黒澤明全作品ロケ地探訪記録一覧【映画の歩き方】
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黒澤明全作品ロケ地探訪記録一覧【映画の歩き方】

2020-04-04 07:26
    ※少しずつ更新中
    世界に名を残す黒澤明監督作品。

    その、だいたい全作品のロケ地を訪れてやろう!という無謀な企画を実施中。
    じわじわと頑張り、現在30作品中、25作品掲載(数え方によっては23作品)。

    更新履歴
    2/7: どですかでん追加
    2/8: 赤ひげ追加、続姿三四郎追加
    2/9 天国と地獄、八月の狂詩曲追加
    2/11 影武者追加
    2/12 一番美しく追加
    2/13 隠し砦の三悪人追加
    2/15 どですかでん 2箇所目追加
    2/16 わが青春に悔いなし追加
    2/18 羅生門追加
    2/19 映画の説明文を追加(100年後の学生に薦める映画 2112本)より
    2/20 影武者2箇所目追加
    2/23 夢追加 全体的に少しずつ住所を追加
    2/24 乱追加 姿三四郎2箇所目追加 七人の侍加筆
    3/1 羅生門2箇所目追加
    3/2 影武者3箇所目追加
    3/3 八月の狂詩曲2箇所目追加
    3/4 夢2箇所目追加
    3/5 用心棒 第二弾追加、どですかでん 第三弾追加
    3/6 姿三四郎大幅追加 わが青春に悔いなし大幅追加 まあだだよ追加天国と地獄 2箇所目 影武第四弾追加
    3/7 天国と地獄、影武者追加
    3/8 生きものの記録追加、羅生門大幅追加
    3/9 野良犬、わが青春に悔いなし、八月の狂詩、隠し砦の三悪人 追加
    3/10 天国と地獄 追加
    3/11 デルス・ウザーラ ちょっとズルい追加
    3/12 夢 天国と地獄 追加
    3/14 わが青春に悔いなし アイキャッチ画像更新
    3/15 素晴らしき日曜日
    3/16 生きる
    3/17 夢
    3/21 悪い奴ほどよく眠る
    3/24 素晴らしき日曜日
    4/4 素晴らしき日曜日


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    ルール:
    twitter若しくはブロマガで紹介したら、一覧に載せます。少しずつ更新となると思うので、都度覗きなおしてください



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    映画のき方®
    黒澤明全作品 全作品ロケ地探訪一覧
    KIYASUWALKER
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    8割ほど探訪済みですが、半年くらいかけてじっくり更新します。たまに覗きにきてください。早く知りたい方はtwitter参照。

    1.姿三四郎(1943年・東宝、1時間19分)



    a.最初に紹介するのは、横浜浅間神社。記念すべき黒澤監督の最初の撮影地である。


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    このロケ地の名残は今も残る。神社含めてかなり変わってしまっているが、記念すべき場所である。右側の丸い手すりが当時のもの。

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    筆者は映画を再現して、あえて階段に傘を置くなどして、ファンでなければワケがわからない遊びをしました。


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    深掘りすると、黒澤明の自伝、『蝦蟇の油』にはこうある。
    それは、横浜のロケーションであったが、その最初のカット、神社の長い石段を三四郎(略)が登って来るカットが私の監督としての第一歩であった。(中略)やはり自分の始めての映画となると、特別に緊張するものらしい(漢字も原文ママ)

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    この神社で祈る場面を現代の神社で再現sるとこう。

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    視線を再現する。

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    祈る場面で、娘役の轟多起子さんに、黒澤監督に話したことも楽しい。監督のその後の快進撃にも繋がるようだ。
    「ついでに、この映画が、いい映画になりますように、と拝んでください」

    幼稚園の脇に脇に階段ががある

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    b.次に紹介するのは、主にエヴァコラボのローソンがある仙石原。

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    ここが終盤の決戦の地。
    大扇風機で良い場面が撮れず、会社に交渉して三日間という条件で撮影した場所である。

