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第29回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)三日目準決勝レポート
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第29回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)三日目準決勝レポート

2020-10-17 20:21

    準決勝戦をご覧になられましたでしょうか?

    どのレースも超絶的なレースが繰り広げられていました!

    特に脇本が強い。単に強いだけではなくて、スーパーマン、ウルトラマンレベルで強いです。無敵状態といってもいいぐらいの強さです。2周先行して、逃げ切り。後ろは一本棒。そしてそのままゴール。以前だったら単調なレースと言って、面白くなかったのですが、今の脇本は単に強いだけではなくスーパーが付く強さです。

    このパワーに対抗できるのは、こちらも超絶強い新田祐大。こちらの持ち味は、スーパーダッシュ。

    持続力はないものの瞬間的なダッシュ力は脇本を上回ると思います。

    そして松浦悠士はライン。ラインの厚みをどう生かせるかでしょう。

    さて決勝。

    脇本-東口、新田-守澤。松浦-橋本、山田英-山田庸、郡司(単騎)

    細切れ戦ですね。

    脇本は2周先行で勝負でしょう。松浦は脇本の3番手以外のような気がします。先行はしないけど。山田英はどこかの3番手でしょうけど。脇本の3番手は嫌でしょうね。新田は脇本を後方において合わせて踏み勝つ作戦ではないでしょうか。踏み勝てればタイトル奪取できるはず。

    ちらっと聞いた話だと、脇本はブノワコーチにGIでも全開で勝てと言われているそうです。とコーチから指令が出ていれば勝たないわけにはいかないでしょう。また、新田もここで脇本に勝たないといけないとも思われます。

    ナショナルのプライドを懸けたバトルはどのような結末を迎えるのか、壮絶なレースになるような気もするので、堅いところで勝負するか、配当の良いところを手広く抑えに行くのか考えどころですね。

    《ダッグアウトから》

    10レース

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    1着の新田祐大
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    「連日、新山(響平)はいいレースをしていたので、太田(竜馬)は新山の攻略を考えてきましたね。あれで自分が太田を止められたらよかったんですけど、新山は大丈夫かなって思っていて、判断が遅くなりました。すごくスピードあるレースだったし、緩急のあるレースだったので、体力も消耗しましたね。新山には申し訳なかったけど、その分、守澤と2人でしっかり決めようと思いました。GIを獲得して、GPに乗りたいと思っているので、頑張りたいと思います!」

    2着の郡司浩平
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    「最低限、4番手を取ろうと思ってましたけど、太田はあれを狙っていたんでしょうね。新山ももっと踏むかとおもってました。太田が踏んだ後は、和田(健太郎)さんには申し訳ないですけど、新田さん踏むの待ちでしたね。内に行けるスピードじゃなかったです。余裕はあったけど、今日走ってみて、直線じゃ間に合わないのはわかったので、もっと早めに行かないとですね」

    3着の守澤太志
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    「どこからでもしっかり駆けるっていう作戦でした。新田のダッシュがすごくて、自分もかなり消耗していました。しっかり新田についていけるので、悪くはないですね」

    11レース
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    1着の松浦悠士
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    「しっかり取鳥君が頑張ってくれました。全開で踏んでいたので、少し早いかなと思ったけど、踏ませてもらいました。山田さんに踏まされて、早めに行ったので、もっと遅く行っていたら、もっと残せたかもしれないですね。雄吾の助けもあったけど、ほぼ1周行って残っているし、調子は悪くないですね」

    2着の橋本強
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    2種半行って、その3番手を皆が取りあっていたので、僕ははぐれかけたけど、なんとか気合い追いつきました。」

    3着の山田英明
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    「園田(匠)さんに申し訳なかったです。バックから自分で仕掛けるべきでしたね。他の選手たちの動きも気になって、余裕がなかったですね。決勝に乗れないとGPはないし、昨日の夜考えていて、身体よりも頭の方が整理つかなかったです。でも、自分のやるべきことをやっていかにとしょうがないと思って走りました」

    ●先行した取鳥雄吾

    「今の自分にはあれしかできないので。自分もあの輪に入りたいと思っているので、頑張るしかないですね」

    12レース
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    1着の脇本雄太
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    「初手は牽制でも後ろをこだわりたいと思ってました。今日はカマしを頭に入れていたので、それが上手くいってよかったです。清水(裕友)君の牽制もありましたけど、踏み出しは悪くなかったと思います。2周以上踏めているし、状態は悪くないと思います」

    2着の東口善朋
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    「脇本君が一番強いので、つくことに集中していました。つききれたことと、決勝に乗れたことで、自信にもつながりますね。決勝戦も集中して、脇本君についていきたいと思います」

    3着の山田庸平
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    「今の自分の力だと、脇本さんの3番手を狙っていくしかないなと思っていました。弛むところもなく、掛かりっぱなしな感じでした。決勝に乗れたことは素直に嬉しいです! 決勝は(兄の後ろを)かためたいと思います」

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