ジャカルタに来ている。アジア選の取材である。
今回は、調子なんて最高に良いに決まってなければならない絶対に負けられないアジア選となった。
率直に言って、すべて勝負駆け。
金メダル以外は負けと言わないが、金メダルを獲らなければ東京オリンピックの出場が危ぶまれる。
現在の状況で、まったく確定ではないが、大丈夫だろうなといえそうなのは男子ケイリンと女子ケイリン、女子オムニアムだけだろう。それでもここでは金メダルが欲しい。ポイントが欲しい。
女子チームパーシュートはワールドカップの成績により、まだ可能性は残されている。しかしここを優勝してポイントの上積みが絶対に欲しい。
男子チームスプリント、男子スプリント、女子スプリント、男子チームパーシュート、男子マディソン、男子オムニアム、女子マディソンはこのアジア選での成績がターニングポイントになるだろう。
(女子チームスプリントに関しては、東京の出場を狙っていないと思われるので除外)
特に、男子チームパーシュート、男子マディソンは絶対的に金メダルが必要だ。なにせ、オリンピックランキングでチームパーシュートは27位、オリンピックの出場は8位以内だ。
男子マディソンはランキングにも乗っていない。ワールドカップの出場権がなかったからだ。
男子オムニアムも負けられない。第4戦ではDNFになったためポイントが稼げていない。ポイントを稼ぐためには優勝しかない。
女子マディソンも勝ってポイントの上積みをしなくてはならない。
アジア選の短距離種目はケイリン、スプリント共に2選手の出場ができるので、この2選手のポイントがオリンピックランキングに加算される。よって、この種目は金、銀フィニッシュが求められる。それがアジア選に於いて最高のポイントを稼げるからである。
現在オリンピックランキングが22位の女子スプリントは、東京オリンピック出場を目指すのなら、1-2位決勝で日本選手同士の対戦とならなければならない。最高のポイントを稼いで残り2戦のワールドカップにつなげたい。
男子チームスプリントは、ワールドカップ第3戦で9位と微妙なラインでフィニッシュしている。このアジア選を優勝で終え、5戦、6戦で8位以上に食い込めば、チームスプリントでの東京オリンピック出場が見えてくる。そのためにもここは絶対に負けられない。
そうなのだ。負けられないのだ。
当然、選手たちは理解しているし、何をしなくてはならないのかはわかっている。
後は、結果を残すのみ。
しかし、そう容易いことではない。
悔いを残さないために、自国開催のオリンピックに出場するためにそしてメダルを獲るために、全力でこのアジア選で大きな結果を残してほしい。
頑張れ!
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