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記事 31件
  • 他家のアガリ率を意識しよう

    2021-03-21 17:00  
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    2着目で迎えたオーラスです(牌図A)ピンフドラ1のテンパイですが、トップとは9400点差。逆転するためにはツモ、かつ裏ドラは必須条件です。みなさんはリーチしますか? それともダマテンですか? 
  • SP(ショートプログラム)とFS(フリースケーティング)

    2021-03-20 13:00  
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    この配牌をもらったら、あなたは何点の評価を付けますか?こんなの良くてメンピンだろ・・・・と思う人は、技術不足です。よ~く見て下さいよ。ドラがじゃないですか。、で既に2メンツ完成しているし雀頭も完成しています。僕的にはかなり良い配牌ですね。ツモが良く見える工夫とは?手牌の価値を正しく認識することです。この配牌でメンピン程度、先制リーチで御の字と評価していたらたぶんこのはツモ切ってしまうと思うんですよね。手なりで進めていたら本当にメンピン、先制リーのみになってしまいます。SP(ショートプログラム)とFS(フリースケーティング)フィギュアスケートでいうSPは規定演技、FSは自由演技麻雀で例えると早い巡目はFS、煮詰まってからはSPが重要なスキルです。かかの内、1つでも引ければ激熱じゃないですか。その準備、その構えができていれば、ツモが良く見えると思います。いらん、全然いらん!理想ばかりを追い求め
  • 特南の歩き方 牌譜添削version

    2021-03-19 12:00  
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    今日の牌譜添削はSさんです」前回は手役意識の話をしたと思います。最終形をどのようにしてアガリたいか?理想を思い描きながら打ってみて下さい。そうすれば、このような選択にはならないはずです。この牌姿、この巡目なら、黒でも打たないですし黒かつドラがじゃなくても、には手がかかりません。ホンイツが理想の最終形なんでしょうね。僕ならこれは メンタンピンorチンイツ で字牌を切りそうです。まあ良いでしょう。ここでダマテンにしていますね。待ちがわからないわけでもなさそうですが・・・なるほど、チンイツ狙いだったんですね。を切ってリーチならメンタンピン高めイーペーコーでしたが、いかがでしょう?相手がノーテン濃厚時に強気に、相手がテンパイ濃厚時は慎重にSさんはどちらかといえば、相手がノーテン濃厚時に慎重で相手がテンパイ濃厚になってから強気な選択をするんですよね。安全牌依存症候群を克服せよ相手がノーテン濃厚時なの
  • 天鳳名人戦で見た、衝撃の打牌8選

    2021-03-18 12:30  
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    昨日天鳳名人戦の解説やってたんですよ。や、凄く面白かったので、みなさんにも共有したいと思います。1・堀プロの選択親番でチーテンですね。渋々ですよね、わかります。おうふマジか! ドラ切りのリスクも抑えこの巡目でも価値のあるテンパイに組もうとするんですね~や、なかなかできなくないっすか?2・おかもとの選択オタ風のドラを仕掛けています。別に考えるまでもない選択だと思いますが――あなるほど、役はで1メンツ決まっているわけだからの部分で雀頭+1メンツ、もう1メンツがピンズと考えればマンズのカンターは不要と。この選択のメリットは安全牌を2枚持てることですね。やや厳しい牌姿だからこその選択。勉強になりますね。3・おかもとの選択ピンズの伸びをみてかあるいはタンヤオを強くみてかおおなるほど、ピンズの伸びをみつつ、タンヤオも視野に入れ良さげなシャンポンも、全て狙うとするとこうなるわけですね~4・おかもとの選択
  • 【Mリーグ】些細な選択に差が出る話

    2021-03-17 15:00  
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    今日はKADOKAWAサクラナイツ・堀プロの選択を取り上げます。ファインプレイとは?大きなアガリを決めたり、当たり牌をビタ止めしたり好結果に結びついたプレイがファインプレイとして取り上げられがちです。東1局東家、イーシャンテンで安全牌を抱えず将来危険牌になるかもしれないを浮かせて構えています。もしもこのにくっついて、アガリまたは流局テンパイに持ち込めたら、ファインプレイじゃないですか。しかし視聴している人には、それが自然な選択に見えるんですよね。2列目にしてまだリャンシャンテンです。さすがにこの程度の牌姿なら安全牌を持つでしょうか?なるほど、ここで打とする人もいると思います(牌図A)しかし堀プロは、ファインプレイとなるかもしれない牌を簡単に手放すことはしないです。この後にくっついたとしても、視聴者には自然に見えるので、ファインプレイには見えにくいと思います。些細な選択で差がつくこのように何
  • 牌譜添削

