見てみましょう。

    左側はスタートを基準にしたラップタイム表です。
    右側はゴールを基準にしたラップタイム表です。

    なぜゴールを基準にしたラップタイム表を作ったかと言うとこちらのほうが特徴が出やすいのとその特徴がわかりやすいからです。

    では実際に見ていきます。

    今週の土曜日のラップタイムです。


    今週の日曜日のラップタイムです。


    では同じ開幕週で今年の1月開催のラップタイムを見てみましょう。

    ますは土曜日です。


    日曜日のラップタイムです。


    次は昨年の4月の開幕週のラップタイムです。

    土曜日のラップタイムです。


    日曜日のラップタイムです。


    どうでしょう?
    こうして見てみると一目瞭然だと思います。

    ではさらに詳しく見てみましょう。

    内回りと外回りに分けて比較してみることにしましょう。

    内回りです。


    外回りです。


    どうでしょう?

    ちなみにこの傾向は雨が降って馬場が悪くならない限り来週も同様の傾向が出ると思ってかまいません。

    ちなみに自分がコメントである騎手2人が何を考えていたか分からないと言いましたが、今週の結果を見てみると・・・

    今回のテーマの芝で見てみると

    福永騎手
    土曜日
    4R 内回り 1着 2番人気
    5R 内回り 2着 4番人気
    9R 外回り 3着 2番人気
    11R 内回り 1着 1番人気

    日曜日
    4R 内回り 6着 7番人気
    9R 外回り 4着 6番人気
    11R 外回り 4着 2番人気

    結果
    内回り 2.1.0.1
    外回り 0.0.1.2

    内回りと外回りで結果が大きく違うのが分かるかと思います。
    これで何が推測されるのかと言うと・・・
    内回りの馬場傾向は読み切っていたものの外回りの馬場傾向は読み違えていたと言えるのではないでしょうか?

    藤岡佑介騎手
    土曜日
    5R 内回り 18着  5番人気
    9R 外回り  4着  4番人気
    11R 内回り 9着 13番人気

    日曜日
    3R 内回り 12着  7番人気
    4R 内回り  3着  6番人気
    5R 外回り 13着 10番人気
    8R 外回り  2着  5番人気
    9R 外回り 12着  8番人気
    10R 外回り 1着 12番人気
    11R 外回り 3着  4番人気

    結果
    内回り 0.0.1.2
    外回り 1.1.1.3

    結果を見ると外回りのほうが結果はよく内回りの馬場は読み違えていたのでしょう。
    ただし、上位人気の馬が少ないのでその影響もあるかと思います。
    そして、外回りで勝ち星を挙げた10Rはこの日の芝レースの中でちょっと特徴的なラップタイムだったのもあるかもしれませんね。

    今のリーディング上位騎手、1位川田、2位武豊、3位ルメールあたりが結果を出せる理由の一つは勿論能力の高い馬に乗ることが多いという理由ではありますが、もうひとつの理由は馬場状況を的確に読めるということがあります。
    この適応力の高さこそが彼らがリーディング上位にいることができる理由で

    結果が出せる
      ↓
    能力の高い馬が集まる
      ↓
    結果が出せる


    の良いスパイラルを生みます。



    では本日はこのあたりで・・・
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