• 松尾スズキ監督「クワイエットルームにようこそ」(ネタバレ注意)

    2020-01-22 22:32
    すばらしかったです。
    松尾スズキ監督の映画は「ジヌよさらば~かむろば村へ~」が最初の出会いでしたが、かむろば村は途中で見るのをやめました。思えばあれは不幸な出会いだった。かむろば村は原作の漫画(いがらしみきお著)はすごくよかった(最終的なオチはよく分からなかったけど)。あの漫画はギャグもあるけどシリアスな部分が凄味だと思っていて、それを考えると映画はふざけすぎてる感じがして私はダメだった。
    でも、映画だって原作を知らずに見れば印象は違っていたと思う。多分好きになっていた。あと漫画は全部で4巻あるんですけど、それを二時間の映画に直すのは大変だろうし、制約もいろいろあったと思うわけで、それはもちろんすごい仕事だと思う。でも不幸ですね、自分は原作を知ってたわけで、もう原作で固定されてしまった。
    そういうわけで自分の中で松尾スズキは保留状態だったのですが、「クワイエットルームにようこそ」を見て、素晴らしいですね。素晴らしいと思いました。
    構成も上手い。役者も上手い。ちょっとまだ考えないと分からないところもあるけど。
    よかったです。
    このまま終わると大部分がかむろば村の話で終わってしまうので、どこがよかったかを考えてみます。

    ネタバレ注意

    とってつけたような褒めになるけど、旦那さんとケリをつけたのはよかったですね。
    すごい大きな悲しみで、ドラマとしてそこがいいですね。
    最後の自転車のやつもよかったですね。
    だからつまり上手いんですね、シナリオが。
    どのギャグが好きだったかというと、最初らへんのやつで、ゴポゴポを医者が「なにこれ?」っていうやつですかね。実はテキトーな医者という説明にもなっているけど、医者が言うのが面白かったですね。あとクワイエットルームでダンナがケツ丸出しにしてるのがよかったですね。
    役者は大竹しのぶが憎たらしくてよかったです。蒼井優もよかったですね。
    大竹しのぶは凄味がありましたね。マジで嫌なやつだったな。
    面白いアホが好きだったけど、自分は人に迷惑をかけるダメな存在で、それに気づいて旦那とケリをつけて、それでもまだ生きていくと言う。力強い話でした。
  • 広告
  • コジコジ

    2019-06-22 00:44
    コジコジすごいな。
    アニメのとある話を見たんですけど。
    最終的に報われるというのが無い。
    立川談志の「鼠穴」を思い出す。
    そのすごみを出せるかってことですね。

    ここから先はネタバレ************************
    杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー
    杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー
    杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー

    見たのは「だまされたゲラン」って話なんですけど、ゲランっていう登場人物が、百パーセント損をして終わるんです。ぜんぜん報われない。
    すごいなぁ。
    さくらももこのブラック感。
    このブラック感、すごい。
    私もたまにブラックなものを作ったりするけど、なんかブラック出しきれなかったりする。
    かわいそうになっちゃって。
    すごい。
    このすごみを出せるかってこと考えたらね。
    いやぁすごい。
    出してぇ。
    俺も出してぇ。
    ブラック感を出したいです。

    はい。
  • 作品のいろいろなバージョン

    2019-05-26 15:55
    ぼのぼのの新しい方のアニメを見た。
    私はぼのぼのの長いファンではない。最近好きになったのである。
    ぼのぼのは古い方のアニメを見ていて好きで、新しい方のアニメは見て違和感があった。
    でも違和感があったっていいじゃないか。バージョンによっていろいろ違うところがあるのは当たり前である。
    自分はそういうのに寛容でいようと思っていたさ。
    ぼのぼの見て違和感があった。
    でも、やっぱり「違っていいじゃない」と思うことにした。
    新しいぼのぼのは、声が違ったり、あと絵も違ったり、性格も違ったり。
    それはなんとなく「現代っぽい感じだな」と思った。
    その試みはいいものだと思う。
    原作の漫画も、一巻を読んでみたら、思ってたのと違った。
    原作が思ってたのと違うんだぜ?なにがどうなりゃいいんだよ。
    原作は原作で、なにかあるわけだ。
    新しい方のアニメも、なにかあるわけだ。
    いいじゃないか。いろいろあって。

    クラシック音楽とか聴いて、よく起こる現象。
    だいたい最初に聴いたものが、自分の中でスタンダードになっちゃうみたいな。
    ある曲の別のバージョン聴いて、「もっと早い方/遅い方が良いなぁ」とか、「音色が違うなぁ」とか。
    落語とかもそうですけど。
    バージョンがいろいろある作品は、よくそういうことが起こる。
    「理想の一本」っていう考え方は、自分はしないな。
    「標準の一本」ならば、分かりますけど。
    「好きの一本」でも、いいよ。
    まぁ、好きにやってもいいんじゃないの。
    原作は原作だから。

    「原作レイプ」つったってさ、そりゃ原作と違うのは当たり前ですもの。
    中には悔しいのもあるけどね。そこはそうするんじゃないだろって。
    (ぼのぼのの新しい方のアニメは、別に悔しいとかまではなかったけどね)

    落語や、クラシック音楽はね、良いんですよ。
    映画やアニメよりは作りやすいでしょ。
    落語やクラシック音楽は、個人の勝負に持ち込めるんじゃないか。
    だから、良い。
    漠然としてるコメントだけど。

    ぼのぼのの新しいの方のアニメの良さも、これから味わっていこうと思います。