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【Mリーグ】意地悪おじさん
2021-05-03 16:30110pt今日の記事では多井プロを取り上げます。Mリーグセミファイナル最終戦、熱かったですね~。意地悪は麻雀の誉め言葉他人の嫌がることをする = 失点が減る可能性が上がるということですから、麻雀において「意地悪」であることは大事な要素の一つです。東1局、ドラはです。みなさんは何を切りますか?別に悩むほどの牌姿ではなさそうですね。多井プロの選択は――そう、ですね。 ん?・・・ え?世の中にこのを切る人が何人いるでしょうか? おそらく1人もいないでしょう。多井プロも普段は切らないと思います。多井プロはアガリにくいマンガン、ハネマンよりも少し打点を落としても3900、5200クラスの手を狙う傾向があります。あの配牌だとトイトイ赤1、7700クラスが狙えますのでドラのよりもを重ねた方が、鳴きやすいしアガリやすいと判断したのでしょうね。※麻雀ウオッチよりMリーガーの打牌選択傾向Mリーガーは打点重視の傾向がかな -
【Mリーグ】積極的にリスク負うことは、未来のリスクを最小限にする
2021-05-02 12:00110ptMリーグ2020はレギュラーシーズンセミファイナルシーズンを終了。5月10日からスタートのファイナルシーズンを残すのみとなった。毎年セミファイナル、ファイナル進出争いが盛り上がっている個人的には微妙かも・・・と思っていた3ステージ分割制。ふたを開けてみれば、大いに盛り上がっている(ような気がする)各ステージ毎に起こるサバイバル+ヒューマンドラマを組み合わせた演出に、視聴者は応援のボルテージを上げていく。このブロマガで何度も取り上げてきた羽生氏の名言。何十年とプロリーグ戦やタイトル戦でサバイバル的な競技麻雀を経験している麻雀プロなら――リスクは避けるものではなく負うものだということは、その身をもって知っているはずだろう。前回の動画で取り上げた滝沢プロ。1局目は、彼本来の読みを重視した押し引きを披露。そして2局目、親リーチに対しての選択はまるで別の人格が宿ったかのような押し引きだった。しかしこ -
【Mリーグ】滝沢プロの躍進!
2021-04-28 13:00110pt好配牌に恵まれた滝沢プロ、このイーシャンテンから――打とする。を残してソーズ引きテンパイが全て即リーチならわかるが、おそらく引き以外はテンパイに取らないだろう。対して打なら、引きの両面テンパイ以外にもマンズ引き打から、赤2使いとチンイツの天秤にも受けることができる。明確に打のほうが優秀に見えるが結果は引きからのツモアガリで最高のスタート。次局は瀬戸熊プロのリーチを受けてチートイツテンパイ。3巡前に打たれたに声がかかっていない。絶好の待ちに見えるが――保留した。滝沢プロらしいといえばらしい選択。無筋のを引くと――をプッシュ! これは1粒で2度おいしい作戦。が通れば筋のも通しやすくテンパイ維持率が上がるし、瞬間の出アガリ率が増すイーシャンテン時もそうだけど1筋勝負と2筋勝負では負荷がかなり違ってくる。おそらく滝沢プロは、他の無筋だったらを勝負せずに、オリたのではないだろうか?チンイツのイーシャ -
【Mリーグ】手組について考える
2021-04-27 14:30110pt4月26日Mリーグ第一試合、第二試合より渋谷ABEMAS・松本プロの場合おそらくの3枚切れを見て打としているが現状タンヤオブロック不足、素直にを切るのが良さそう。松本プロは若干見切りが早いような気がする良くも悪くもチームメイトや他のMリーガーの打ち筋に感化されているのだろうけど松よ、昔はそんなことはなかっただろう?トップ目で迎えた南3局、局消化が大事な局面。3巡目ペンチャンテンパイ取らずからのツモ切り。コネ癖がついているのではないか? これは景色的にもフリテンのテンパイに受けそう。もっとストレートに手を組んだほうが良い気がします。EX風林火山・勝又プロの場合コネ癖といえば勝又プロもそう。この手牌で打のテンパイ外しとしています。先制リーチのメリットを軽視しているかあるいはデメリットを大きく見積もりすぎているかMリーガー全体にある傾向ですね。打点アップがあまり見込めないなら即リーチで良さそうで -
【Mリーグ】古の戦略は有効なのか?