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    この場所は複数の関係者の証言にはあるものの、ちゃんと背景の整合性が取れた検証ができていなかったので、カットごとに確認しました。折角なら秋のススキの季節に行くのが良いだろう。

    映画に似せて撮影してみましたf:id:kiyasu:20200306002559j:plain

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    c.この他に、名古屋の半田のロケ地があり、こちらは行ってみると、作品の解説パネルがありました。ミツカンミュージアムあたりで、それなりにロケ地の雰囲気を味わうことができる。筆者が訪れたのが夜だったので、ここでは建物にあったミツカンのマークを載せておきます。

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    冒頭にも紹介しましたが、この作品のロケ地探訪のヒントは、監督自身も感慨深かったのか、自伝『蝦蟇の油』にも詳しい。おすすめです。

    ▼Amazonリンクはこちら


    仙石原 〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原 www.town.hakone.kanagawa.jp
    浅間神社 〒220-0072 神奈川県横浜市西区浅間町1丁目19−10
    半田運河 〒475-0815 愛知県半田市新栄町 (ミツカンミュージアムあたり

    2.一番美しく(1944年・東宝、1時間25分)



    ニコンの跡地は微妙なので、戸塚大踏切をチョイス。
    日中なら山の形などを確認したくなりますね。

    東海道 旧戸塚大踏切
    〒244-0817 神奈川県横浜市戸塚区吉田町(戸塚駅です


    工場は、おそらく(株)ニコン 横浜製作所 である。

    3.続姿三四郎(1945年・東宝、1時間23分)



    映画のトップシーンに出てくる坂道は、横浜のはずなのだが、ホテルオークラとアメリカ大使館の間の道。本編でアメリカ領事館の通訳が出てくるのと合わせているのだろうか?
    霊南坂: 〒105-0001 東京都港区虎ノ門2丁目10あたり(アメリカ大使館脇

    4.虎の尾を踏む男たち
    (1945年・東宝、58分)
    歌舞伎の『勧進帳』と能の『安宅』を基にした時代劇。歌舞伎の『勧進帳』は筆者は何度か鑑賞する機会に恵まれているのだが、この『虎の尾を踏む男達』は歌舞伎のものより勝る部分があったと思う。道化役の榎本健一(エノケン)の立ち位置が面白い。黒澤作品ではときたま道化役が登場するが、本作が一番「必要」という感じがする。エノケンについてはいつか詳しく書きたい。私は浅草オペラのファンでもあるのです。


    東宝撮影所の裏手の林で撮影したらしい。関所の場面のみセットだった。物資不足により一気にこのような制約のもと作成したエピソードは、黒澤監督自身が語っている。当時は「御料林(宮内庁所有地)と呼ばれた、東宝(砧撮影所)の裏手。
    〒157-8561 東京都世田谷区成城1丁目4−1 にある東宝スタジオと、東京都市大学付属中学校・高等学校の間の道?成城六間通り?

    5.わが青春に悔いなし
    (1946年・東宝、1時間50分)


    滝川事件とゾルゲ事件が元になっている作品。京都が舞台であり、家は「駒井家住宅」が外観で使われている。

    ▼twitterでは「わが」を「我が」と書いてしまっていますね。失礼しました。
    以下、映画に合わせて撮影
    門や窓、庭に続くテラスが映画では映っている。まだ門を出た道も映画と同様だ。

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    筆者は必死に見比べてみたが、内部の階段などは似ているようで違う。

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    デモの場面は、京都大学の門。さらには早稲田大学や、東京大学もある。

    ▼京大の南側の正門。学生たちが出て行く(出て行った先はどうするのだろう。。)。
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    ▼東京大学の方は、竹久夢二美術館の近くの門である。

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    早稲田大学はこちら。

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    駒井家住宅: 〒606-8256 京都府京都市左京区北白川伊織町64
    www.national-trust.or.jp
    京都大学正門:東一条通りに面した京都大学の門
    東京大学:竹久夢二美術館の近くの門
    早稲田大学

    6.素晴らしき日曜日(1947年・東宝、1時間48分)



    こちらは、上野駅前のロケ地です。

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    有楽町はこちら。ゴジラ1984と同じ場所。f:id:kiyasu:20200324202510j:plain

    鉄橋の右の麓に『天国と地獄』のロケ地があります。
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    日比谷公会堂はセットであるとのこと。
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    7.酔いどれ天使(1948年・東宝、1時間38分)
    →情報なし?

