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門前構想と副露構想、あるいはMIX構想
2021-06-20 15:0050ptドラ3のチャンス手、ここから何を切るか?と考えるのではなく、どういう構想を描くかで打牌は変わります。打は門前構想と副露構想のMIX副露構想に振り切ってしまうなら打が良いでしょう。瞬間のロスだけではなく、将来のロスを考えるMIX構想が悪いわけではありませんが最初から方針を決めた方が良いケースもあります。たとえば――ドラ3なら仕掛けてでもアガリたいので副露構想ドラ2なら門前と副露、どちらも見たいのでMIX構想ドラ1なら仕掛けを意識しないので門前構想というようにです。MIX構想は頻繁に使うものですが目的がはっきりしている局面なら、なるべく早く決めたいものです。 ドラ南場でこの牌姿なら門前構想を早々に諦めて打が良いでしょう。しかしオーラス1300-2600条件だとしたら―― ツモと来た時にピンフドラ1ターツ不足でやがロスになってしまいます。目的がはっきりしているからこそ両天秤のMIX構想になること -
本日休載
2021-06-19 12:002今週は仕事を辞めてから初めてであろう週5回外出今日は風林火山オーディションの3日目(全4日)です。ボーダーが高騰しているので8半荘中最低5トップは必要そうですが・・・・最善を尽くしてきます!本日の記事はお休みさせていたが来ます。申し訳ございません。 -
関連牌を見極める
2021-06-18 12:0050pt※13位以下は前節敗退済最高位戦classicは1組予選全日程を終了。無事本戦に進出することができました~。対面のリーチ宣言牌はですあのが手牌の関連牌かどうか予想してみてください。A・そんなのわからないよ・・・・というのが正解です。あれだけの情報ならばが手牌に全く関係のない孤立牌だったかもしれないですよね。宣言牌の筋は危険 というじゃないですかテンパイ効率MAXで構えると、宣言牌が待ち牌に関連することが多くなります。例えば対面のリーチ、を先に切っていますね。単純なカンチャン落としなら、孤立のは残さないことが多いです。それでも安全牌よりを引っ張ったということは――が手牌の関連牌であることが多く宣言牌の筋は危険ということになるでしょう。同様に1度切ったをリーチ宣言牌まで引っ張ったケースです。こちらのケースも宣言牌の筋は危険ということになりますね。これは昨日の最高位戦classicでの実戦譜です -
ドラが1枚あるだけで構想は変わる
2021-06-17 12:0050pt役牌トイツですが、ここから何を切りますか?(牌図A)この場合は数牌から打ち出しそうですね。門前テンパイは厳しそう、役牌ポンもしにくい牌姿です。鳴きたくないのならチートイツ鳴くなら打点の見込めそうな2翻役(チャンタはNG)国士無双なども視野にいれるのではないでしょうか?アガリ率10%程度の安手を狙うならアガリ率を少し落としてでも大物手を狙ってみようアガリ率20%の手牌をアガリ率10%に落とすのは微妙ですがどうせアガリにくい手牌なら狙ってみましょうよ!という話です。ではもう一度行きましょう。全く同じ牌姿ですが、ドラが変わっていますね。この場合は素直に字牌から打ち出しそうです。ドラが孤立の時はドラが重なった時に備えた手役を役牌のトイツもありますが(牌図A)の時は狙わなかった、チャンタも視野に入れたいですね。ドラがトイツならば、赤引きや両面ターツができてもうれしいはずです。やる気があるなら、ドラ単 -
多数派の選択を外す
2021-06-16 13:0050ptチーこのようなチンイツをテンパイしていたとしましょう。上家から出たはチーして両面待ちに受けかえるのが一般的です。リアル麻雀では待ち替えが見破られないように上のように理牌を並べ替えておくのが常識とされています。 チー偶々なのか、それとも意図してやったのかわからないが完全理牌のまま、崩さずにいたプレイヤーがをチーしました。当然左から2番目の、左から5番目のをつまみます。待ち替えバレそうだなー・・・と思って見ていたのですが――案外あっさりとは出ました。対局後、放銃したプレイヤーが冗談交じりに――「おいおい、三味線かよ(笑) 」と言ったのです。この意味わかりますか?そうです。普通待ち替えなら――このように理牌しているだろ? ってことです。なるほど多数派の選択を敢えて外すことによって予想が外れたということですね。最近は読みの研究が進化するにつれてミスリードさせるような選択も増えてきたような気がしま -
変化する人、しない人
2021-06-15 12:0050pt東川さん(仮名)は、ほぼ勝負に影響しないであろう、序盤の端牌の切り順にも厳しく言及するようなタイプでした。キレイ好き、潔癖、きっと財布の中のお札の向きなども気になって仕方ないような、そんな性格が麻雀にも現れていたような気がします。 以前から麻雀は強かった。おそらくホームの雀荘では圧倒的な勝ち組なのでしょう。それゆえ自分の考え方にも相当自信を持っていて、他人の意見を聞き入れたり、打ち方を変えることなど無さそうだと思っていました。 先日久々に東川さんと同卓した時のこと。東川さんはラス目の親番、とをポンしてピンズの染め模様。僕は捨て牌にマンズを1枚余らせたホンイツのイーシャンテン。もう1人、南家の仕掛けは中張牌を2つ仕掛けているタンヤオ風といったような場況でした。10巡目、3者共に煮詰まっているような状況で、東川さんはをアンカンしました。僕は持ってきた初牌ので――完全に撤退、タンヤオ風の南家も初 -
ノータイム厨になるな!
