【連載3回目】映画の歩き方: チュニジア『スター・ウォーズ』編(後)
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【連載3回目】映画の歩き方: チュニジア『スター・ウォーズ』編(後)

2014-09-23 22:22
  • 12
▼第003号
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映画の歩き方®
チュニジア『スター・ウォーズ』編(後)
CONTENTS WALKER
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チュニジア、ヨルダン、イスラエル、トルコ、マレーシア、中国…
映画のロケ地を中心に廻ってきた旅行について紹介する。

これからロケ地へ行く人の、
何かしら有益な情報になっていただければ嬉しい。
行かない人も、映画をテーマにした旅の雰囲気を
楽しんでいただければと思う。


前編はこちら
中編はこちら

[参考] スターウォーズ全作品ロケ地探訪はこちら
f:id:kiyasu:20200209152916j:plain

▼今回は、こんなところを巡ります!

ルークの家 (外側 二代目)


ルークの家(内側)


アナキンの家


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【11.映画史上最高の聖地、ルークの家へ】

大砂漠を抜け、一旦町中に戻った後、
トズールを拠点にしたツアーの最後の砦である、

ルークの家(正確には、ルークの伯父さんの家なので、ラーズ家)へと向かった。

場所はネフタ
アルジェリアとの国境近くである。

ひたすら道を進む。



そしてある時点で左折。
道など整備などされていない場所へ。
この先にルークの家がある!



見えてきた


この様子は動画にしました



この旅の中で、最も興奮したのが、
このルークの家であった。


EP4、EP2、EP3に登場した
スター・ウォーズの聖地中の聖地である。


ただし正確には、

ここで訪れているのは
EP2&EP3の撮影用のものである。

EP4では、マトマタで撮影。
そして、その建物は現存しない。


つまり二代目である



折角なので内部の写真も



▼筆者にとっては凄く新鮮な角度の写真(その1)



筆者にとっては凄く新鮮な角度の写真(その2



▼これは、サンド・ピープルの?



尚、この建物は近年、ファンによって修復がされたもの
それまでは、おそろしくボロボロであった。
下記記事などを見たときは、真っ白過ぎ!と思ったのだが、
筆者が訪れたときは良い案配になっている。

http://inhabitat.com/star-wars-fans-restore-luke-skywalkers-igloo-shaped-home-in-tunisia/


修復時にファンが作った説明文



さて、折角なので、
筆者は、ルークスカイウォーカーが
夕陽を眺めるシーンを再現してみた。

家から出てきて、
このポーズをするまでの場面を検証したい。

★直筆サイン◆スターウォーズ◆STARWARS◆マーク ハミル as ルーク スカイウォーカー★Mark Hamill as Luke Skywalker

二つの夕陽とルークスカイウォーカーの図
A New Hope: The Life of Luke Skywalker (Star Wars)


スター・ウォーズで最も美しく、感傷的なシーンは、
ルーク・スカイウォーカーが、
この家から、二つの夕陽を眺める場面である。

Blu-rayのパッケージでも、この家が使われているのは、
ようするに、ライトセーバーのバトルよりも遥かに、
この場面がファンの心を捉えているからである。

彼の目線の先はどうなっているのか。


スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX (初回生産限定) [Blu-ray]


夕日は無いが、やってみた動画はこちら




ただし、この検証には問題がある。

EP4での撮影はマトマタで行われたので、
ルーク役のマーク・ハミル氏が見た視線は、このネフタ近辺のものではないのだ。

なので、これが正しい目線ではないことは注釈として載せておく…
がやらなければならない!

尚、動画のコメントで、
「あれ埋まっちゃっているのか」というコメントがあったが、
そういうことなのだ。

しかも、そもそも、
映画上、その埋まって見える内部の部分は別の場所にある。

それは、この後の旅で向かう。


ガイドさんに、何度も写真を撮ってもらった





【12.トズールの町】
そんなわけで、トズールに戻った。
「今度、スターウォーズセレブレーション トズールがあるんだ。惜しかったな。また来なよ。」と言われたが、情報としては初耳。本当か?


ホテルに戻り、二泊目となる。

以下、トズールのいくつかのスポットである。











【13.トズールを離れる。次のロケ地へ】
乗り合いバスと通常のバスを乗り継ぎます。電車はどうやら厳しかった模様。

【14.ロケ地へ向かう途中の町、ガフサ】
乗り合いタクシーでやって来た町。
バスを待つ間に昼食とする。
バスの時刻を教えてくれた、英語が喋れるビジネスマンも格好良かった。

ほぼフランス語しか通じないが、
その分、親切な人が多い。一番共感を持った町である。



▼ランチ "サンドウィッチ"



▼乗り換え先のバス停



▼さらに移動
ルーカス監督が撮影当時発狂した理由が判った気がした。
これだけ長い移動をして、予算も超過すれば、プレッシャーになるよ…




【15.乗り換えの地ガベス、そして新マトマタ、旧マトマタへ】
ガフサから、ガベスに到着。
ガベスはそれなりに、人が集まっている町である。

さらに、新マトマタ行きの、
乗り合いタクシーの場所を教えてもらい、そこへ向かう。

さらに、この新マトマタから、
ロケ地のある旧マトマタへ。

朝トズールを出発して、旧マトマタに夕方に到着した。
もともとガフサに着くくらいで時間切れも想定していたので、
悪く無いスケジュール感である。

▼西エリアから東エリアに移動した




▼旧マトマタに到着。ここが新たなロケ地だ!