    8.静かなる決闘(1949年・大映、1時間35分)

    →情報なし

    9.野良犬(1949年・東宝、2時間2分)

    野良犬 [Blu-ray]

    ブロマガで記事にしました。国道駅のくだりは無視してください
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    西郷隆盛像: 〒110-0007 東京都台東区上野公園1

    確実に撮影されたと思われる大泉学園駅。こちらの写真は映画の角度と合っていません。注意。

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    あとは、永代橋や、銀座の歩道(ヨシズ越しに太陽を撮る)。

    10.醜聞(スキャンダル)(1950年・松竹、1時間44分)
    →未撮影。だいぶ先になるはず

    11.羅生門(1950年・大映、1時間28分)
    芥川龍之介の『薮の中』を映画化したもの。同じく芥川作品である『羅生門』は舞台のみの拝借。この辺の物語がいかに出来上がったかは、橋本忍さんの著書『複眼の映像 私と黒澤明』が大変詳しい。本作は「何が真実なのかさっぱり」という物語である。当初日本では反応がイマイチであったが、ヴェネツィア国際映画祭グランプリを受賞。日本映画及び黒澤明の黄金期へと突入する。本作をけなしていた大映の永田社長が賞を受賞した後に変わり身となる話は、いろんな人から話されていて強烈。否、当時の映画の話は皆強烈である。


    ロケ地については、羅生門の森、奈良の原生林と、京都光明寺で撮影された。奈良のロケ地も歩いてみたが、正確な場所はわからず。下の光明寺の動画も少々ラフです。あくまで位置関係の把握として閲覧ください。
    京都光明寺: 〒617-0811 京都府長岡京市粟生西条 ノ内26-1 www.komyo-ji.or.jp

    京都撮影所の跡と、羅生門のヴェネチア国際映画祭金獅子賞の展示はこちら



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    12.白痴(第一部・愛と苦悩、第2部・恋と憎悪)(1951年・松竹、2時間46分)
    →行ったことはあるが未撮影。だいぶ先になるはず

    13.生きる(1952年・東宝、2時間23分)



    四月物語のロケ地探訪のつもりで訪れた際の写真なので、検証がイマイチですが、奥さんが亡くなった霊柩車回想シーンの桜並木です。長谷川町子美術館や、北野武『ソナチネ』のロケ地の近くでもあります。世田谷区桜新町深沢7・8丁目。

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    以下、ウルトラマンの聖地は黒澤明の聖地でもある街並み。
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    世田谷区桜新町深沢7・8丁目。

    14.七人の侍(1954年・東宝、3時間27分)



    ブロマガで記事にしました。記事にしたのは、静岡のロケ地です。
    前編後編があります。
    この他に、東京のスタジオ周辺で撮影もされています。





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    特大写真「七人の侍」有名なショットその2、黒澤明監督作品

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    鮎壺の滝 〒411-0943 静岡県駿東郡長泉町下土狩1052−4
    二岡神社〒412-0026 静岡県御殿場市東田中1939
    堀切のロケ地色々 〒410-2418 静岡県伊豆市堀切575 など
    東宝スタジオ 〒157-8561 東京都世田谷区成城1丁目4−1

    15.生きものの記録(1955年・東宝、1時間53分)


    有名どころとして、三船敏郎が「わしは今不安でたまらん」と電車で降りてから訴える場面。これは、都電の大塚駅のガード下をモデルとして、セットが作られている。ロケ地そのものではないそのものではないので注意。

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    線路のカーブを鑑みると、三ノ輪方面のホームの方が良さそうだ?