    2021-03-16 13:20  
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    中盤以降、ふいにツモって来たドラの扱いについて下家はマンズの染めっぽいが、上家は普通のメンツ手に見える上家の最終手出しが、が薄くなってきたところで――ドラを切らない構えにしてしまいます。ドラを使う技術よりも、ドラを切る技術のほうが大事ドラを切る基準を明文化するのは難しいですがまず、自分のアガリ率をどれくらい見込むかという判断。※参照記事・アガリ率のボーダーを意識せよ僕ならこの手牌、まだ20%以上はアガリがあると思いますね。※参照記事・踏み込みの強さの話と最新Mリーガーランキング相手がテンパイかどうか不明打点も不明な状況ならば、強気に選択して良いと思います。ここは打で強く踏み込む、せめて打としましょう。ん-・・ 本当に打で良いですか?あなたの構想に、もっと不要な牌があるのではないでしょうか?が構想外、戦力外通告しましょう。チャンタもドラも同じ1翻。すべては狙えませんので一番安そうな構想を見切
  • 【Mリーグ】アガリやすさを求める選択

    2021-03-15 12:30  
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    新作動画をアップしました!今回は主に手組の話です。再生数が少なくても高評価数が多ければ、今後も継続してやっていこうと思います。ご意見、ご感想があれば教えて下さい!何を切りますか? 一見簡単に見える選択でも自分自身で決めごとを作ってしまい、あえて難しくする人もいます。白鳥プロの選択はでした。が2枚見えで、もう1枚打たれると厳しくなりそう。の縦引きも若干狙えそう。ということでアガリやすさを重視しましたね。麻雀にプレイスタイルは不要雀魂履歴書にも書きましたがプレイスタイルに拘るのは止めたほうが良いと思います。 
  • 【Mリーグ】続・感覚派の話

    2021-03-14 12:00  
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    Mリーグピックアップに寄せられた質問です。佐々木プロがここからを打ったシーンについて。この牌姿ならこの形でもう十分と判断したのでしょう。おそらく次のピンズからは仕掛けるような気がします。ちなみに僕は切りますよ。佐々木プロがを切ったシーンおそらくペンが良さそうに見えたのでしょう。待ちになった時に、少しでも出アガリ確率を高めるためを先に河に置いたという感じなのだと思います。ちなみに僕は切りたいです。不確かな場況よりも、確かなタンヤオを優先します。迷いを断ち切るのが佐々木流佐々木プロは形を決めるのもオリを判断するのも、何事も決断が早いですね。そういった選択が淡白に見えたり雑に見えたりすることだってあると思います。細かいことをいっぱい考えているような人が成績不振だったりするのをみると麻雀の本質とズレていないことが大事なのではないか本質とズレているところで悩むのは意味が無いことなのではないかという気
  • 【Mリーグ】条件戦という制約の話

    2021-03-13 12:00  
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    セガサミーフェニックス・魚谷侑未の場合残り2戦、ほぼ連続トップ条件の第1戦目。東1局魚谷プロは、東家石橋プロのリーチを受けてこの手牌。普段なら絶対に押さないのに――深い巡目、イーシャンテンから無筋のを勝負する。まだ先は長く、勝負を後回しにしてもおかしくないところだ。連続トップ条件は簡単ではない。そんなことはわかっている。重々承知の上だからこそ、この細い糸の上も渡ろうとしたのだと思う。結果はで最悪の放銃。しかし数々のタイトル戦を条件戦を制してきた、彼女の経験を否定することはできやしないだろう。2020Mリーグ、セガサミーフェニックスは8位で終了。魚谷プロ、近藤プロ、茅森プロ、和久津プロ、本当にお疲れさまでした。U-NEXTパイレーツ・小林剛の場合最終半荘の南2局、僅差のトップ目で迎えた小林プロ選択。普段なら絶対に鳴いているのに――1000点でもアガれば連対率はグンと上がりラス率も下がる局面。
  • 【Mリーグ】感覚派の話

    2021-03-12 12:00  
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    東1局東家、上家の3巡目リーチを受けてこの手牌。絶対に負けられない戦いだとして、みなさんは何を切りますか?普段なら絶対に押さないのに――黒沢プロのアンサーは打でした。感覚派のプレイヤーは時として大ファインプレーを起こすまだ巡目も早く、まだ通っている無筋も少ない。とはいえこの牌姿から・・・ 誰がを押せるものだろうか?ラス目のオーラス親番だったら、あなたも押すでしょう?た、確かにそうかも・・・(本人談ではありません)つまり黒沢プロにとっては、東1局の親番が既に背水の陣だったということだったのかもしれません。この後の、は押す人がいても驚きません今期園田プロのBEST配牌、3面張リーチをかわして単騎待ちを即ツモ。超価値のある1600オールのアガリとなりました。感覚派のプレイヤーは時として大ファインプレーを起こすとても真似できないプレイですよね。放銃=敗退濃厚 の可能性が高いこの状況下で自分の感覚を信じて、このようなプレイができるのは凄すぎます。感覚派のプレイヤーは時として大ファインプレーを起こすといえばもう1人、前原プロは南3局3巡目に親リーチを受けて1枚切り番でした。形は割と整っている。うまくいけば高打点も見込めるこの手牌から――