【16.ルークの家の内側
ここで、遂にルークの家(ラーズ家)の内部に到着する。
こちらの方が、旅行会社のツアーに組み込まれていることが多いようである。

下記の場面で使われた
EP2: アナキンとパドメがラーズ家を訪れる
EP4: ルークがラーズ家と暮らしている

この内部の階段を登ると、
先に行った、ルークの家(外側)に出る、
というのが映画の設定だ。

元々、1作目では、外側の場面も、
このマトマタ辺りで撮影されている。

このホテル…が
ルークの家の内部だ!



ホテルを兼ねており、
見学だけなら見学料を払う。

▼ルークの家!


▼内部を動画にてUP。
もっと感動するはずだったのだが、
こちらはあっけなく思えたルークの家である。



▼アカデミーへ行きたいよ!とルークが語る食卓。
天井の模様がそのまま
EP4とEP2に登場。


▼反対側はこうなっている!(ロケ地に行くとカメラの反対側が気になる)














尚、泊まるのはちょっと微妙に感じた。
同じ料金で別のホテルの方が良い。
ホテルのぬくもりが感じられないし、寒い。



【17.交渉バトル ※長い】
ここで観光中に、ズカズカと登場したツアーガイド。
何となく、いそうな気がしておりました。

▼ガイドが持参していた"日本語"の地球の歩き方。
E08 地球の歩き方 チュニジア 2012~2013

ここからEP1で撮影されたロケ地へ行くことができるのだが、遠い。
自力で行くこともできるが、ガベスに戻らないといけなし、
バスの数も少ないことから、心細い。

一方、ガイドは日本語の「地球の歩き方」に載っているロケ地を手に、
言葉巧みにしかけてくる。手強い。

廻りには、ツアー代を割り勘できそうな他の観光客はいない。
払うにしてもそれなりの大金になってしまう。
交渉が必要だ!

筆者
自分は直接行こうと思っていた。ツアーは必要は無い」(半分嘘)

ガイド
「クレージーだ。どうやって行くか判っているのか?遠回りだぞ」

筆者
「ガベスからだろ?今日はガベスに戻って、それからバスで行くさ」

さて、
筆者はこんなこともあろうかと、
ギリギリのお金しか財布に入れていなかった。


実際はまだ隠し持っているのだが、
それは見せない。

少ない財布の金をテーブルにぶちまけた。

筆者
いいか、私はこの金しか無いんだ。あなたの言う金額は無理だ

ルーク・スカイウォーカーが
「大学に行きたい!」と訴えたテーブルの場所で、
筆者は、交渉を開始する。


▼ここで戦う



テーブルに並べたお札とコインを
二人が取りあう


ガイド
「このロケ地と、綺麗な所に、連れて行ってやる」

まずは、金を手に取るガイド。

筆者
「待て。そこにはあのロケ地が含まれていない。確か、クサール・メドニンだ。

ガイド
「メドニン!?馬鹿な。あそこは遠い。クサール・ハッダダと綺麗な景色で我慢しろ

筆者
「ダメだ。私はスター・ウォーズファンなんだ。そこに行けないなら、このツアーに意味は無い

もの凄く悩んだガイド
本当に行きたく無いらしい


ガイド
「…じゃあ、行こう。ガソリン代が二倍になるこれだけ貰うぞ

と、さっきより多めに
お金を確保するガイド。


筆者
待て。黙っていたが、それでは交渉不成立だ。
私はこの金で、
ホテル代(二泊)と、
ガベスに戻るお金と、
チュニスまで電車に乗るお金が必要なんだ。
食事代もいる。
私は日本に帰りたいんだ。」