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    16.蜘蛛巣城(1957年・東宝、1時間50分)

    →未撮影。そのうち撮ります
    17.どん底(1957年・東宝、2時間17分)
    →ほぼセット。情報なし。

    18.隠し砦の三悪人(1958年・東宝、2時間19分)


    兵庫県の蓬莱峡。
    滝のロケ地は『八月の狂詩曲』と同じ浄蓮の滝。滝を向いて左側を三船敏郎通る。『八月の狂詩曲』は右側。
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    蓬莱峡: 〒669-1101 兵庫県西宮市塩瀬町生瀬 あたり(適当な住所が書けず)

    浄蓮の滝 〒410-3206 静岡県伊豆市湯ケ島 www.j-taki.com

    19.悪い奴ほどよく眠る(1960年・東宝、2時間31分)



    貸金庫の場面は日本橋三井住友金庫。
    金庫は撮影できないので、代わりとして、建物の外観。

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    西の隠れ家へ駆けつける場面は愛知県豊川。あとは阿蘇山

    20.用心棒(1961年・東宝、1時間50分)


    三十郎がどちらに行こうか迷った道は道はこちら。
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    棒切れを持ち、

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    歩いて行った先がこちらである。
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    これは、映画にも映っていましたね。
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    富士山が見えるのに、あえて見せない撮影
    だったと行ってみて知りました。
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    〒400-0108 山梨県甲斐市宇津谷8778 あたり


    21.椿三十郎
    (1962年・東宝、1時間36分)
    『用心棒』の続編的作品なので『用心棒』から鑑賞することをお勧めする。今敏監督を始めとして、筆者が尊敬する映画監督が「好きな映画」として取り上げることが多い作品。黒澤明監督作品の中でも、最も丁寧な完璧さが観られる作品である、というのが筆者の見方である。最後の血しぶきも有名。

    椿三十郎 [Blu-ray]

    ブロマガで記事にしました。黒澤映画の御用達。御殿場ですね。
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    22.天国と地獄(1963年・東宝、2時間23分)
    好みはともあれ、映画の教養として、観ておかなければならないレベル。黒澤明監督作品の現代劇の中で、最も人気のある作品の一つ。おそらく『生きる』との一騎打ち。役者・脚本・セット、どんな角度でも語れる作品。例えば、ただの一室の会話でも、そのカメラの使い方に筆者は感動したものである。

    ロケ地は、なぜかゴジラ編の記事でちらりと紹介しています。
    場所は有楽町で、電話の場面。勿論、神奈川のロケ地も有名で探訪済みではあるのでそのうち紹介します。

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    鎌倉の一部のロケ地は海街diary編のブロマガ記事にて。
    極楽洞(トンネル)
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    そのほかは横浜近辺となる。

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    23.赤ひげ(1965年・東宝、3時間5分)
    これを観ないまま死ぬのは勿体ないなあ、と思うのは『赤ひげ』である。黒澤監督が手がけた白黒映画の終着点。激しい闘いがあるわけではないのに(ちょっとサービスの闘いシーンはあるが)、とんでもなく濃厚。当時としてはあり得ない製作期間と、黒澤明監督自身の苦しいお金の捻出と共に生まれた、名作中の名作。筆者が発鑑賞したときは、役者の名前などちっとも判らなかったのだが、振り返れば何と豪華な役者達。また、黒澤明監督作品で最も輝いたスターのひとり、三船敏郎さんの最後の黒澤作品となった点でも、一区切りといった作品。

    清水公園: 〒278-0043 千葉県野田市清水 あたり
    24.どですかでん
    (1970年・東宝、2時間6分)

    まずは目黒のロケ地を。「プールが出来たよ」と言う場面の東京都庭園美術館。
    今置いてあるオブジェは安田侃さんの<風>という作品。
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    このほか、ディズニーランドを望む堀江町もロケ地。塀が当時の雰囲気があります。当時の少年マガジンを読むと、塀の一部はスタジオのセットで再現されている。
    東京都庭園美術館: 〒108-0071 東京都港区白金台5丁目21−9 www.teien-art-museum.ne.jp
    堀江町: 東京都江戸川区堀江町(〒134-0085 東京都江戸川区南葛西7丁目あたり?)