2021-04-24 12:00110ptトップ目で迎えた南2局ライバル2着目の親番で、多井プロはここから――打とする。率直な感想を述べるとキモイ選択だ。(牌図A)この後を重ねて、役牌バックで親流しに成功するのだが――古の戦略には発動条件があるこの局面は親以外のアガリは歓迎の局面です。つまりこの場合園田プロ、佐々木プロがアガリに向かっていることが第一条件です。第二条件は字牌が安い場であることです。ホンイツや国士無双チートイツを狙っている輩が複数いる場合は有効な戦略とはいえないでしょう。もちろん多井プロは、条件を満たしていると判断してを打ち出していると思います。多井プロの選択を真似していつ何時でもこのような選択をしていたら痛い目に合うに違いありません。トップ目で迎えたオーラス。多井プロの選択は――実にキモイ(牌図B)縦引の手役1本に絞ればが正着だがタンヤオ、忘れないで・・・ と、麻雀界の妖精が語り掛けてきそう。をポンしてイーシャンテ -
【Mリーグ】一か八かという選択放棄
2021-04-23 12:00110pt箱下で迎えたオーラス、堀プロは3列目にテンパイする。3着の親とは6300点差1000ー2000、5200出アガリでは届かない。待ちがあまり良くない上に、逆転条件は裏ドラ縛り加えてテンパイ打牌は、佐々木プロに対してそこそこの危険牌だ。堀プロの選択はテンパイ外し。いや、外したというよりも完全撤退に近い選択だ。 諦めたのかYO! 放銃したら素点損だから?どちらも違う。諦めてないからこそ撤退したのだ。この時の親はTEAM雷電の萩原プロだ。萩原プロの性格上、雷電のポイント状況を考慮すると――親の萩原さんはもトイツ落としだったし、さすがにイーシャンテン以上だろう萩原さんが3着で良しとするわけがないよね直前のは1枚切れだけど、やる気を感じるツモ切り方だったしそう、堀プロが諦めたのはこの局の逆転だけでこの半荘を決して諦めたわけではないのだ。難しい条件を満たして逆転するよりも親の萩原プロの連荘、あるいは放 -
【Mリーグ】選手の重圧
2021-04-22 12:00110pt2016年、麻雀プロ団体日本一決定戦 というイベントがあった。最終日、最終半荘の出来事ほぼ優勝はプロ連盟で決まりといった状況だった。すいません――プロ連盟の大将、勝又プロが何度も牌をポロリと溢す。実はこの試合直前まで、勝又プロは体調不良で入院していたのだ。まだ本調子ではないのかな―― と心配になるほどだった。実際にその場に座ってみないと実際にその人の立場になってみないとかかる重圧はわからない。見た目だけで勝手に「冷静沈着な人」だと決めつけていたが勝って当然―― 勝又プロにとっては相当なプレッシャーだったのだろう。プレッシャーは指先や所作に現れる二階堂亜樹プロといえば若いころから何度も大舞台を経験してきたプレイヤーだ。 -
【Mリーグ】滝寿の選択
2021-04-20 12:00110pt -
【Mリーグ】VSドラポンの選択
2021-04-18 12:00110pt本日はプロ連盟主催の麻雀マスターズ予選に行ってきます。なんか今週は珍しく予定が多いんですけど・・・・松本プロがテンパイを入れていたところ親の丸山プロにドラポンが入ります。ポン出しですね。掴んだで即オリ。巡目も深くなってきたし待ちも良いとはいえない。無理する点数状況でもないと判断したのでしょう。の放銃確率は?丸山プロはドラポン後全てツモ切り堀プロも丸山プロに鳴かれそうな牌は一切打っていません。もしも丸山プロがテンパイだとしても黒髭危機一発理論的に放銃確率はかなり低いですしポン出しが、そのまえにを切っていますね。もしも周りが雀頭でポンテンの形ならば――ここから打・・・ちょっと考えにくいですよね。門前リーチを狙ってよりも先にを切っていそうです。が関連牌なのは間違いありません。打でイーシャンテン、周りが雀頭でポンテンだとしたら このようなケースではないでしょうか?よって今回のケースでは、ポンテンだ -
【Mリーグ】日向プロの実戦譜に学ぶ読みの技術
2021-04-17 12:00110pt今日は18時から皓王戦予選に出場する予定です。※連続5戦の最大合計得点形式、打荘数に上限なし (時間内に何回でも打て、その中の連続5戦の最高ポイントを採用)わざ飛び戦略もありかなーと思ってたんだけど飛び無しだったね。普通に5半荘打ってき思います。親の佐々木プロがをポンしてドラのを打ってきたシーン道中にターツ落としは入っていません(ほぼツモ切り)でしたが親権維持したいとはいえこのド終盤に初牌のドラですから、ほぼテンパイと見るべきでしょうね。ツモ切りを挟んでの手出しです。ほぼテンパイから手出しということは・・・・さて、ここで問題です。日向プロはをチーしてテンパイが取れます。打ち出す牌は無筋のですがこのを通しても良いと判断する要素を示してください。今回の問題では、点数状況は一切関係ありません。みなさんも、ちょっと読んでみて下さい。
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