素数大富豪におけるチーム戦の可能性
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素数大富豪におけるチーム戦の可能性

2017-12-08 22:03
    この記事は、素数大富豪 Advent Calendar の17日目の記事です。
    昨日はみうらさんの「やたらすごい素数と合成数in札幌」でした。
    素数大富豪は、個人対戦専用のゲームです。
    トランプ1組で2人~6人程度で遊べるゲームですが、何人でやっても個人戦です。

    私はここに、「チーム戦」の可能性を提唱したいと思います。


    素数大富豪チーム戦 想定ルール
    ・プレイ人数:偶数人(4人or6人)
    ・チーム人数:2人
    ・チームの座り方:同じチームが向かい合うように座る
    ・勝利条件:チームのうち誰か1人が手札を0枚にする
    ・試合中の相談:可
    ・その他のルール:個人戦と同様

    たとえば4人でやる場合、2人ずつの2つのチームに分かれます。
    そしてAとB、XとYがそれぞれチームだとすると、以下のような座り方になります。

    カードは4人それぞれに配ります。
    同じチームだからと言って、カードを共有したりはしません。

    カードを配ったら、ジャンケンなどで最初の親を決めます。
    仮にAを親としたら、Aから順に、X,B,Y,A,…と札を出していきます。
    札の出し方やゲームの流れは、個人戦のときと同様です。

    大きく異なるのは勝利条件です。

    個人戦と異なり、チーム戦では、チームのうち誰か一人が勝てばそのチームの勝利です。
    つまり、必ずしも自分が勝たなくても良いのです。

    ここが、新たな戦略を生むはずです。
    自分が勝てそうにないときは、仲間が勝てるようにアシストするという戦略です。

    的確にアシストするためには、仲間のカードを知る必要があります。
    ルールでもここは「試合中の相談可」とした方が、ゲーム性が高まって良いでしょう。
    しかし普通に相談すると、相手チームにも自分たちの手札がバレてしまいます。

    バレないようにするためには、事前に何らかのサインを決めておいた方が良いでしょう。
    例えば、指を1本、0本、2本、1本と順番に立てると、
    「10が1枚、Jが0枚、Qが2枚、Kが1枚、手札にある」という意味になる、などです。


    自チームと相手チームが交互に座っていることも、戦略性を高めます。
    たとえばBさんが残り3枚で、しかもその3枚が強い素数だとしましょう。
    このとき、Aさんとしては弱い3枚の素数を出して、Bさんをアシストしたいところです。

    ところが、間に一人敵チームのプレイヤーXがいるため、妨害される可能性があります。
    せっかく親のAさんが弱い3枚出しをしても、
    「Bさんが残り3枚で、Aさんが弱い3枚出ししてきたということは、Bさんの残り手札は強い3枚出し素数の可能性が高い。だからここでは、出し惜しみせずにKKJを出すべきだ」
    とXさんが考えてしまうのです。

    もちろん、これを逆手に取ることもできるでしょう。
    Bさんが強い素数を持っていないのも関わらず、Aさんが弱い3枚出しをすることで、
    Xさんを惑わせ、絵札を使わせてしまうという作戦です。


    また、最終的にAさんとBさんのどちらを勝たせるかだけでなく、
    「次の親をAさんとBさんのどちらが取るか」の判断も重要になることがあるでしょう。

    そのような場合、サインを送っても良いですが、相手にバレても問題ないときは
    「ここは俺が取る!」
    と宣言して取りに行っても良いでしょう。
    その様子を想像すると、めっちゃカッコよくないですか!?


    実はこのチーム戦、4人で一度やってみたことがあります。

    まず、ここまでにも書いた通り、個人戦とは全く戦略が変わります。
    そもそも個人戦でも、2人対戦と4人対戦では戦略が異なりますが、
    そのどちらとも違う戦い方が要求されました。

    4人対戦(個人戦)では、「これで親が取れるだろう」と思って出した素数に対して、
    誰かがカウンターしてくる可能性が2人対戦のときより大きくなります。

    チーム戦でもこれと同様のことが起こりますが、状況はさらに悪くなります。
    仲間のアシストのつもりで弱い素数を出したら、
    相手がそれに乗って親を取ってしまうのです。

    また、実際にやったときは試合が長引いたのですが、
    そのせいで途中でアシスト役が変わりました。

    始めは私がアシスト役、チームメイトがアタック役だったのですが、
    長引くうちに手札の様子が変わり、最終的に私がアタック役となり勝利しました。

    チームメイトと連携を取って、戦況に合わせて柔軟に作戦を変更する必要があるのです。

    個人戦との一番の違いは、プレッシャーでした。
    個人戦の場合、間違えた数を出しても、ペナルティとして自分の手札が増えるだけです。
    しかしチーム戦で間違えると、仲間にも被害が及ぶのです。
    (ペナルティを受けるのは自分ひとりですが、チーム全体で見てマイナスになることに違いはありません)

    これは物凄いプレッシャーでした。
    知らない素数を出す自信はなく、確実に素数だとわかるものばかり出すことになりました。
    おそらくチーム戦は、玄人向けのゲームとなるでしょう。


    ところで、MathPower杯も、せきゅーんさんが企画したせきゅーん杯も、個人戦の大会です。
    できれば、チーム戦の大会も開きたいところです。
    今のところ私がやる予定はありませんが、どなたか開いてみませんか?
    きっと、個人戦とは全く違うドラマが生まれることでしょう。


    明日はprinum2357さんの「模様で覚える素数大富豪」です。お楽しみに。

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