    25.デルス・ウザーラ(1975年・日本ヘラルド、2時間21分)


    ※ここで紹介するのはロケ地ではありません
    ロシアに行った時、せめてモスフィルムなど撮影すればよかった。。これは無理かも。。

    一応、場所はモスクワ訪問時にも把握はしていて、下の写真の中央奥の方にあります。
    右に見えるドームは、映画『ひまわり』にも登場したスタジアム。『クリード2』のスタジアムもここの設定ではないかな。

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    この左側にある林の様子がこちら。『デルス・ウザーラ』の片鱗を感じることにします。

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    この林には、廃止された駅がありまして、映画『ひまわり』のエスカレーターでもあります。折角なので掲載しますね。
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    26.影武者(1980年・東宝、2時間59分)
    カンヌ国際映画祭でグランプリなど素晴らしい実績を残すが、筆者としては、黒澤明監督は『赤ひげ』が頂点だったと思っている。なので、凄いけど、期待値を超えない印象。当初主演予定だった勝新太郎さんの降板など、IFのエピソードがいっぱい残る時点で、監督も、スタッフも、映画ファンも、「完璧な作品にはできなかった」と感じているのだろう。とはいえ、カラー作品で『七人の侍』に代表される、重厚な侍映画を、皆が望む黒澤監督らしさを、なんとか作り上げようという意思が感じられる。素晴らしいシーンは一杯あるので、黒澤監督が残した「ボーナスステージ」として筆者は楽しんでいる。



    庭が見える場所はこちら。小石川後楽園の小廬山。

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    チラリと映るお城はこちら。彦根城。

    姫路城の将軍坂が使われている場所もある。映画ではだいぶ汚して見えましたね。姫路城はこの後登場する『影武者』にも使用されている他、ものすごくたくさんの映画に使用されている。個人的に重点的に楽しんだのは『007』『フランケンシュタインの怪獣対地底怪獣』のロケ地探訪である。
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    姫路城: 〒670-0012 兵庫県姫路市本町68
    小廬山: 〒112-0004 東京都文京区後楽1丁目6
    彦根城: 〒522-0061 滋賀県彦根市金亀町1−1(カメラは〒522-0064 滋賀県彦根市本町2丁目あたり)

    27.乱(1985年・東宝=日本ヘラルド、2時間38分)



    どちらかというと九州のロケ地のエピソードが多い本作。ここで紹介するのは、姫路城で劇中では「一の城」という設定。こちらは、姫路城の「はの門」。

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    • 姫路城 -〒670-0012 兵庫県姫路市本町68
    • 熊本城 -〒860-0002 熊本県熊本市中央区本丸1−1
    • 阿蘇山 砂千里ヶ浜 - 〒869-2225 熊本県阿蘇市黒川
    28.夢(1990年・ワーナー、1時間59分)


    やはり有名な水車小屋が一番見所ではないかな?