2021-06-14 12:0050pt下家の仕掛けは チー 打 でした。が危険やな頻出のパターンを知識として蓄積する。ちょっと読めるようになるとこれくらいはわかると思います。しかし頻出のパターンだけを頭に思い浮かべ、ノータイム厨になっていませんか? ノータイムはカッコいい?そういう美学もあるかもしれませんが、見方を変えれば1つのパターンしか思いつかない、穴のある読み方ともいえましょう。 チー 打※は雀頭当然チー出しのまたぎ筋は、危険となるケースが多いです。 チー 打 チー 打※は雀頭カンチャン待ちやシャンポン待ち、これも頻出のケースですね。 チー 打※は未完成ターツそれらに比べると圧倒的に少ないですがが雀頭のケースも チー 打もしかしたら雀頭が無いケースもあるかもしれませんね。 チー 打そして意外と多いのが愚形フォローのケースです。上の牌姿だとマンズのカンチャン部分を縦に引いてソーズの両面変化を狙ったケースです -
リーグ戦に挑む心構え
2021-06-13 12:0050pt本日は雀王戦A2リーグ第3節(全10節)です。コツコツ負債を返済していこうと思います!今日の記事は「リーグ戦に挑む心構え」絶対に舐めプをすることがないよう、自分に言い聞かせていることです。もしかしたら昔、どこかに1度書いたことがある記事かもしれません。みなさんは麻雀の対局番組をよくご覧になりますか? 最近は麻雀を打つよりも麻雀の対局番組を見ている時間の方が圧倒的に長く、ひとたび番組に見入ってしまうと、あっという間に3~4時間が過ぎてしまうこともザラにあります。困ったことに毎日何かしらの対局番組が放映されているので、ネットを開けばついつい仕事をするのも忘れ、気づいたら1日が終わっていた・・・なんてことも。 個人的には「この半荘でトップ獲ったほうが勝ち!」のような短期決戦の方が見応えがあって面白いのですが、リーグ戦形式の対局も、プレイヤー各々のゲームプランが垣間見えてまた違った面白さがあります -
特南の歩き方 牌譜添削version
2021-06-12 14:3050pt今回の牌譜添削はUさんです。トップ目で迎えたオーラスです。ラス目の親からリーチを受けて、無筋のを引かされましたがどうしますか?これはかなり勝負すると思います。最大の押し有利要素は、アガリトップで好形テンパイということ、この件は説明不要だと思います。自分 35300下家 31400上家 26400親親 05900点数状況もだいぶ味方しています。相当酷いことが無い限り放銃してしまったとしてもラスに転落することは無さそうです。マンガン放銃即ラス転落のような点数状況ではオリますし2着目と点差が離れている場合は大事を取ってオリても良いでしょう。ラス目のリーチ、好形テンパイは押し要素ですが――これは迂回しますね。まだ東1局道中はそれほどアガリの価値が高いわけではなくしかも「放銃即ラス落ち」のリスクも高い点差です。対面をケアしたのかもしれませんがを打った方が良いですね。下家リーチに対して、現物待ちをダマ -
新八段坂奮闘記3 vol.29
2021-06-11 12:0050pt
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