第36回共同通信社杯(GII決勝は大波乱となりましたね。
脇本雄太が飛び、新田祐大も飛んでしまいました。
勝ったのは中本匠栄。伊東温泉競輪場で負った大けがから復帰して優勝を決めました。
落車、失格があったレースとなってしまいましたが、神様は観ているんですね。
と思うレースでした。
ガールスケイリンコレクション2020伊東温泉ステージの優勝は高木真備でした。
上手いレース運びでしたね。いよいよガールズケイリンの表看板になってきました。梅川風子の先行の番手を取り切って差し切る強さは、ナショナル組以上?年末のKGPも楽しくなってきそうですね。
オムニアム世界女王・梶原悠未選手と!
《ダッグアウトから》
■9レース ガールズケイリンコレクション2020
●優勝の高木真備
「梅川さんスタート取ったのは意外でしたけど、冷静に対処できました。行けるところがあれば仕掛けるつもりでしたけど、4コーナーでちょうど仕掛けた時にちょうど番手に入れたので、追い込みにまわりました。そして、落ち着いて4コーナーまで脚をためて、4コーナーからいこうと思いました。声援もすごくよく聞こえましたね。無観客の時があったから、今、声援のありがたさがわかります。これからも積極的に仕掛けて頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」
●2着の梅川風子
「迷っていたけど、選手紹介の時にバンクの形とか自分の脚の状態を確認して、前を取りました。貴子さんが来た時、貴子さんの踏んでくる状況によっては突っ張りも考えたけど、しっかり踏んできていたので、一回引きました。自分のもつ距離十分と思ったんですけど、まさか真備が後ろにいるとは思いませんでした。真備は上手くスイッチしてましたね。」
●3着の大久保花梨
「ちょうどいいところにはいれたので、落ち着いては走れたと思います。悪い位置だったら自分から動こうかと思ったけど、強い人の後ろだったので、前を見てから動こうと思いました。やっぱりこの一発レースの緊張感はいい経験になりますし、その中で3着に入れたので、内容的には不満もありますが、これからに活かしていきたいと思います」
●4着の柳原真緒
「一回打鐘前に切らないと出し切るレースはできないと思ったんですけど、一瞬の迷いでできず、後ろで戦うことになりました。あの2人を上から捲るのは厳しいと思ったんですけど、でも、バックまでは勢いよく行けましたが、3コーナーでぶつかってしまって、それでも踏めれば3着あったのかなと思いますけど。いつもよりは落ち着いて捲りにかまえられたので、その部分は成長は感じられました」
●5着の鈴木美教
「緊張はそんなにせずに走れました。前よりかは後ろの方がいいかなと思いましたが、ヒヤっとする場面が2、3か所あって、力を出し切れないで終わってしまいました。結果的には貴子さんを出させたことが一番のミスだったと思います」
●6着の石井寛子
「あの並びになったので、絶対に梅川についていくって決めたんですけど、上手くいきませんでした」
●7着の石井貴子
「車番的にこうなることも想定はしていたし、後方からの組み立ては覚悟していたんですけど、誰も動かなそうだったので、切りにいかなきゃダメだと思って行きました。飛びつきは内はめっちゃ重かったです。梅川さんはあそこでこなくても、真備が中団から飛んでくるだろうって思っていたので、4コーナーからとにかく全開でって思っていたんですけど、番手にも入れなくて、内外線間の中にいなきゃいけなかったけど、でも、どんどん重いところ、重いところってなってしまって残念でした」
■12レース 決勝戦
●優勝の中本匠栄
「まだ実感がないのが正直なところです。これからゆっくり感じていければいいなと思います。3年前、ここで頸椎の5番目を骨折して、ここに来るまではケガのこともあり苦手なイメージはありました。正直、苦手な意識は強かったんですけど、こうして共同通信社杯を走る機会があって、走ろうと思いました。この喜びはまず家族に伝えたいです。それから倉岡(慎太郎)さん、大窪(輝之)さん、練習グループやお世話になっている人はいっぱいいるので、少しずつでも恩返しができればいいなと思います。今回は、正直、自力では苦しいなと思っていたんですけど、九州の後輩に助けられたシリーズでしたね。しっかり脚力を戻して、ヒデ(山田英明)さんに前を任せてもらえるように頑張りたいです」
●2着の松浦悠士
「ワッキー行ってくれって思ったけど、行き切れなかった時に、うまくスイッチできたと思います。あとは自分のタイミングだけしっかり見極めて、上手く反応できました。」
●3着の園田匠
「作戦通りでしたね。皆がよくやってくれました」
●4着の新田祐大
「ヒデさんが出てからなら前に踏んだだろうし、もうワンテンポ待ってから仕掛ければよかったです」
●5着の岩本俊介
「難しいレースなんですけど、本当は吉澤(純平)の位置にいたかったですね。脇本の2周、あそこはまだスイッチできなかったですね。自分で動いた時にいい手応えはあったけど、新田も同時に踏んだから、一回新田に乗っていって、最後ひと伸びって思ったんですけど、吉澤の煽りで浮いちゃいましたね。今回は色々と考えることも多かったですね。グン(郡司浩平)ちゃんや松井(宏佑)についたりして、皆がつないでくれた決勝戦だと感じました。いつもグンちゃんはこういう責任を感じているんだなって思いました。僕もまだまだグンちゃんの前で頑張る元気があるので、南関の一員として頑張りたいと思います!」
●6着の山崎賢人
「九州ライン皆頑張ったと思うし、自分も全力を出し切りました。新田さん、脇本さんは自分よりも上なので、しっかり気持ちをつくって臨もうと思いました。久しぶりに大きいレースの決勝に乗れて嬉しかったけど、ゴール前勝負できるように、また頑張りたいと思います」
●7着の脇本雄太
「単騎勢がうごいていって、僕が内につつまれる展開だけはイヤだったので、それなら9番手から勝負しようかなと思いました。結果的にはそれが失敗でしたね。次のGIも33だし、やっぱり33で1人は厳しなと思いました。自分だけ勝ってもいかに決勝で厳しいのかを痛感しますね。でも、自分だけの気持ちじゃなくて、ライン皆で頑張っていかないといけないので、次の課題にしたいと思います」