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    寺尾聰と一緒に映る「石」が今も、ロケ地の同じ場所にあるのだが、なぜか映画と逆向きに配置されている。園の受付に問い合わせるも理由はわからなかった。広報が出払っているのでわからないという答えだったが。。。そんな質問をするのはそもそも私だけなのかもしれない。。。

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    尚、この辺りだと、安曇野ちひろ美術館に行ったり、『犬神家の一族』のロケ地もあるので一緒に回ると良いと思います。


    犬神家の一族  ブルーレイ [Blu-ray]

    日照り雨の杉並木は、富士山駅から歩いていける浅間神社。
    後述するパンフレットだと「山梨県富士吉田市5558」とあるが今は住所が変わり、「山梨県富士吉田市上吉田5558」。このあたりは、浅間神社ががいっぱいあるので注意(読み方も違う)。

    かなり広い土地で、杉は一杯あるが、
    当時を知る人に神社内でヒアリングできた。

    お手洗い前のこの細い道(左側がお手洗い)。
    当時と違って道が塗装されている。町の消防団が雨を降らして撮影したそうだ。

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    正直、子供を撮影しているとはいえ、こんなに細い木だったのか!?
    と思うが、一番木の根元が似ているのはここ(違ったら申し訳ないです)。

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    近くには映画と同じ雰囲気の植物エリアもあります。

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    桃畑の雛壇は「神奈川県横浜市緑区三保町1239」

    住所的にはここなのだが、
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    上記写真の右側に面したこの斜面がそれっぽいのだろうか。
    当時のメイキングを見れば良いのだと思いますが保留中です。

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    これらの『夢』のロケ地はご丁寧に、『映画「夢」パンフレット』に記載されている。それがwikipediaにも転記されているのでわかりやすい。筆者はパンフレットに書かれているロケ地のいくつかに行ってみたが、行ってみたが、結局水車小屋が(今の所)一番です。



    第1話「日照り雨」
    • 門:静岡県御殿場市一木塚
    • 虹:静岡県御殿場市板妻
    • 杉並木:山梨県富士吉田市5558 浅間神社
    第2話「桃畑」
    • 竹林:京都府向日市物集女町長野乙三
    • 雛段:神奈川県横浜市緑区三保町1239
    • 桃畑:山梨県東八代郡一宮町新倉
    第4話「トンネル」
    • 金時隧道:神奈川県南足柄市矢倉沢2716-2
    第5話「鴉」
    • 跳ね橋:静岡県御殿場市一木塚
    • 麦畑:北海道網走郡女満別町朝日
    第6話「赤富士」
    • 断崖:東京都三宅島三宅村坪田
    • 断崖…切り返し:東京都三宅島三宅村雄山
    • 群衆シーン:静岡県御殿場市東山
    第7話「鬼哭」
    • 合成用歩き:東京都三宅島三宅村雄山
    • タンポポ・血の池:静岡県御殿場市太郎坊
    第8話「水車のある村」
    • 水車のある村:長野県南安曇郡穂高町1692 大王わさび農場


    29.八月の狂詩曲(1991年・松竹、1時間38分)



    上のパッケージにもある滝のロケ地は『隠し砦の三悪人』と同じ、浄蓮の滝。
    長崎ではなく、静岡県の伊豆である。むしろ『伊豆の踊り子』で知られる。

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    長崎のロケ地から。
    学校に訪れて、ジャングルジムを眺める場面。
    タモリ倶楽部で歩いていたあたりですね。

    ▼映画の角度とは違います

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    生徒がいない休日なら良いだろうと、学校と街を撮影。
    ジャングルジムはない。
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    長崎平和公園 平和の泉など:
    〒852-8118 長崎県長崎市松山町9−9
    浄蓮の滝 〒410-3206 静岡県伊豆市湯ケ島 www.j-taki.com

    30.まあだだよ(1993年・東宝、2時間14分)


    こちらは休日のイベント中に撮影

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    劇中に合わせるとこんな感じ

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    視線を再現するとこんな感じである。
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    こちらの調査力には敵わないので是非この本を読みましょう。
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    映画のロケ地を中心に廻ってきた旅行について紹介する。

    大体、毎週土曜〜月曜のどこかで更新したいと思っていますが・・・。

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    これからロケ地へ行く人の何かしら有益な情報になっていただければ嬉しい。
    行かない人も、映画をテーマにした旅の雰囲気を楽しんでいただければと思う。


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