と、とられた金をかなり多めに引き戻す

ガイド
「なんだと!…だが、確かに帰れないな。
クレジットカードは使えないの?うーん、うーん」

筆者
「なんとかしてくれ」

ガイド
「よし、マトマタのホテル代を安くするよう交渉してやる。
…あと、帰りはガベスまで連れて行ってやる
そうだ。食事もつける。サンドウィッチだ。


と、とられた金を一部引き戻す

筆者
「いや、まだ足りない。
ホテルはもう一泊ある。
チュニスはここよりホテル代が高いんだ。」


と、とられた金を引き戻す

ガイド
「わかった。チュニス行きは夜の電車に乗れ。移動中に朝になる。それで一泊分浮く。」

筆者
「ふーむ」

実際はもう数泊予定だし、お金は別にあるから、
実際にそうするとは思えないが内緒である…

ガイド
交渉成立だな?
明日の朝に集合しよう。場所は…」


と、浮いたホテル代を取ろうとする。

筆者
「…。待ってくれ。忘れていたが、
私は日本の友人達に
お土産を買わないといけないんだ。
だから、まだ金は足りない」


と、ホテルが浮いた分でとられた金を、
ほぼ引き戻す。


ガイド
「ぐううううううう。
どうしても…遠くにあるロケ地も行きたいのか


筆者
行けないなら、これまでの話は無しだ。
そういえば、お土産の人数は…1,2,3 …。」


と、さらにお金を引き戻す。

ガイド
判った。十分だ!これがベストだ!
ただし、この1チュニジアドルは譲らない。」


交渉成立である。握手した。

実際の相場は判らないが、
筆者としては、妥協点。
満足いく金額になったと思っている。
まあ、何人かで行けば割り勘で安くなるのであるが。

▼安くしてもらったホテル




ちなみに交渉を終えても一悶着あった。

実際のツアー担当者である若者がきて、
行き先が伝えられると…

ツアー担当「えええ、何でそんな遠くの場所まで行かなきゃいけないの?
交渉担当馬鹿もん!日本人はスターウォーズが好きなんだ!
ツアー担当「クレージーだ」
交渉担当「ええい、先に小遣い渡しとく!言うこと聞け!あと、明日はサンドウィッチと…」

筆者はかなり強引な要望を出したらしい。


【18.ジャワ族一杯の中、ツアー開始】
翌日



ツアー開始である。

早速だが、
スターウォーズに頻繁に登場する、ジャワ族を覚えているだろうか。
R2-D2とC-3POを砂漠で捕まえて売りさばいていた種族である。
EP5以外の全てのエピソードで登場している。

▼ジャワ族。Amazonより
Whack-A-Jawa

これが、一杯いるのである。
きっと、彼らにインスピレーションを受けたのがジャワ族に違いない。

▼ジャワ族にそっくりの皆さん。あちこちにいらっしゃる。





▼ガソリン用意


▼山越え、山越え…





ガイドが車でかける曲が新鮮であった。

【19.アナキンの奴隷地区の町並みへ】

クサール・ハッダダに到着である。
エピソード1でアナキンが生活した奴隷地区として登場。

▼入り口。ホテルとあるが…ホテルには見えなかった






具体的には、
1.ポッドレーサーが完成する場面
2.アナキンは特別とクワイ=ガン・ジンとシミ・スカイウォーカーが話す場面











尚、クサールとは穀物庫のことである。














【20.アナキンの奴隷地区の町並みへ】

場所を変えて、もう一カ所。
正式名称はクサール・メドニン。
この場所に行きたい為に、ツアーの交渉がより複雑になったのである。

スターウォーズでは
EP1で、アナキンの家の入り口(嵐のシーンを思い出してほしい)と、
母との別れの場面で使われた。












【21.おまけ
帰宅ルートの町。タタウィン。
これは惑星タトウィーンの名前の元ネタである。






まだまだ続く(チュニジア補足編、さらに次はフィラデルフィア『ロッキー』編)

KIYASUWALKER®

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他2件のコメントを表示
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初めてブロマガを見ておもしろいと思ったwww
ありがとうwww
67ヶ月前
×
>>2

>マリサーZさん
6部の森はアメリカです。
ただ、伐採前の森を使用したので、もうありません。
▼前編にもチラッとリンク載せたやつですが、判りやすいのでご参照くださいませ。
http://guides.starwarsfactfile.co.uk/travelguide/
67ヶ月前
×
>>3
くろかわさん

こちらこそ、有り難うございます!
累計20回分くらいを目標に更新予定なので、
お時間ありましたら、残りの回も楽しんでいただければー。
67ヶ月前
×
鋼メンタルだな、俺なら生還すら無理だ

>クサールとは穀物庫
腐りそうなギャグになって良い
67ヶ月前
×
スター・ウォーズが好きでこの記事を開きました
しかし、この記事のハイライトは間違いなく交渉バトルです

爆笑しました。ありがとうございます
67ヶ月前
×
スターウォーズは子供の頃から好きでしたのでとても楽しめました
乙です
67ヶ月前
×
>>7
読んでいただき、有り難うございます。
1番心が折れそうになるのは、
ボロうとしてくる人と会話するときですね…
(第二回に書いたタクシーエピソードのあたり…)
67ヶ月前
×
>>8
twitter上の感想でも交渉バトルが人気で…
正直、こんなに、この交渉バトルがウケるとは思っておりませんでした。
残りの回の参考にさせていただきます!
楽しんでいただき、有り難うございます。感謝です!
67ヶ月前
×
>>9
有り難うございます!
子供の頃から『スター・ウォーズ』好きなら、
もしかして『インディ・ジョーンズ』も好みだったりしますでしょうか?
そのうち、ジョーンズ回もあるので、お時間ありましたら、読んでいただければー。
67ヶ月前
×
>>13
残念ながら実はまだ見てないです
近いうちにみたいですね!
67ヶ月前
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